プレスリリース
GfK/NIQ Japanは、全国の主要ゴルフ用品取り扱い店およびインターネット販売の実績*1をもとに、2024年上半期のゴルフウェア販売動向を発表した。
【概要】
・2024年上半期のゴルフウェア販売金額市場規模は、前年対比3.0%減で前年を下回る結果となった。
・男女別では、女性用の販売金額前年比が5.6%減となり、厳しさが目立った。
・服種別では男性用のショートボトムスが堅調な動きとなっており、販売金額前年比は11%増となった。
【ゴルフウェア販売動向】
2024年上半期のゴルフウェア販売金額市場規模は、前年比3.0%減となった(図1)。
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コロナを背景としたゴルフブームが落ち着き始めて以降、ゴルフウェア市場は微減傾向が続いており、2024年上半期においても前年を下回る結果となった。中でも春商戦のスタートとなる3月には降雪による影響を受け、ほとんどの服種で大きく販売を落としたことが苦戦に拍車をかける形となった。
【女性用の販売減速】
男女別でみると、女性用の販売が顕著な不振となっている。例年春シーズンの盛り上がりを見せる3月〜5月の商戦期においてシャツやボトムスの販売が前年から大きく下回ったことが響いている。なお女性用は、アウターからソックスまですべての服種において前年を下回っており、結果として2024年上半期は、前年比5.6%減となった(図2)。
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【男性用のショートボトムスの販売が堅調】
男性用では、2024年上半期は2.1%減となった。前年と比べやや苦戦する形となったが、服種によっては前年プラスとなるものもあり、中でもショートボトムスは、昨年下半期以降堅調な販売が続いており、販売金額前年比は11.3%のプラスとなった。近年、気温が高い日が多くなり、天候が良ければ夏以外でもショートボトムスでのラウンドが可能な状況であることも一因としてあるようだが、様々な商品の単価が上がる中でショートボトムスも単価が上昇していることも寄与している(図3) 。
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*1 百貨店およびメーカー直販、一般衣料品販売店を除く、ゴルフ用品取り扱い店での実績
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