プレスリリース
東北芸術工科大学(山形市上桜田/学長:中山ダイスケ)は「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」を、9月1日(日)〜16日(月祝)を会期に、蔵王温泉エリアと本学キャンパスの2会場で開催します。
今回で6回目となる本芸術祭は、2020年より医師の稲葉俊郎先生を芸術監督として迎え、初めて蔵王温泉をメイン会場に開催。西暦110年開湯といわれ、長きにわたり人びとの心身を癒し、いのちを育む場所としてその歴史を刻んできた蔵王温泉から大きなインスピレーションを得て、4つのプロジェクトを展開します。
■公式ウェブサイト: https://biennale.tuad.ac.jp/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/407676/LL_img_407676_1.jpg
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■山形ビエンナーレ2024の見どころ
1. 温泉で頭と身心をゆるめ、芸術を全身で体験
温泉の力を借りて固くなった体と心を「ほどき」、自由な感覚を開いて会場を「めぐり」ます。土地や自身の内部から聞こえてくる「いのちのうた」に耳をすませてください。「ねむり」や「めざめ」も体験の大きなテーマです。
【ひとひのうた】
展覧会では、「未明」「朝」「昼」「夜」をキーワードとする展示が屋内6ヶ所で開催されるいっぽう、歌人・斎藤茂吉の歌碑をめぐるルート「蔵王文学のみち」にならい、「蔵王うたのみち」と題する屋外での短歌・詩・歌の展示も展開します。
パフォーマンスでは、斎藤茂吉をはじめ蔵王にゆかりのある人々の「ことば」をたよりにしながら、まち(地域)で暮らすさまざまな人たちとの関わり、繋がり、広がりを、身体表現を通して表現します。
【山と土と茶と】
「鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)」を会場に、蔵王の自然を舞台に音楽ライブ、野外インスタレーション、オーガニック食材でつくる料理やスイーツ、山で採取した植物でお茶の可能性を探る実験的なカフェ、1day温泉リトリート、眠りのスペースなど五感を呼び覚ます体験型アートイベントを開催します。
2. 西蔵王山麓の東北芸術工科大学を会場に、民俗・博物資料と現代アート作品を展示
山形ビエンナーレ2018以来、民俗・博物資料と現代アート作品によって、さまざまな角度から「山形らしさ」を探り続けてきた「現代山形考」が、新たなテーマでプロジェクトを展開します。
【現代山形考〜山はうたう】
「山はうたう」をテーマに、斎藤茂吉や蔵王のスキーを愛した芸術家・岡本太郎も参加アーティストに迎え、修験の地として信仰の蔵王、戦争の記憶を宿す蔵王、リゾート化により変貌を遂げる蔵王、さらには温暖化による樹氷の危機まで、時代背景とともに多様に変遷する蔵王のすがたを辿る展覧会です。
3. 文化庁アートマネジメント人材育成事業の成果を披露
「ひとひのうた」と「現代山形考」のプログラムにおいて、令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業:温泉地を舞台にした持続可能な「アート&ウェルビーイング」人材育成プログラムで実施し、今年6月から展開してきた社会人講座の成果を披露します。
4. 土日祝日には、2会場間をシャトルバスが運行
今回の山形ビエンナーレ2024は、東北芸術工科大学と蔵王温泉街の2会場でプロジェクトを展開。
鑑賞の起点となる東北芸術工科大学からメインの蔵王温泉街への移動には、1日4往復の無料シャトルバスをご利用いただけます。
※土日祝日のみ運行。
■山形ビエンナーレ芸術監督:稲葉俊郎(いなば・としろう)
