プレスリリース
日本気圧バルク工業株式会社は、
2021年12月20日に、脂肪燃焼促進装置を搭載した新しい酸素ルームを発売いたします。
神戸大学、藤野 英己教授と、日本気圧バルク工業株式会社の共同研究により開発された
脂肪燃焼促進装置【実用新案登録第3231114号】は軽度高気圧酸素環境において
脂肪燃焼効果(ダイエット効果)を得る事ができます。
脂肪が体内で燃焼するとケトン体が合成され尿中にケトン体が検出されるようになります。
脂肪燃焼促進装置を搭載した新しい酸素ルームに60分間入室後尿中のケトン体を測定、尿中ケトン体濃度が2.6倍となりました。
脂肪燃焼が42%増加しています。
脂肪燃焼促進装置を搭載した新しい酸素ルームは、体内の脂肪燃焼を促進し
結果的にダイエット効果を期待できる製品となります。
神戸大学、藤野英己教授が脂肪燃焼促進装置をわかりやすく解説しています。
私たちの身体は解糖系とTCA回路という2つ経路でエネルギー(ATP)を作ります.
解糖系は無酸素で代謝されるのに対して,TCA回路は酸素を必要とします.
TCA回路はミトコンドリア(エネルギー工場)の中にあり,酸素を使用して,ATPを作り出します.
TCA回路でエネルギーを作り出すために使用されている栄養素が脂肪です.
すなわち,脂肪はミトコンドリア内のTCA回路で酸素を使って燃焼されてATPを作っています.
これは石油が燃焼するときには酸素が必要なのと同じで,脂肪(油)を燃焼するためには酸素が必要です.
酸素が沢山あると,石油も燃焼しやすいのと同じように,脂肪も酸素があると燃焼しやすくなります.
軽度高気圧酸素mHBOで体内に酸素を多く取り入れると,脂肪と酸素が燃焼されやすくなります.
一方,解糖系は糖(炭水化物)を使用してATPを作ります.この経路も私たちにとって大事な経路です.
例えば,脳などの神経細胞内のエネルギーであるATPは糖から作られますので,糖が枯渇すると脳が働かなくなります.すなわち,お腹が減っている状態は血液中の糖が低下している状態になり,脳が働かない状態に陥ります.それを避けるために,私たちの身体は脂肪からケトン体(糖と同じように解糖系で使用される)を作る作用も持っています.脂肪からケトン体を作りときにはアセトンが生成され,呼気から排出されます.呼気中のアセトン濃度を測定すると脂肪がどの程度分解されているかを測定できます.
そこで,12時間以上の絶食後に70分間のmHBO前後で呼気中のアセトン濃度を測定してみました,mHBOに入らないで70分間経過したときのアセトン濃度と比較して,mHBO後のアセトン濃度の増加率が高くなることがわかりました.すなわち,mHBOで脂肪分解が加速されたことになります.
以上のように,mHBOは解糖系とTCA回路という2つ経路のエネルギー産生を活発化させることになります.