- トップ
- リリース
- 省電力・低コスト・高出力LoRa(R) ワイヤレス通信モジュール 新製品2種リリース 〜 陸上移動局 160mW ハイパワー Private LoRa(R)/特定小電力 LoRa(R) WANデバイス用〜
プレスリリース
省電力・低コスト・高出力LoRa(R) ワイヤレス通信モジュール 新製品2種リリース 〜 陸上移動局 160mW ハイパワー Private LoRa(R)/特定小電力 LoRa(R) WANデバイス用〜
株式会社クレアリンクテクノロジー(本社:京都府相楽郡精華町、代表取締役 CEO:水原 隆道)は、2022年8月に発売した920Hz Private LoRa(R) 通信モジュール「E220-900T22S(JP)」のラインナップを拡充します。
《新製品》
「E220-900T22L(JP)」160mW ハイパワー 920MHz Private LoRa(R) 通信モジュール
「A660-900T22」20mW 920MHz 特定小電力 LoRa(R) WAN対応通信モジュール
現行販売モデルである「E220-900T22S(JP)」は、株式会社クレアリンクテクノロジーのIoT統合ブランド「DRAGON TORCH(ドラゴントーチ)」で2022年末より販売を開始し、IoTユーザ、電子機器設計企業などから好評を得ています。
「DRAGON TORCH(ドラゴントーチ)」ブランドは、日本国内におけるIoTプロダクトのコスト、その他の普及障壁を解決する新しい試みで、国際的な設計・製造体制により、設計・開発・量産の各段階での課題を解決し、国内開発者向けにより開かれた自由度の高いIoTコンポーネントを提供することを目指したプロジェクトです。現在、開発企業のみでなく個人を含む幅広いユーザに支持され広がりを見せています。
本新製品の利用シーンは、農業・林業・水産業などの第一次産業、工場・オフィスビルの監視、防災目的での河川や火山の自然環境監視など、様々な分野へと拡大しています。これに伴い、僻地、離島、小型人工衛星などの近宇宙通信など、さらなる省電力・長距離通信が必要となる環境に適応する製品として、既存インフラ設備を活用できるLoRa(R) WANモジュールを併せて、ユーザからのリクエストに応える形で今回のラインナップ拡充を実現しました。
今後も、株式会社クレアリンクテクノロジーは、多様なニーズに応じた製品とサービスを提供し、IoTのさらなる普及と発展に寄与してまいります。
【製品概要1 E220-900T22L(JP)】
陸上移動局・登録局 160mWハイパワー Private LoRa(R) 通信モジュール
「E220-900T22L(JP)」
本製品は、現行製品「E220-900T22S(JP)」(2022年発売)で対応が難しかった、僻地、離島通信など、より広大なフィールドに対応するために誕生しました。「E220-900T22S(JP)」の使い勝手はそのままに、高精度TCXOとフィルタ回路の強化により同サイズにて160mWの高出力を実現しました。
「E220-900T22S(JP)」との高い互換性と相互通信を実現した長距離通信モジュールのため、組み合わせにより、柔軟な構成と通信エリアの拡大を実現できます。コストも既存製品の数分の一に抑え、他社ハイパワー Private LoRa(R)モジュールと比較して、競争力のある価格で提供します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/409144/LL_img_409144_1.jpg
E220-900T22L(JP)
●E220-900T22L(JP)の注目ポイント
・160mW高出力による通信範囲の拡大
・「E220-900T22S(JP)」との高い互換性と相互通信性の実現
・高精度発信器とフィルタ回路の強化でハイパワーながら「E220-900T22S(JP)」と同サイズ・ピン互換を実現し、置き換え実装に対応
●E220-900T22L(JP)の使い方と利用シーン
・主要拠点となる基地局での利用
・僻地・離島・河川・海岸線沿いなどの超長距離通信
・山越え等の遮蔽エリアを含む長距離通信
・近宇宙と地上間通信 など
●製品機能の概要
<特徴>
・LoRa(R)スペクトラム拡散方式によるLPWA通信対応モジュール(Private LoRa(R))
・LLCC68チップソリューションの採用で低消費電力、高速、長距離に対応
・バッテリー駆動のアプリケーションに適したWake on Radio(WOR:無線によるウェイクアップ)による超低消費電力の実現
・産業向けにも活用しやすい堅牢なアプリケーションインターフェース
・暗号通信対応
<電気的特性>
・2.1V〜5.5V対応の広い動作電圧に対応
リチウム系充電電池、コイン電池、直列乾電池/ニッケル水素充電電池、USB5Vなどを直結可能
<外形>
・16mm×26mm×3mm、重さ2gと小型軽量の表面実装モジュール
・試作に適した、端面スルーホールに対応し、手はんだでの表面実装にも対応可能
・IPEXアンテナ端子装備、端面スルーホールからの引き出しに対応(SMA端子など利用可)
<品質>
・電源異常による動作保護、Watchdogによる異常監視と、リセット・復帰動作継続
・環境温度 -45〜+85℃の産業グレード
・ISO9001、ISO14001 認定工場での製造
<開発のために高額なキットの購入不要>
・本製品モジュールとドキュメントがあれば、一般的なマイコンやSBCで試作・開発が可能
・コンフィグレーションのためのサンプルコードや、テストコードを公開
<参考価格>
・参考単価:3,190円(税込) ※サンプル数量での提供価格
<オプション>
・試作実験用評価ボード(E220-900T22L(JP)-EV82)を用意
【製品概要2 A660-900T22】
特定小電力 LoRa(R) WAN対応通信モジュール
「A660-900T22」
本製品は、既設LoRa(R) WANインフラの活用を前提とし、エッジデバイスの開発に専念したいというユーザのご要望にお応えするために誕生しました。高機能SoCを搭載し、小型化と省電力化を両立させたLoRa(R) WANモジュールです。LoRa(R) WANゲートウェイのエリア内なら、ATコマンドによる操作ですぐにセンサーネットワークデバイスを開発できます。業界最安価格帯である現行製品「E220-900T22S(JP)」と同等価格を実現しました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/409144/LL_img_409144_2.jpg
