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プレスリリース
【2022年上半期ビジネス書人気ランキング】1位は『できる人は、「これ」しか言わない』 2003年刊行「平成で一番売れた新書」もランクイン!"非接触立ち読み"フェアを全国101店舗の未来屋書店で開催
累計会員数94万人を突破した本の要約サービス「flier」を運営する株式会社フライヤー(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 大賀康史)は、2022年上半期におけるビジネス書の人気ランキングを発表しました。
1位に輝いたのは、『できる人は、「これ」しか言わない』(大塚寿/PHP研究所)でした。短い言葉でいかに伝えたいことを伝え切るか、その極意を実践的に教えてくれる1冊。日常的にリモート会議が行われるようになった今、画面越しでも通用する「一瞬で心をつかむスキル」を求める人が多いのかもしれません。また、TOP10入りした書籍の発行年を見ると分かる通り、定評あるロングセラー本も多くランクイン。2003年に刊行され平成で一番売れた新書である『バカの壁』(養老孟司/新潮社)が5位に入っていることも特徴的な結果となりました。ロングセラー本が再注目されています。
■2022年上半期ビジネス書人気ランキングTOP10
本ランキングは、「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位付け。集計期間は、2021年12月1日〜2022年5月31日です。
1位:『できる人は、「これ」しか言わない』(大塚寿/PHP研究所/2021年発刊)
2位:『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(内藤誼人/明日香出版社/2020年発刊)
3位:『人は聞き方が9割』(永松茂久/すばる舎/2021年発刊)
4位:『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(大平信孝/かんき出版/2021年発刊)
5位:『バカの壁』(養老孟司/新潮社/2003年発刊)
6位:『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮/明日香出版社/2017年発刊)
7位:『うまくいっている人の考え方 完全版』(ジェリー・ミンチントン、弓場隆(訳)/ディスカヴァー・トゥエンティワン/2013年発刊)
8位:『大人の雑談力』(桐生稔(監修)/リベラル社/2021年発刊)
9位:『史上最高にわかりやすい説明術』(深沢真太郎/秀和システム/2021年発刊)
10位:『1分で話せ』(伊藤羊一/SBクリエイティブ/2018年発刊)
また例年通り、今年も「上半期ランキング」と連動した書店フェアを、イオングループの「未来屋書店」と組んで、全国33都道府県の計101店舗で開催します。
【フライヤー編集部のコメント】
「いつでも、どこでも働ける社会」が続くことを見越した、前向きなラインナップ
ランキングを見ていくと、2021年後半以降に発売された新刊と、それ以前の既刊本とでほぼ半々になっています。
特に、2003年に刊行され平成で一番売れた新書である『バカの壁』が5位に入っていることも特徴です。ここ数年のトレンド通り、定評あるロングセラーが再注目されています。
flierでは引き続き、若い世代に向けて既刊本を届けていくことも、しっかり意識してまいります。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に最後まで振り回された2021年でしたが、迎えた2022年、この半年間で「日常」はほとんど戻ってきています。一方で、多くの企業にとっては新しい取り組みであったテレワークやリモート会議なども、その便利さから、「日常」にしっかりと組み込まれているでしょう。「いつでも、どこでも働ける社会」がこの先も続いていくことを見越して、しっかり順応しようとしている前向きな意思を感じるラインナップでした。
第1位『できる人は、「これ」しか言わない』は、短い言葉でいかに伝えたいことを伝え切るか、その極意を教えてくれる本です。情報に溢れ、ますます忙しくなっていく現代社会では、「本当に聴くべき話なのか」をできるだけ素早く判断したいもの。リモート会議の画面越しでは特に、「一瞬で心をつかむスキル」が求められます。いままさに高まっているニーズに対してダイレクトに応えてくれる、みんなが読みたかった一冊です。
第2位『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』には、ついつい怠けがちな心を奮い立たせるノウハウがいっぱい。会社以外の場所で仕事しようにも、人の目がないとエンジンがかかるまでに時間がかかる人もいます。家では大体、面倒なことを後回しにしがちですから、仕事に影響が出たら大変ですね。この本で、前向きに自分をコントロールできるようになるはずです。
