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加賀FEI、Bluetooth 6.0対応 超小型Bluetooth Low Energyモジュールを開発

(@Press) 2024年10月10日(木)11時00分配信 @Press

加賀FEI株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:塚本 剛、以下 当社)は、Bluetooth 6.0に対応する世界最小のアンテナ内蔵Bluetooth Low Energyモジュール「ES4L15BA1」を開発しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/411470/LL_img_411470_1.png
「ES4L15BA1」サンプル外観

本製品は、複数のプロセッサと大容量のメモリを持ち、高い処理能力と低消費電力を実現した上で、9月に発表されたBluetooth 6.0規格に対応する超小型Bluetooth Low Energyモジュールです。アンテナを内蔵し、各種認証を取得予定のため、小型形状が求められるIoT機器、小型メディカル/ヘルスケア製品、ウェアラブル端末などの次世代ワイヤレスIoT製品の素早い製品化と市場投入が可能になります。正確な距離測定が可能になるチャネルサウンディング機能にも対応するため、信頼度の高い距離情報を必要とするアプリケーションや、位置を確認した上で解錠するなど、デバイスの距離情報によってセキュリティを高めたいアプリケーションなどにさらなる利便性を提供します。
また、PSA(注1)レベル3認証に対応したチップを搭載することで、高度なセキュリティ要求に応えるIoT機器の開発が容易になります。サイバー攻撃に備え、安全安心なネットワーク社会の実現に向けて、2025年9月の量産開始を予定しています。
今後も市場からのニーズに応え、さらなる小型化、高機能化など、ラインアップ拡充を進めてまいります。


【背景】
最近、AIや機械学習を活用し、デバイス側でデータ処理を行うエッジコンピューティングを応用したウェアラブル端末や小型ヘルスケア機器が開発されています。ペン型、めがね型等の超小型機器に内蔵可能で、かつ高い処理能力を持つ小型モジュールのニーズが高まっています。
そこで当社は、複数のプロセッサと大容量メモリが集積され、さらにIoTセキュリティ規格の中でも最高レベルのPSAレベル3認証に対応したNordic Semiconductor製nRF54L15を搭載し、当社独自の小型化技術を駆使して小型化した超小型Bluetooth Low Energyモジュール「ES4L15BA1」を開発しました。


【製品の特長】
1. 世界最小の小型形状
「ES4L15BA1」は、当社独自のシールドモールド技術を活用して、3.25×8.55×1.00mmの形状に収めました。Bluetooth 6.0に対応するアンテナ内蔵モジュールとして世界最小の形状を実現しました。

2. 高い処理能力、大容量メモリ
「ES4L15BA1」はArm Cortex-M33プロセッサ、RISC-Vコプロセッサ、1.5MB不揮発性メモリおよび256KB RAMを内蔵しています。優れた処理性能に加え、高い処理効率を実現しています。

3. アンテナ設計、認証取得が不要
内蔵アンテナを搭載しているためアンテナ設計が不要です。日本電波法、FCC(米国)、ISED(カナダ)の電波法認証を取得予定で、認証にかかる費用や工数を削減することができます。さらに、正確な距離測定が可能なチャネルサウンディング機能が利用できる、最新のBluetooth 6.0規格のBluetooth SIG認証に対応します。


【提供時期】
サンプルモジュール:2025年2月
量産開始 :2025年9月


【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


【注釈】
(注1) PSA(Platform Security Architecture) :
PSA認証はArmが主導する認証スキーム。レベル3はIoTデバイスを物理的およびソフトウェア的な攻撃から保護するための最も高いレベルの認証。


【加賀FEI株式会社サイト】
https://www.kagafei.com/jp/


プレスリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

プレスリリース提供元:@Press

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