プレスリリース
くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。今回のテーマは、「推し活消費」「推し活ビジネス」などの言葉も定着するほど広まっている「推し活」。実際にやっている人はどのくらいいるのか、どんな推し活をしているのかなどを、国内在住の成人女性1130人に調査しました。あらゆる世代の人が推し活を楽しんでいるなか、成人女性では年代によって「推し活スタイル」が違うことが浮き彫りに!
【ダイジェスト】
「推し」がある・あった人の約7 割が「推し活」経験アリ!
30代は動画やSNSも活用。家でも楽しめる「推し活」が人気
「推し活」は家族の潤滑油!? 家族が「好意的・協力的」は96.4%!
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■ 「推し」がある・あった人の約7割が「推し活」経験アリ!
現在「推し」が「ある」人は全体の41.3%で、「以前はあった」人7.8%も合わせると半数近くに。そのうち「推し活」経験者は67.7%でした。一方、「応援している存在はあるが推しとまではいえない」人は31.9%で、理由としては「お金を使っていないから」「人にすすめるほどではないから」との回答が多数。お金を使ったり、人にすすめたりするのが「推し」ととらえる人が多いことがうかがえます。なかには「今好きなモノはすでに人生の一部なので、推しという言葉では軽く感じてしまう」(40代・れんれん)といった声もありました。「推し」のジャンルでは、複数回答でトップは「国内ミュージシャン」27.6%、次いで「国内アイドル」24.0%ですが、ともに3割に届かず。
以下、「漫画・アニメ・ゲームのキャラクター」「スポーツ選手」「K-POPアイドル」など5項目が10%台、「国内俳優・女優」「映画」「ドラマ」「お笑い芸人」「声優」など21項目が1桁で並び、「推し」のジャンルが多岐にわたることが判明しました。
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■ 30代は動画やSNSも活用。家でも楽しめる「推し活」が人気
「推し」がある人、あった人のうち「推し活」経験者は、30代では86.3%。年代が上がるにつれ少なくなるものの、60代以上でも50.5%と半数以上を占めました。「推し活」の内容は、「グッズを購入」「CDやDVD、Blu-rayなどを購入」「コンサートやライブ、舞台に行く」がトップ3ですが、50代以上では「コンサート、ライブ、舞台に行く」が1位に。いっぽう30代では「動画コンテンツを見る」がトップなほか、推し本人や推し以外の「SNSをチェックする」「自分のSNSで情報を発信」「一人または仲間と推しの記念日を祝う」などが高いのが特徴的。小学生以下の小さなお子さんがいる人の多い30代は、外出するのがむずかしいこともあってか、家でもできる「推し活」を楽しむ傾向にあるようです。
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■ 「推し活」は家族の潤滑油!?家族が「好意的・協力的」は96.4%!
自分の「推し活」を同居の家族に話している人は74.2%で、そのうち家族が好意的・協力的だと答えた人は96.4%と大多数。「ライブの日は自分たちで家のことを済ませて快く送り出してくれる」(40代・たこみちゃん)、「会場まで送迎してくれる」(50代・ひなぷー)など、外出時に家事の分担や送り迎えをしてくれるケースが多いこともわかりました。また、「話を聞いてくれる」「いっしょに応援してくれる」との声も目立ち、「録画した推しの番組を、見やすいように夫が編集して1つにまとめてくれる」(30代・のっぴ)、「SNSでグッズ販売の情報を見て教えてくれたり、懸賞に応募してくれたりした」(50代・san)といったコメントも。
さらに、18歳以上の子どもがいる人では、「推し」があることで「家族との会話が増えた」と感じている割合が高いことも判明。「推し」の存在が、親離れ後の子どもとのつながりのきっかけになっていることがうかがえ、「推し活」は家族とのコミュニケーションツールにもなっていると言えそうです。
Z世代を中心としてブームになった「推し活」ですが、今回の調査では、あらゆる世代に広がっていることが明らかに。各世代なりの「推し活」スタイルがあり、特に、育児や仕事などで時間的な制約が多い30代は、自分ができる範囲での楽しみ方をしていることが見えました。また、成人女性は家族に協力、応援してもらうなど、家族を巻き込んで「推し活」に励んでいる人が多いことも判明。「推し活」は自分一人の時間だけでなく、家族との時間も豊かにしているようです。
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1130人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2024年4月19日〜4月26日
●「ほぼ1000人にききました」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた生活感度の高い読者が数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて、「くらしのリアル」な数字、リアルな声を集めたのが「ほぼ1000人にききました」企画です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
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