プレスリリース
民間宇宙旅行時代到来!ASTRAXグループメンバーが「国際宇宙会議(IAC 2022)」に向けて発表申請していた論文「宇宙旅行者のためのビデオ編集サービス」が審査を通過し発表決定!
人々の夢を宇宙で実現させる民間宇宙サービスプラットフォームを提供する宇宙ベンチャー企業株式会社ASTRAX(アストラックス、以下 ASTRAX、本社:神奈川県鎌倉市、代表:代表取締役・民間宇宙飛行士 山崎大地)は、2022年9月18日から22日にパリで開催される世界最大の宇宙業界の国際会議、第73回国際宇宙会議(IAC 2022)向けて、ASTRAXグループメンバーと共同で発表申請していた論文「宇宙旅行者のためのビデオ編集サービス」が審査を通過し、国際宇宙会議で発表をすることとなりました。
【国際宇宙会議での発表論文】
このたび日本時間2022年3月8日早朝の申請締切までに、全世界97カ国から約4800本(国際宇宙会議史上最高数)の論文が申請され、2022年4月22日までに、約2800本の論文が審査を通過したことが発表されました。
ASTRAX代表山崎大地による論文32本、ASTRAXグループのメンバーの論文64本、合計96本の論文申請を行い、そのうち30本(ASTRAX代表山崎大地の論文12本、ASTRAXグループメンバーの論文が18本)が2022年4月20日に採択されました。
採択された論文を今後順次発表してまいります。
【論文10本目】
■論文タイトル:
VIDEO EDITING SERVICES FOR SPACE TRAVELLERS
(宇宙旅行者のためのビデオ編集サービス)
■著者:三村哲史
■共著者:山崎大地(ASTRAX代表・民間宇宙飛行士)
■アブストラクト(日本語版):
商業サブオービタル飛行や民間人のみによる地球周回旅行により、宇宙飛行は、ついに、職業宇宙飛行士だけが利用できるものから、誰もが利用できるサービスに移行した。青い地球の眺めは、人生観を変えるほどの衝撃を多くの宇宙旅行者にもたらし、彼ら/彼女らの心に刻まれるだろう。その経験は、さらに、さまざまな目的にも使われるだろう。そのためには、宇宙旅行者をサポートするさまざまなサービスが必要となり、それは最新技術で建造された宇宙船と同じくらい重要である。現在の世界の主な宇宙開発事業は、ロケット、宇宙船、宇宙ステーション、ローバーなどのハードウェアの開発をターゲットとしており、それらを利用したサービスの開発をテーマとする事業は少ないと言える。宇宙関連サービスの開発が強く求められている。そうしたサービスの1つが、宇宙旅行向けに特化した動画編集サービスである。本稿では、宇宙旅行向けの動画編集サービスの可能性について論じる。このサービスは、宇宙旅行者一人一人の体験に密着したユニークな映像や画像の制作を可能とする。宇宙旅行者が記録したいものに沿った映像/画像であり、宇宙船開発会社のカメラで撮影された画一的な映像/画像とは異なるものだ。そして、長期にわたる個人的な記念として、宇宙での経験を宣伝する手段として、あるいは商業的な利用を目的としたビデオ広告として、宇宙旅行者に大きな価値をもたらすことになる。
■Abstract:
With commercial suborbital flights and all-civilian space flights to orbit, space flight has finally transi- tioned from being only available to professional astronauts to becoming a service for all. The view of the blue Earth from space may have a life-changing impact on many space tourists, and this experience will be memorialised in their minds. The experience may also be used for a wide variety of purposes. This requires various space-related services to support space tourists, which are just as important as spacecraft built with the most advanced technologies. The world’s current major space exploration projects seem to be targeting the development of hardware such as rockets, spacecraft, space stations, and rovers, with few projects focusing on the development of services using the hardware. There is a strong demand for the development of space-related services. One of the services is a specialised video editing service for space travel. This paper will discuss the possibilities of video editing services for space travel, which can produce unique images and videos closely tied to each space traveller’s experience. These will align with what space travellers want to record, unlike the standardised images taken by spacecraft development compa- nies with their onboard cameras. The images will bring significant value to space tourists as long-lasting personal memorials and a way to demonstrate their experiences in space or as video advertisements for commercial use.
今後、ASTRAXは各著者に向けて、論文発表に必要となるさまざまなサポートを行ってまいります。
また、論文の著者及び共著者、論文著者以外の国際宇宙会議(IAC 2022)参加希望者への特別ツアーも準備してまいります。ご興味のある方は、本件に関するお問合せ先までご連絡ください。
【国際宇宙会議(IAC)とは】
国際宇宙航行連盟(IAF)が主催し、年に1度、開催される、宇宙業界では世界最大の国際会議です。
2021年は、10月25日から29日の5日間の会期でモハメド・ビン・ラシッド宇宙センター(MBRSC)がホストを務め、アラブ首長国のドバイで開催されました。110カ国から5,000人以上の参加者が集まり、「Inspire, Innovate and Discover for the Benefit of Humankind(人類の利益のためのインスピレーション、革新、発見)」というテーマのもと多数のプレナリー、テクニカルセッション、スペシャルセッション、IAF GNFパネル、そして90社以上が出展する展示会が行われました。ASTRAXはその国際宇宙会議において、グループメンバーとの共同で23本の国際論文を発表しました。
今年は、2022年9月18日から22日までフランスのパリで、フランス国立宇宙研究センター(CNES)がホストを務め、「Space for @ll」をテーマに、第73回国際宇宙会議(IAC 2022)が開催される予定です。
「宇宙といえばASTRAX!」
ASTRAXは、今後も人類全体の経済圏(生活圏)を宇宙に拡大させるとともに、地球上の平和と生活環境の改善や向上を目指し、民間の力で様々な宇宙サービスを提供してまいります。
【ASTRAX会社概要】
会社名:株式会社ASTRAX
代表者:代表取締役・民間宇宙飛行士 山崎大地
所在地:神奈川県鎌倉市
URL:https://astrax.space
事業内容:民間宇宙開拓事業全般及び宇宙サービスプラットフォームの提供
【本件に関するお問い合わせ】
会社名:株式会社ASTRAX
担当者:CEO秘書・星エリカ
E-Mail:erica.hoshi@astrax.space