1979年熊本生まれ。医師、医学博士、作家。東大病院循環器内科助教、軽井沢病院(2022-2024年、病院長)を経て、2024年現在、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科 特任教授。東北芸術工科大学客員教授を兼任(山形ビエンナーレ2020,2022,2024芸術監督)。
https://www.toshiroinaba.com/
■4つのプロジェクトと参加アーティスト
1. ひとひのうた…会場:蔵王温泉エリア、東北芸術工科大学
6カ所の屋内展示や屋外での短歌・詩・歌の展示の他、障害のある人やあらゆる市民が身体で表現するダンスパフォーマンスを展開。
【参加アーティスト】
浅野友理子(画家)、池上恵一(マッサージ芸術家)、伊藤紺(歌人)、加藤由美(ダンサー)、兼子京子(ダンサー)、かわぐちシンゴ(シンガーソングライター)、菊地将晃(ダンサー)、斎藤茂吉(歌人)、佐藤有華(振付家/ダンサー)、渋谷七奈(ペインター)、砂連尾理(振付家/ダンサー)、管啓次郎(詩人/明治大学教授)、春原直人(画家)、永岡大輔(アーティスト)、中村大史(ミュージシャン)、濱定史(建築家)、原田綾乃(作家)、前野健太(シンガーソングライター)、大和由佳(アーティスト)、山本桂輔(美術家)、横田勇吾(ストリートダンサー)
【プロジェクトメンバー】
ディレクター :アイハラケンジ、小金沢智
芸術監督 :稲葉俊郎(医師)
デザイナー :平野篤史(デザイナー/AFFORDANCE)
ビデオグラファー :岡安賢一(岡安映像デザイン)
アシスタントディレクター:三浦晴子(フォトグラファー/キュレーター)
コーディネーター :岩中可南子(アートマネージャー/編集者)、
武田和恵(福祉とアートのコーディネーター)
2. 山と土と茶と…会場:蔵王温泉エリア
蔵王の自然を舞台に、五感を呼び覚ます体験型アートイベントを開催。
【参加アーティスト】
air.i___(調香師)、秋本美鈴(デザイナー)、稲葉俊郎(医師)、巌裕美子(音楽家)、上野雄次(花道家/アーティスト)、Umui Emiko(調香菜umui)、角銅真実(音楽家)、金子富之(画家)、川村亘平斎(影絵師/音楽家)、熊谷和徳(タップダンサー)、コウノリ(サンシャインジュース)、佐藤慎太郎(菓子職人)、佐藤洋一郎/武田悠(プルピエ)、SCREWDRIVER(彫刻を遊ぶグループ)、瀬戸けいた/瀬戸たま(東北芸術工科大学准教授/マーシャルアーティスト)、高橋廣道(陶芸家)、トンチ(音楽家)、永岡大輔(アーティスト)、濱定史(建築家)、古門浩二(gira e gira)、マツーラユタカ/ミスミノリコ(manoma)、村上滋郎(東北芸術工科大学准教授)、渡部佐喜(厩戸)、渡邉吉太(東北芸術工科大学准教授)
【プロジェクトメンバー】
ディレクター:岩井天志(東北芸術工科大学教授)、
深井聡一郎(東北芸術工科大学教授)、
渡邉吉太(東北芸術工科大学准教授)
デザイナー :秋本美鈴(デザイナー)
3. 現代山形考〜山はうたう…会場:東北芸術工科大学
民俗・博物資料と現代アート作品によって、さまざまな角度から「山形らしさ」を探る。
【参加アーティスト】
岡崎裕美子(歌人)、覚張日梨(関東学院大学院生)、金子富之(画家)、狩野宏明(画家)、鹿野護(映像作家)、現代風神雷神考(修復コレクティブ)、後藤拓朗(画家)、斎藤茂吉(歌人)、篠優輝(東北芸術工科大学大学院生)、鈴木藤成(東北芸術工科大学大学院生)、多賀糸尊(東北芸術工科大学学部生)、蔦谷榮三(画家/彫刻家)、永岡大輔(アーティスト)、中崎透(美術家)、長沼孝三(彫刻家)、濱定史(建築家)、歩火(描画コレクティブ)
【プロジェクトメンバー】
ディレクター :三瀬夏之介(東北芸術工科大学教授)、
宮本晶朗(東北芸術工科大学准教授)
デザイナー :アイハラケンジ
