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プレスリリース
トランプ、ビル・ゲイツ、英王子、MIT…世界中の「持てる者」を富と頭脳で魅了した男は、少女たちを異様な性犯罪システムに絡めとっていた――『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』3/10発売
米国ペンクラブ賞、ヒルマン賞 他 多数受賞のシリーズ記事を再編。
現在進行形の事件を追った、衝撃のルポルタージュ!
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:鈴木幸辰)は、全米ベストセラーのルポルタージュ『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』(ジュリー・K・ブラウン著/依田光江訳)を2022年3月10日に刊行いたします。
未成年の少女たちに対する性的人身取引容疑で2019年に逮捕され、勾留中に獄中死を遂げたジェフリー・エプスタイン。トランプ、クリントンら歴代大統領、エリザベス女王の次男アンドルー王子といった政財界や社交界の大物との華麗なる人脈で知られた大富豪の裏の顔は一大スキャンダルとして世界中を駆けめぐり、2022年1月にはアンドルー王子が王室から公的地位をはく奪されるなど、事件の余波はいまなお収まっていません。
本書はそのエプスタイン事件を白日のもとに晒すきっかけとなったマイアミ・ヘラルド紙のシリーズ記事を再編したルポルタージュ。ヘラルド紙の記者ジュリー・K・ブラウンは、エプスタインがかつてフロリダ州で未成年に対する売春の斡旋・勧誘罪で起訴された際、異例の司法取引が結ばれ、2008年当時に取引をまとめた連邦検事アレクサンダー・アコスタがトランプ政権の労働長官に任命されたことを知り、調査を開始します。
巨万の富をもつ慈善家という顔の裏でエプスタインがいかに平凡な少女たちを操り、巨大なピラミッド型の買春システムを作り上げ搾取していたのか、彼が所有していたカリブ海の孤島では何が行われていたのか、そして不可解な司法取引はなぜ許されたのか――時に身の危険を感じながら真相に迫ってゆく過程は「事実は小説より奇なり」を地で行き、被害者や正義を求めた刑事たち、「持たざる者」の視点で地道な取材を続けた著者ブラウンの抑えた筆致が読む者の胸をさぶります。
ジェフリー・エプスタインが拘置所で自死した後発見された交遊録には、ただならぬ富豪・著名人がならんでいました。MITメディアラボの所長を務め、その後エプスタインから研究費への資金提供を受けたとされ辞任に追い込まれた伊藤穰一氏もその一人。また、エプスタインと親交があったことが離婚の原因とも言われているビル・ゲイツ氏は、彼と交流をもったことを後悔していると公に発言しています。
自らも少女たちへの性的虐待に関与していたとされる元交際相手のギレーヌ・マクスウェルに2021年12月有罪の評決が下されるなど、現在進行形で刑事・民事両サイドから展開をみせるこの事件を扱った書籍は本書が日本初であり、権力の腐敗に直面しながらも「真実の力」を信じ、ひたむきに闘ったローカル報道記者の執念、そして社会的弱者救済への正義を感じる真のジャーナリズム本です。
ぜひご一読いただけたら幸いです。
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https://www.amazon.co.jp/dp/4596333556
【著者紹介】ジュリー・K・ブラウン(Julie K. Brown)
マイアミ・ヘラルド紙の調査報道記者。30年のキャリアのなかで、犯罪、司法、人権問題を中心に精力的に執筆し、数々の受賞歴を誇る。エプスタイン事件を追った2018年のシリーズ記事、“Perversion of Justice(倒錯した正義)”は大きな反響を呼び、米国ペンクラブ賞、ヒルマン賞、ジョージ・ポルク賞ほかを受賞、トランプ政権の労働長官辞任や、連邦政府による再捜査のきっかけとなった。また、フロリダ州刑務所の虐待・汚職に関するシリーズ記事でも、高い評価を受けている。フィラデルフィア出身、テンプル大学卒。
【書誌情報】
ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物
ジュリー・K・ブラウン [著]
依田 光江 [訳]
判型:四六並製
価格:2640円(税込)
頁数:512ページ
ISBN978-4-596-33355-1 C0036