A660-900T22
●A660-900T22の注目ポイント
・920MHz LoRa(R) WAN
・LoRa(R) WANプロトコル LoRa(R) WAN v1.0.4 準拠方式 Class A, Class Cに対応
●A660-900T22の使い方・利用シーン
・IoTセンサーネットワーク
・ワイヤレスアラームセキュリティシステム
・地域インフラなどの防災アプリケーション
・農林水産業などフィールドアプリケーション など
●製品機能の概要
<特徴>
・AS6601チップソリューションの採用で低消費電力、高速、長距離に対応
・送信電力はソフトウェアにて調整可能
・パケットあたり最大242バイトのペイロードを使用可能
<電気的特性>
・1.7〜3.7Vの広いDC電圧レンジに対応
<外形>
・14mm×20mm×2.8mm、重さ1.2g と小型軽量の手はんだにも対応した表面実装モジュール
・IPEXアンテナ端子装備、端面スルーホールからの引き出しに対応(SMA端子など利用可)
<品質>
・環境温度 -45〜+85℃の産業グレード
・ISO9001、ISO14001 認定工場での製造
<開発のために高額なキットの購入不要>
・本製品モジュールとドキュメントがあれば、一般的なマイコンやSBCで試作・開発が可能
<参考価格>
・参考単価:1,518円(税込) ※サンプル数量での提供価格
<オプション>
・試作実験用評価ボード(A660-900T22-EV61)を用意
【製品購入について】
製品購入は、株式会社クレアリンクテクノロジーおよび人気通販ショップからご購入いただけます。
※人気通販ショップでも、随時、製品取り扱いを拡充してまいります。
詳しくは、下記、購入先一覧ページをご参照ください。
[購入先一覧] https://dragon-torch.tech/contact/sales/
【会社概要】
会社名 : 株式会社クレアリンクテクノロジー
所在地 : 〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ ラボ棟7階
代表者 : 水原 隆道
設立 : 2005年10月17日
URL : https://clealink.jp/
●事業内容
IP通信の高速化・最適化技術、通信セキュリティ技術の研究開発、商用化、長距離IP通信や映像リアルタイム伝送技術に関わる技術開発。IoT/Visual IoT(R)の活用による防災・自然観測、セキュリティ、福祉向けシステムなど、LoRa(R)、省電力4G/LTEなどのLPWAシステムの設計・開発に注力。
なお、本モジュールの開発事業につきましては、京都府「令和5年度 京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業」に採択され、その計画主旨に則って、製品化を達成したものです。なお、本支援強化事業は、新商品・新サービス・新ビジネスモデル等の開発、新分野進出等の事業に取り組む企業単独を対象に、事業実施に要する経費を助成するものです。
・LoRa(R) は Semtech Corporation. 米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・Visual IoT(R) は株式会社クレアリンクテクノロジーにおける登録商標です。
参考:【主な技術仕様】
●型名 E220-900T22L(JP)
周波数 :920.6MHz 〜 928.0MHz
変調方式 :LoRa(R)スペクトラム拡散方式
帯域幅 :125kHz 〜 500kHz
拡散率 :5 〜 11
伝送速度 :1.7kbps 〜 62.5kbps
送信出力 :22dBm(160mW以下)
受信感度 :-129dbm
消費電流(3.3V時) :送信時 :110mA
スリープ時:2.5μA
受信時 :8.2mA
WoR受信時 :60〜330μA
インターフェース :UART, 制御I/O (信号レベルは3.3V TTL), 状態出力
電源電圧 :3.1V 〜 5.5V(Vcc給電時)
2.9 V 〜 3.6V(Vdd給電時)
[低電圧モード(ver.1.1以降対応)]
2.2 V 〜 5.5V(Vcc給電時)
2.1 V 〜 3.6V(Vdd給電時)
動作温度範囲 :-45℃ 〜 +85℃
接続端子/基板搭載:DFN-22 端面スルーホール
SMT実装タイプ
外形寸法 :16mm × 26mm × 3mm
工事設計認証番号 :001-P02098
●型名 A660-900T22
周波数 :920.6MHz 〜 928.0MHz
変調方式 :LoRa(R)スペクトラム拡散方式
帯域幅 :125kHz 〜 250kHz
拡散率 :7 〜 12
伝送速度 :0.2kbps 〜 11kbps
送信出力 :13dBm(20mW以下)
受信感度 :-140dBm
消費電流(3.3V時) :送信時 :67mA
スリープ時:8.2μA
受信時 :9.1mA
インターフェース :UART (ATコマンド)
電源電圧 :1.7V〜3.7V
動作温度範囲 :-45℃ 〜 +85℃
接続端子/基板搭載:DFN-24 端面スルーホール
SMT実装タイプ
外形寸法 :14mm × 20mm × 2.8mm
工事設計認証番号 :001-P02118
※詳細につきましては、添付の比較シート(PDF https://www.atpress.ne.jp/releases/409144/att_409144_1.pdf )または、詳細URL( https://dragon-torch.tech/rf-modules/lora/lineup/ )をご確認ください。
【本製品に関わるお問い合わせ】
株式会社クレアリンクテクノロジー
CLEALINK TECHNOLOGY CO., LTD.
E-mail: iot-sales@clealink.jp
TEL : 0774-98-3873(代表)
IoT営業担当・広報担当まで
プレスリリース提供元:@Press