第3位の『人は聞き方が9割』は、昨年、一昨年と「一番読まれたビジネス書」(日販調べ)として大ブレイクした『人は話し方が9割』の続編です。1位の本が「伝えること」をテーマにしているなら、この本は人間関係を円滑にする「聞き上手」になるためのもの。豊かなコミュニケーションにおいて、話すことと聞くことは表裏一体です。ここで紹介されている傾聴の方法は、WEBでのやりとりにも十分に活かせます。
そのほかにも、『大人の雑談力』や『史上最高にわかりやすい説明術』といった、コミュニケーションへの関心の高さを思わせる本が注目されています。
2022年上半期 ビジネス書ランキング 1位『できる人は、「これ」しか言わない』編集担当
PHP研究所 ビジネス教養出版部 吉村健太郎さん コメント
話し方の本は星の数ほどありますが、本書の特徴は「とにかく実際の会話例を『これでもか!』というほど盛り込んだ」ことです。
何しろ著者の大塚さんは「1万人にインタビューした男」です。それに加えて今回は、月刊ビジネス誌『THE21』の読者の方々からも「実際に言った/言われた印象深い言葉」を募集しました。そのため、極めてリアルな一冊になっていると思います。
もし本書をお手に取ったらぜひ、巻末の「フレーズ集」をご覧いただきたいと思います。本の中に出てくる実際のセリフをテーマごとにまとめたもので、眺めるだけでもけっこう楽しめるはずです。
本書が話し方に悩む皆様のお役に立てることを願っております。
未来屋書店 書店フェア
「ネットとリアル書店の融合」をテーマに、書店と連携した企画です。各書籍のPOPに付けたQRコードをスマートフォンで読み取れば、通常は有料の要約文を、どなたでも無料で本に触れずに「立ち読み」ができます。本の大筋を捉えてもらうことで、来店者の興味を高め、“今出会うべき本”を選べる仕組みです。2022年7月10日(日)から各店で順次開始し、9月9日(金)まで行う予定です。
開催概要
フェア名:未来屋書店 × flier フェア
期間 :2022年7月10日(日)〜2022年9月9日(金)
営業時間:各店舗の営業時間に準ずる
実施店舗:全国33都道府県のイオングループの「未来屋書店」 計101店舗
累計会員数94万人突破、2年前の2倍強と近年急成長、法人契約も好調
ビジネス書1冊の大筋を10分で理解できる、書籍要約サービス「フライヤー」
要約は2,800冊越え、ビジネスパーソンの“スキマ時間”活用に一役
株式会社フライヤーは、本の要約サービス「flier(フライヤー)」を運営する、ITベンチャー(2013年6月設立)です。最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があり、要約した原稿にも目を通していただくことで、高品質なサービスを提供しています。
要約の文字量は4,000字ほどで、10分程度で読める工夫をしています。「flier」には、新刊(掲載書籍の8割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップ。現在2,800冊超(2022.4)を掲載しています。要約記事は自社の編集者に加えて、経験豊富な外部ライター約50人が作成します。
サービスは、出版社や書店からも好評です。要約を読み終えた人の15〜20%がアマゾンなどのECサイトへアクセスします。多くの出版社から「書籍の売り上げが上がった」「増刷になった」といった評価を得ています。
書店チェーンの「未来屋書店」(イオングループ)では、書籍のPOPに付くQRコードから、flier内の要約ページを“立ち読み”できる施策を展開し、対象書籍の売り上げを伸ばしています。この実績が評価され、大手書店と「flier棚」を設置したフェアを協業しています。
利用者は、通勤や休憩時といったスキマ時間を有効活用し、効率よくビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたい知的好奇心の旺盛なビジネスパーソンです。
最近は、社員教育の一環として法人契約する企業も増え続けています。また、AIの音声読み上げ機能や、ユーザー同士で要約から得た学びを情報交換(シェア)するSNSサービスなど、新たな施策も好調です。日本の人事部「HRアワード2021」ではプロフェッショナル部門の人材開発・育成部門で「flier法人版」が最優秀賞を受賞しました。
要約書籍の冊数増とともに、累計会員数もサービス開始から右肩上がりで、現在の同会員数は2年前の2倍強(前年比も1.5倍)と近年急拡大。法人契約社数も好調で、2年前の3倍強の増加率で急伸しています。