プレスリリース
飛騨産業株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役社長:岡田明子、以下、当社)は、デザイナー 原 研哉 氏とのコラボレーションモデル(シリーズ名:SUWARI(座り))を開発しました。
本日より開催される「第50回 国際ホテル・レストラン・ショー」にて先行展示しますので、合わせてお知らせいたします。近くにお立ち寄りの際は是非ご覧ください。
1. 「SUWARI(座り)」シリーズの概要
日本の空間に気持ちよくおさまり、あらゆる「座り」の営みを心地のいい風景に変える家具シリーズです。
国産の小径木を使った部材は、細身かつ強靱で、構成要素は必要最低限に抑えています。また、緻密に計算された座面と背面を絶妙な反りと角度に配することで、小ぶりながら安定感のある座り心地に仕上がっています。
簡潔な設計のなかに抜群の機能性を携え、和の空間の原点を目指す椅子のラインナップが完成しました。
座面と背板は、身体の起伏に沿うような三次曲面で構成され、長時間座っても疲れにくい設計。後方にわずかに反り返った座面と、第三腰椎にフィットする背板が、背骨を自然なS字カーブに保ちます。
脚下を「畳ずり」構造にすることで、4本脚の椅子に比べて、床面への負担を抑えています。重量も最小限に抑えているので、畳はもちろん、カーペットやフローリングの上でも扱いやすい設計です。
≪ 原 研哉 氏からのコメント ≫
新しい日本のツーリズムを構想するうちに、こんな家具が絶対に必要になると気づき、作らせてもらえませんかと飛騨産業にお願いをしました。靴を脱いで上がる空間の、清浄さ、繊細さ、緻密さに、来訪者にはっと目覚めてもらう、そんな椅子とテーブルです。垂直・水平の細やかなリズムに調和します。計画中のホテル、改装中の旅館に吸い付くように収まり、いい景色を作るはずです。
原 研哉 氏プロフィール:
1958年生まれ。デザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。2002年より無印良品のアートディレクター。松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTO、ヤマト運輸のVI デザインなど、活動の領域は多岐にわたる。2018年より「低空飛行」というサイトを立ち上げ、日本の風土や環境に着目する新しいデザイン領域で活動している。
2. 製品ラインナップ
※ チェア、スツール、ラウンジチェアについては、張り座仕様からもお選びいただけます。
※ 開発中につき、販売時期、価格等の詳細は、2022年春頃発表予定です。
3. 本製品の先行展示について
この「SUWARI」シリーズは、本日より開催される「第50回 国際ホテル・レストラン・ショー」にて、先行展示いたします。近くにお立ち寄りの際は、是非ご覧ください。
イベント名: 第50回 国際ホテル・レストラン・ショー
期間: 2022年2月15日(火) 〜 18日(金) 10:00 〜 17:00 (最終日は16:30まで)
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東展示棟1-6,8ホール (東京都江東区有明3-11-1)
当社ブース「5-T11」
主催:一般社団法人日本能率協会、一般社団法人日本ホテル協会、一般社団法人日本旅館協会、
一般社団法人国際観光日本レストラン協会、公益社団法人国際観光施設協会