プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「農業用アジュバントの世界市場（2022年）」（The Business Research Company）の販売を8月5日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc1105276-agricultural-adjuvants-global-market-report.html

農業用アジュバントの市場規模は、2021年の33億8000万米ドルからCAGR8.8％で成長し、2022年に36億8000万米ドルとし、さらに2026年には53億米ドルに達すると予測されています。

農業用アジュバント市場は、害虫を駆除し農薬の反応を高めるための化学薬品や、事業体（組織、個人事業者、パートナーシップ）による農業用アジュバントの販売で構成されています。農業用アジュバントとは、農薬製品の物理化学的性質を変え、効力を向上させるために添加される水以外の物質のことで、化学肥料の活性または散布特性を変更するため、製剤や散布タンクに加える添加物です。その利点には、混合および取扱いの改善、噴霧保持、液滴の乾燥および液滴被覆の増加、除草剤のクチクラ浸透および細胞蓄積の後押し、および土壌プロファイルを通じた除草剤の溶出の低下などがあります。

農業用アジュバントには、主に活性化アジュバント、オイルアジュバント、有用性アジュバント、界面活性剤があります。活性化アジュバントは、農薬の活性を高めるために添加される化学物質で、多くの場合、吸収を促進し、葉の表面張力を低下させることによって活性を高めます。アジュバントのさまざまな製剤には、懸濁濃縮剤と乳化濃縮剤があり、穀物や穀類、油糧種子や豆類、果物や野菜などの作物に、除草剤、殺虫剤、殺菌剤などとして利用されています。2021年は、北米が最大市場となり、アジア太平洋市場は、今後最も急速に成長する地域と推測されます。

農薬の需要増が農業用アジュバント市場の成長を促進しています。農薬は、農業に使用される肥料、植物成長ホルモンなどから構成される化学製品で、農業用アジュバントとは、農薬の効果を高める補助剤のことです。世界の農薬の使用量は、2019年の200万トンから、2020年には350万トンに増加しました。農薬の需要増が農業用アジュバント市場の成長を後押ししています。

技術進歩は、農業用アジュバント市場における重要な傾向です。例えば、2020年にドイツの多国籍化学企業であるBASFは、2021年にSentris緩衝技術の発売を発表しました。Sentrisは液体の緩衝剤で、ジカンバ散布液に添加すると、溶液のpHを上昇させ安定させるとともに揮発を低下させます。また、散布システムの洗浄と衛生管理を支援することで、タンク汚染の可能性を低減することが実証されています。

【 無料サンプル 】
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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。