プレスリリース
一般社団法人日本カプセルトイ協会(略称:JACTA=ジャクタ、本部:名古屋市緑区、代表理事:都築 祐介)はカプセルトイを製造するメーカー34社へのヒアリング調査をもとに商品出荷ベースでの業界全体の市場規模を集計算出し、年間動向と併せて報告いたします。
【市場規模について】
製造元出荷ベースでの市場規模は約1,150億円
※ヒアリング回答のあった34社のメーカー希望小売価格の合計をもとに当協会が販売状況を考慮して算出
【全体状況】
製造元出荷ベースでの市場規模はヒアリング回答のあった34社のメーカー希望小売価格の合計と他メーカーの販売状況などを考慮して算出した結果、約1,150億円となった。前回調査(2022年度)の720億円から159.7%アップとなりカプセル玩具市場が急成長した1年だった。
コロナ禍の2020年頃より店舗型の専門店の出店が増え始めたが2023年はさらにカプセルトイ専門店の出店が加速し設置台数が全国規模で増加したのが最大の要因とみられる。前年度に引き続き大型商業施設の空き区画への出店増加、さらにファッションビルや百貨店、駅構内や路面店など様々な形でカプセル自販機の設置が増加し、200店舗以上のカプセルトイ専門店が2023年度にオープンしている。
ただ設置台数が増加したことに伴いカプセル自販機内に在庫として滞留している商品やベンダー会社の在庫となる商品が10%ほどあるとみられるため販売ベースでは1,000億円ほどではないかとみられる。
連日、メディアでもカプセルトイが話題に取り上げられ「カプセルトイブーム」が周知されることになり購買層も幼児から高齢者まで幅広く、それに応えるべく毎月500種類以上の新商品がリリースされている。商品単価は円安の影響や原材料費の高騰、主要製造国である中国の人件費の高まりなどを受け400円〜500円の商品が増加、逆に100円商品はほぼ姿を消した。
外国人観光客が急激に増加し来日理由の上位に「サブカルチャー」があげられるようになり渋谷や原宿、京都などではカプセルトイを購入する外国人観光客が目立つ。日本は昔からミニチュア文化があり各地のお土産品もミニチュア品が多い。日本人の手先の器用さと住環境の狭さによりミニチュア文化が発達したと考えられるが外国人から見ると「ミニチュア=日本」のイメージの現代版がカプセルトイになっているのではないかと推測される。上記の状況も踏まえ2024年も引き続き業界規模の拡大が予想される。
【団体概要】
団体名 : 一般社団法人日本カプセルトイ協会
代表理事: 都築 祐介
所在地 : 愛知県名古屋市緑区徳重2508
設立 : 令和4年7月1日
活動内容: カプセルトイの普及
URL : https://www.japan-cta.org/
【お問合せ先】
一般社団法人日本カプセルトイ協会事務局
MAIL: info@japan-cta.org
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