(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
アシスタントキュレーター:阿部麻衣子(リサーチプランナー)
4. 夏芸大(関連企画)…会場:東北芸術工科大学
一般社会人からプロ向けの、社会人向けクリエイティブ講座とワークショップ。
※9月2日(月)〜6日(金)の山形ビエンナーレ解説無料講座のみ開放
【講師/山形ビエンナーレディレクター】
アイハラケンジ、岩井天志、小金沢智、深井聡一郎、三瀬夏之介、宮本晶朗、渡邉吉太
【プロジェクトメンバー】
ディレクター :青山ひろゆき(東北芸術工科大学教授)、
安達大悟(東北芸術工科大学准教授)、
中山ダイスケ(東北芸術工科大学学長)
アートディレクター:高谷廉(東北芸術工科大学准教授)
Webデザイナー :本間拓真(東北芸術工科大学専任講師)
■開催概要
・名称 :みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024
・テーマ :いのちをうたう
・会期 :2024年9月1日(日)〜16日(月・祝)
・会場 :蔵王温泉、東北芸術工科大学
・参加料 :無料/一部有料プログラムを予定
・主催 :東北芸術工科大学
・協賛 :株式会社きんでん 東北支社、株式会社昭栄美術、ピーエス株式会社、
藤庄印刷株式会社、株式会社山形メタル、株式会社ヤマコー、
リンベル株式会社、愛和建設株式会社、羽陽建設株式会社、
株式会社金入、蔵王温泉大露天風呂、蔵王ロープウェイ株式会社、
天童環境株式会社、日本の宿古窯、株式会社フロット、
みよし工業有限会社、菱機工業株式会社 仙台支店、
株式会社アートエッグ、株式会社荒正、株式会社建装テクノ、
株式会社G3、渋谷建設株式会社、株式会社ジョイン、
富士フイルムBI山形株式会社、株式会社山形銀行、山形酸素株式会社、
株式会社山形城南木材市場、山形パナソニック株式会社、
株式会社山形ビルサービス、有限会社安孫子製材、郁文堂書店、
株式会社ウンノハウス、株式会社エスパック、株式会社オーイシ、
蔵王四季のホテル、有限会社東北環境総合サービス、
株式会社トップ・アート・セクション、ファースト興産株式会社、
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社、
株式会社ホリエ、公益社団法人山形交響楽協会、山形農業協同組合、
株式会社わだ電気設備事務所
・令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
・助成 :公益財団法人朝日新聞文化財団、
公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)、公益財団法人野村財団
・寄附 :株式会社IHI
・特別協力:蔵王温泉観光協会
・協力 :公益財団法人斎藤茂吉記念館、蔵王鉱山歴史資料館、
文化財保存修復研究センター、
やまがたアートサポートセンター ら・ら・ら
・後援 :山形県、山形市、山形県教育委員会、山形市教育委員会
・総合プロデューサー:中山ダイスケ(東北芸術工科大学学長)
・芸術監督 :稲葉俊郎(医師)
・総合キュレーター :小金沢智(東北芸術工科大学専任講師)
・ディレクター :アイハラケンジ
(アートディレクター/グラフィックデザイナー)、
青山ひろゆき(東北芸術工科大学教授)、
安達大悟(東北芸術工科大学准教授)、
岩井天志(東北芸術工科大学教授)、
深井聡一郎(東北芸術工科大学教授)、
三瀬夏之介(東北芸術工科大学教授)、
宮本晶朗(東北芸術工科大学准教授)、
渡邉吉太(東北芸術工科大学准教授)
・アートディレクター:杉の下意匠室
・事務局 :東北芸術工科大学地域連携推進課
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