プレスリリース
「NPO法人ふらいおん」の想い
「NPO法人 ふらいおん」は、教育学部に在籍する大学生が立ち上げた団体です。教育現場に赴く中で「家庭環境の差が子供の学校外での学習量の差に繋がっており、日本は先進国の中でもかなり教育格差が大きい」という事を痛感したことがきっかけで設立した背景があります。
「この現状は子供たちにとっても将来の日本にとっても極めてもったいない。成長の機会が得られていない、もっと伸びることができるはずの子供たちに対して、より多くの学習できる場所・機会を与えたい」という想いがあり、社会に多く存在する「教育課題」に対して様々な事業を展開しています。
この記事では、2022年8月現在での「NPO法人ふらいおん」の業績報告をしたいと思います。
教育学部の学生であることを活かした視点
1.先生を目指す志
→様々な教育課題に対し、それらを解決に向かわせようとする想いがあります。劣悪とされている公教育の労働環境を知った上でもなお教育学部にいるということは、教育に対する想いがそれだけ強いということです。
2.固定概念に囚われない、斬新な視点
→教育業界を俯瞰的な視点で見ることができる環境にいるので、前例に囚われず、画期的な案を出すことができます。
3.多角的な視点
一つの課題に対して画一的なアプローチをするのではなく、「学生視点」と「先生視点」の両方から問題解決に臨むことができます。
NPO法人ふらいおんの事業
1.無料塾
ふらいおんの事業で主軸となっているのが「無料塾」です。
事業の大きな目的として「教育格差の是正」がありますが、期待できる効果はそれだけではなく、多方面に利点があります。
・学校
学校以外の社会で提供される教育は「社会教育」と呼ばれており、図書館や博物館、公民館や社会教育センターなどがそれにあたります。無料塾も社会教育の一つであり、学校で行われる教育にプラスしてより強固な学習支援体制を築くことに貢献しています。
・子供・保護者
高額になりがちな民間塾や習い事は、家庭の経済状況によっては諦めざるを得ない場合も多くあります。無料塾は利用者に経済的負担を一切かけないので、分け隔てなく教育の機会を提供することができます。
・教員を目指す人
学校現場で働く教員を目指す人に講師として無料塾に関わってもらうことで、教育実践の機会を提供することができます。運営者として関わってもらう場合は経営の視点を得ることができ、他ではなかなか得られないような経験をすることができます。
・地域コミュニティ
無料塾の活動は、自治体や財団と協力することによってより安定的に継続することができるようになります。
無料塾は地域貢献事業であるため、近年希薄になりがちな地域コミュニティを活性化させるという点で貢献することができます。
2.WEBサービス開発事業
オフラインの活動だけではコンテンツを提供できる人に限りがあるため、ふらいおんではオンラインで提供できる「教育支援ツール」の開発を行い、配信を行っています。
「教育を提供する人たちの活動を豊かにする」ことを目的としており、誰でも無料で使えるコンテンツを提供します。
・社会貢献団体ポータルサイト(LIBRARY)
社会貢献を目的にしている団体どうしを繋ぎ合わせ、お互いのニーズやリソースを共有することで相乗効果を生むという目的でポータルサイトを運営しています。
・指導案検索ツール(SENSEITION)
学校教育で用いられる「学習指導案」を直観的に、わかりやすく、容易に検索することができるツールを開発しました。教育学部の学生から教育実習生、実際に現場で働く先生まで広く使えるサイトとなっています。
・ゲームで学べる英語学習アプリの開発
英語教育は高額になりがちであるという課題に対し、誰でも無料で英語を学ぶことができるゲームアプリを開発。現在アップデート中です。
実績
・全国6ヶ所(大阪・東京・兵庫)の無料塾/居場所
多くの人に教育を提供するため、様々な場所で無料塾や居場所を展開。
東京・大阪・兵庫など、全国6ヶ所で事業を実施しています。
・子どもたちの参加数延べ2000以上
一切の経済的負担なしで参加できるという部分が様々なの方の目に届き、受け入れられたという背景があり、無料塾や開催したイベントの利用数は2022年7月末時点で2000を超え、無料で質の高い教育コンテンツを提供することで教育格差是正に貢献し、多くの人に満足いただけています。
・社会貢献団体ポータルサイト(LIBRARY)の登録団体数230以上
団体同士が協力するポータルサイトである「LIBRARY」は、登録いただいている団体数が2022年7月末時点で230個を超えています。今までは教育格差などの社会問題・地域貢献を目的にする団体同士が繋がりづらかったということに加えて、社会貢献活動を行う団体が登録・協力する規模の大きいポータルサイトはありませんでした。そのため多くの団体が求めていたコンテンツを提供できたということが一つの要因で、現在は人数にして約3000人と、多くの方と繋がることができています。
・指導案検索ツール(SENSEITION)の月間閲覧者数13万以上
無料で使える新しい検索ツールである「SENSEITION」は、これまで一括での検索が困難であった「学習指導要領」をより容易に、素早く調査することができるという新しいサービスです。そのため、Twitterの「スペース」を用いて教育に関心のある方々に「SENSEITION」についてプレゼン、紹介することによって閲覧数が伸び、2022年7月末時点で13万インプレッションを突破。コンテンツが多くの人に届いていることがわかります。
リリースを見て興味を持っていただけた方へ
このように、NPO法人ふらいおんは教育課題の是正のために日々活動しております。
もしご興味を持っていただけましたら、SNSのフォローや活動の応援をよろしくお願いいたします。
Twitter:@npo_flyon
また、活動に参加したい!何かで協力したい!と思っていただけたなら、お気軽にHPよりお問い合わせください。
ふらいおん公式HP( https://official-flyon.com )
今後ともNPO法人ふらいおんをよろしくお願いします。