プレスリリース
オフラインデータ(スマートフォンが自ら送信するSSID)を独自開発のWi-Fiセンサーで取得し、人々の動きや属性の把握、効果測定用のサービス「Digital東京」を提供する、Oxyzen株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:松井 康至)は、SSIDのみによる詳細分析についての特許(「属性分析装置、及び属性分析プログラム」)が2022年8月4日(木)に登録されましたことを9月9日(木)に報告いたします(特許番号「特許第7117810号」)。
■Digital東京とは?
Digital東京とは、テクノロジーとサイエンスのちからにより、常に変化し続けるリアル社会をエンパワーメントするためのオフラインメディア共創プラットフォームです。小型の独自開発をしたセンサーを置くだけで気軽に周囲の人々の集団の属性や興味、行動、人数ボリューム、訪問頻度、滞在時間などを可視化することができます。(https://digitaltokyo.io/)
■Macアドレスのランダム化
Digital東京を始めとするスマートフォンが自発的に送信するWi-Fiの信号を使った各種分析サービスは、従来スマートフォンごとにユニークであったMacアドレスと呼ばれる識別子を用いていました。しかしながらさまざまな要因からApple社やGoogle社といったスマートフォンのOSを提供する各社が数年前よりそのMacアドレスを識別子としては使えないようにするいわゆる「Macアドレスのランダム化」を始めました。そのため、Macアドレスを利用した詳細分析は事実上不可能となっています。
そのような状況の下、Oxyzenでは個人を特定しない情報のみを利用した詳細分析の手法を確立し、この度の特許の登録に至りました。
(noteにも詳しく解説しています。”https://note.com/digitaltokyo/n/n521fb32aefba”)
■SSIDのみを使った詳細分析
SSID(Service Set Identifier)とはWi-Fiのアクセスポイントに付けられた名前です。最近はカフェなどに行くとフリーWi-FiのSSIDが掲示されてるのをよく目にするようになりました。このSSIDは例えば”Oxyzen_guest”のような、見れば意味のわかるSSID(この場合は「Oxyzen社オフィスのゲスト用のSSID」と考えられる)と、例えば"AP-4DC9BF"のような意味不明なSSIDに大きく2種類に分けることができます。前者は企業や店舗などが「見れば何のアクセスポイントのSSIDなのか把握できるように」名付けたSSIDであり、後者は「市販のアクセスポイントの初期値のSSIDのように名前自体に特に意味がない」SSIDです。
この意味不明なSSIDは例えば家のアクセスポイントのSSIDだったり、ポケットWi-FiのSSIDであったりしますが、それらの大半はその家の家族やごく限られた人だけでシェアされています。そしてその意味不明なSSIDの時刻的な近傍に、例えばいつも会社のSSIDが出現した場合、複数のSSIDをグループ(指紋、フィンガープリント)として捉えることでMacアドレスに代わるユニークなID("Oxyzen ID"と呼びます)を付与することができます。
■ダッシュボード事例
ダッシュボードでは10分毎、時間帯別、日次のカウント数や滞在時間、再訪問率、再訪問のインターバルなどの分析が可能で、また距離による範囲指定も可能です。
さらに属性の分析もでき、インバウンド客の回復とともに訪日客の動向などの把握や施策などにも有効です。(https://demo.digitaltokyo.io)
【Oxyzen株式会社 概要】
本 社 : 東京都港区東新橋2-12-1 PMO東新橋7F
設 立 : 2015年3月10日
資本金 : 20,625,000円
代表取締役社長CEO : 松井 康至
取締役副社長CFO : 権 太龍
取締役CTO : 森谷 武浩
URL : https://oxyzen.io/
【お問い合わせ先】
TEL:03-6370-0771
E-mail : pr (アット) oxyzen.io
コンタクトフォーム:https://oxyzen.io/#contact