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プレスリリース
生産者支援を授業の教材に/廃棄茶葉からクレヨン制作/学生ならではの発想と、年間を通じた取り組みだからこそ生まれる 斬新な商品や販促提案で地域や生産者を応援/金沢星稜大学×株式会社キビィズ
守るべき技術や各地でその継承に取り組む生産者を無償で支援する株式会社キビィズ(東京都江東区)が、同活動の一環として、石川にある金沢星稜大学と、年間の授業を通じて生産者を支援する取り組みを続けている。
毎年初に、同社が支援する生産者のなかから、その年に対象となる生産者を選定し、4月の授業から生産者を交えたディスカッションを展開、直面する課題や希望を聴いた上で「自分たちができること、やってみたいこと」を学生からプレゼンし、通過した案を残りの授業を通じて実践していくという1年がかりのロングプロジェクトになる。
本取組みは今年度(21年4月〜22年3月)で3期目を迎えるが、同校では、これ以前から 当時副学長で、現在もマーケティングを教える岸本秀一教授のゼミで、地元産品を使った商品企画や、商標やパッケージを学生に提案させる等のユニークな授業を実施していたところ、3年前、株式会社キビィズが支援する石川県の会社が教材になったことをきっかけに、以降、両者での共同プロジェクトとして定例化した。
背景には、学生に座学だけでなく実際のビジネス体験をさせることで、将来のキャリア自立が芽生えるきっかけになればという岸本教授の意向と、全国各地で課題を抱えつつも懸命にものづくりに励む生産者の現状とキビィズの支援内容を実際の活動を通じて体験することで、生産者、学生の双方の将来の一助になればという同社の意向が一致したことによる。
また、長期で取り組むことで、上擦りの関係を超え、当事者として真剣な取組みが期待できることや、つくられた商品を株式会社キビィズが展開する生産者商品の販路「逸品棚」で販売することで、その後の動向も追跡できることから、ゼミの主文であるマーケティングを学ぶ題材としても継続した活用が期待できる。
今年度は廃棄茶葉から「お茶いろクレヨン」を制作し、中小生産地が抱える廃農と放置茶畑の問題を提起するなど、単なるPR提案に留まらない取組みに発展
3年目となる今年度は、滋賀県土山で卸製造茶業を営む丸安茶業を選定、今年で創業150年の歴史をもつ同社のPRを主眼にプレゼンがスタートしたが、現地視察等を通じて、銘茶の産地でありながら全国的には無名に近い土山自体の認知促進や、後継者不足から廃農による放置茶畑が増加している問題を啓蒙するための提案へと発展し、こうした廃棄茶葉を使った「お茶色クレヨン」やサウナで使われる「ヴィヒタ」の制作に着手。さらには企業広告にならないMOOK本体裁のカタログ、ガチャを使ったお茶販売などユニークな提案も同時進行で進められている。
「お茶いろクレヨン」は、資金調達以外に、同問題を広く知ってもらう観点からクラウドファウンディングを活用。募集期限は3月21日で、開始直後から多くの反響がありすでに目標金額は達成しているが、少しでも多くのひとに知ってもらい問題解決につなげるため、引き続きの支援を期待している。https://www.makuake.com/project/maruyasu2/
21年度の活動は3月の成果発表会にて終了し、翌4月から新年度の新しい授業が予定通りはじまり、次年度も新たな出会いと、才能豊かな発想に期待が集まっている。
お問い合わせは
株式会社キビィズ 企画部
03-6426-0664
HP https://www.kibis-net.com
お問い合わせフォームより
(参考)これまでの取組み実績
◎2019年度 対象生産者 日本海開発株式会社(石川県能美市)
実施内容 農家と協力して作った玄米を使った商品化
商品パッケージ制作、販促HPなどツールの制作
◎2020年度 対象生産者 三原村農業公社(高知県三原村)
実施内容 同公社が製造するゆず製品の商品企画と過疎問題解決案
商品パッケージ制作、販促HPなどツールの制作
SNSの活用提案、販路開拓、イベント提案など
◎2021年度 対象生産者 丸安茶業株式会社(滋賀県甲賀市)
実施内容 創業150年に関する広報活動、記念商品開発など
学生が編集したMOOK本調の企業PR誌作成
廃棄茶葉を使用した商品開発とその販路提案
話題性のある販促(ガチャによる茶商品の販売)