プレスリリース
回路保護分野におけるグローバルリーダー、Littelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は本日、日本の自動車メーカー、及び部品メーカーの要望する品質基準を満たすべく、国内における筑波工場での機能拡張に対する投資を、初回1億円の規模で実施したことを発表しました。
この投資による機能拡張、設備増強により、2030年までに電気自動車(EV)への大幅な移行を予定している、国内、及び海外(中国、欧米)の自動車メーカーのニーズに合った製品の供給が可能になります。
設備投資は大きく二つの分野に分けて実施され、最初の一つがこれまでメキシコ工場で生産、日本に輸出されてきた、ブレード・ヒューズ、及びバッテリー・ヒューズ・モジュールの国内生産です。これまでも特に日本の自動車メーカー、部品メーカー向けには、輸入後出荷前に筑波工場にて最終検査を行ってきましたが、より精密、かつタイムリーに国内メーカーの納期と品質の要望に応える為、両製品の筑波工場での部分生産、及び出荷をこの1月より開始しました。
二つ目は現在世界全15か所にあるテクニカルセンターの内、国内における唯一の拠点である筑波工場内のテクニカルセンターを拡張します。
この拡張により、輸入品に関し、解析、検査、及びお客様の声をタイムリーに反映することが可能となりました。具体的には三次元X線透過検査装置や大電流電源装置などの装置を導入すると共に、これらの装置をラボにおいて運用する検査スタッフを新たに4名、専門エンジニアスタッフを8名に倍増し対応します。
これらは全て、日本のお客様のご要望に応じ、研究開発、設計から生産までを一貫して行うカスタム製品へとつながるステップであり、リテルヒューズとしては2025年を目途に日本のお客様向けのカスタムヒューズなどの製造を開始したいと考えています。
今回の機能拡張投資に関し、Littelfuseジャパン合同会社代表、亥子 正高(いのこ・まさたか)は次のように述べています。
「「脱炭素社会」の実現に向け益々激しくなるグローバル自動車メーカーの開発競争に於いて、信頼性の高い電子部品の提供と日本でのローカルエンジニアサービスの拡大は、弊社にとって重要です。今回の我々の筑波工場での取り組みが、特に国内の自動車メーカー様、部品メーカー様等のエンドユーザー様のご期待に沿うものとなるよう、社員一丸となって努力する所存です。」
同社では今後も段階的に筑波工場における設備投資を実施し、2025年のカスタムヒューズなどの国内生産に向けて進める予定です。
筑波事業所(筑波工場)概要:
住所 : 茨城県稲敷市甘田2414
設立 : 1994年1月
敷地面積 : 37,593m2
建屋面積 : 7,475m2
製造フロア : 3,694m2
倉庫 : 962m2
品質マネージメント : IATF16949
環境マネージメント : ISO14001
【生産製品】
ポリスイッチ(PTC)
車載向け各種シリーズ(TD, Chip, Battery fuse module)
バッテリー保護用シリーズ(Disc)
民生、産業向け面実装各種シリーズ(miniSMD他)
リテルヒューズについて
Littelfuse, Inc.(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)は、持続可能でつながりのある、より安全な世界を支援する、産業技術製造会社です。全世界で15か国以上に1万7,000の従業員を擁し、革新的で信頼のおけるソリューションを設計、提供すべくお客様共連携しています。10万社以上のエンドカスタマーに製品を提供し、我々の製品は産業機械向け、輸送機械向け、電子業界向けなどの様々な市場において、どこでも、毎日使われています。弊社の詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.comをご覧ください。
本件に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
担当:宗形
TEL:03-6435-0750、FAX:03-3453-5505
E-mail:tmunakata@littelfuse.com