プレスリリース
大阪市中央区南船場の昆布加工品メーカー 株式会社小倉屋山本(本社所在地:大阪市中央区南船場4丁目7番21号、代表:代表取締役社長 山本 博史、URL: http://ogurayayamamoto.co.jp/ 以下 弊社)は、9月24日(火)から大阪の主要百貨店・本店にて復刻版「佃煮真昆布生姜」を販売いたします。
作家山崎豊子先生は、今年生誕100年の記念にあたります。
命日である9月29日にさきがけて、9月24日より販売を開始。
■「佃煮真昆布生姜」誕生の経緯
山崎先生の想いを形にした「佃煮真昆布生姜」の開発は、遺作となる『約束の海』を執筆中でした。開発中の試作品を何度も食べていただき「昆布がもっと柔らかくならないの?」「もう少し甘口にしたら。」と今の時代に合わせて幅広い方々に愛される商品になるよう改良を重ねました。
原料である昆布は、北海道道南産の肉厚の真昆布にこだわりました。また、余分な調味料は一切使わず、炊きの技である「煎り炊き製法」でじっくりと二度にわたり炊き上げることで納得のいく商品を作ることができました。
そしてようやく完成した商品を山崎先生が召し上がられ「おいしいね」と仰っていただきました。
完成した商品は2014年4月に販売開始。この商品は、(新型コロナウイルスの影響を受け)2021年4月で残念ながら終売となってしまいました。
しかし、このたびの生誕100年の節目に、山崎豊子先生の昆布に対する熱い想いを馳せ「佃煮真昆布生姜」を数量限定で復刻製造をいたしました。
この機会に本格的な佃煮昆布をご賞味いただきたいと思います。
注) 煎り炊き製法とは
釜に昆布と調味液を入れ、ヘラで攪拌しながら昆布が調味液をしっかりと吸収し、液が無くなるまで炊き上げること。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/411079/LL_img_411079_1.jpg
佃煮真昆布生姜イメージ
■「小倉屋山本と山崎豊子」について
1957年に発刊され、ベストセラーとなった小説『暖簾』。モデルとなったのは小倉屋山本であり、著者は三代目山本利助の実妹、山崎豊子でした。昆布を通して描かれていたのは、一刻を惜しんで働き、懸命に暖簾を守り続けた、大阪商人の生き様そのもの。
かつて日本の商人は大阪が代表し、大阪商人は船場が代表したと言われていました。そのため、船場商人は日本を代表する商人としての誇りを持っていたと聞きます。商人ですから、一から十まで算盤づく。しかし暖簾を守るためには、採算を度外視してでも信義を貫くという心意気がありました。代表商品『えびすめ』は、そんな商人気質を持った先代の意地が生みだした逸品です。
このように暖簾には、先代より受け継がれてきた伝統が染み込んでいます。そして、暖簾は伝統として守るものではなく、今の暖簾をどう創り続けていくかが重要であると思うのです。小倉屋山本の味は、熟練した職人の手作業によってのみ生み出されます。これは私たちにとっての財産であり、絶対に守るべきもの。
私たちは職人であると共に商人です。時代に応じて、お客様に喜んで買ってもらえる商売をしなければなりません。暖簾に胡坐をかいて飽きられてしまってはおしまい。
文字通り、商(あきな)いをし続けること。いつまでもくぐっていただける暖簾を掲げ続けること。
それこそが、高級真昆布を大阪庶民の味にしてきた小倉屋山本の暖簾です。
販売店(2024年9月24日時点)
・阪急うめだ本店
・阪神梅田本店
・高島屋大阪店
・新町橋本店
・小倉屋山本オンラインショップ
■商品
「佃煮真昆布 生姜」 和紙袋入り(75g) 1,080円(税込)
■会社概要
商号 :株式会社小倉屋山本
代表者 :代表取締役社長 山本博史
所在地 :〒542-0081 大阪市中央区南船場4丁目7番21号(オーガニックビル)
設立 :1848年10月
事業内容:食品製造・販売業
資本金 :6,100万円
URL :小倉屋山本公式HP http://ogurayayamamoto.co.jp/
公式オンラインショップ https://ogurayayamamoto.co.jp/
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