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阪急阪神ホールディングス株式会社

逸翁美術館 2024年度展覧会スケジュール決定

(@Press) 2024年01月24日(水)19時15分配信 @Press

公益財団法人 阪急文化財団が運営する逸翁美術館では、2024年度に4つの展覧会を開催します。
今年度は、阪急東宝グループ(現 阪急阪神東宝グループ)の創業者として知られる実業家、小林一三(雅号:逸翁)の生誕150年を記念して、その事績を振り返る展覧会を4回にわたって開催しており、いずれも大変ご好評いただいております。
来年度は、重要文化財指定記念展に始まり、子どもたちも楽しめる浮世絵や、一人の漆芸家にスポットを当てる展覧会、色に注目して鑑賞するアートなど、多彩な切り口で魅力的な作品の数々を紹介してまいります。概要は下記のとおりです。どうぞご期待ください。
また、展覧会期間中は、講演や講座などの関連イベントや、美術館内の茶室「即心庵」での呈茶も実施する予定です。ぜひ足をお運びください。

■2024 展示 II
地蔵十王像重要文化財指定記念展 地蔵と地獄
4月13日(土)〜6月9日(日)月曜休館(ただし4/29・5/6開館、4/30・5/7休館)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/383043/img_383043_1.jpg

逸翁美術館所蔵の「地蔵十王像」(絹本着色、13世紀)がこの度、国の重要文化財に指定されたことを記念して、同作品を陳列するとともに、細部の詳細な図様を拡大して作品の魅力を解説します。併せて、天・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六道を巡って
広く庶民を救済してくれることから信仰を得た「お地蔵さん」や、その六道の代表ともいえる恐ろしい「地獄」を描き表した作品・資料を紹介します。
これにより、「地蔵と地獄」が様々な関心に支えられて生活文化の中の表象として人々の心に刻み込まれ、
また親しまれていたさまを示したいと思います。







■2024 展示 III
いきもの図鑑 〜浮世絵から探し出せ!〜
7月6日(土)〜9月1日(日)月曜休館(ただし7/15・8/12開館、7/16・8/13休館)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/383043/img_383043_2.jpg

歌舞伎の世界を描いた浮世絵から「いきもの」を大調査!乗り物の馬、走り去る猪、芸達者な猿、そして可愛い犬・猫・鳥や虫など、江戸から明治期の人々が、日常生活で目にするモノは当然登場します。
しかし、それだけではありません。人の姿をしているけれど実は狐や鷺といった美女。妖術で現れる巨大な鷹やガマガエル、はたまた滝をのぼる竜などは、この世のモノにあらず。さらに、ド派手な衣裳や背景にも「いきもの」の姿があります。一目でそれとわかるものから、「え、どこにいるの?」というものまで、可愛く、怪しく、おかしな「いきもの」を探し出してみましょう!

■2024 展示 IV*特別展
漆芸礼讃 -漆工・三砂良哉-
9月21日(土)〜11月24日(日)月曜休館(ただし9/23・10/14・11/4開館、9/24・10/15・11/5休館)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/383043/img_383043_3.jpg

三砂良哉(みさごりょうさい・1887〜1975)は、明治から昭和にかけて活躍した漆芸家です。西宮で代々酒造業を生業としていた家に生まれましたが、幼少期に日本画家守住貫魚に私淑し日本画を学んだ後、明治30年代には漆芸の道に入りました。大阪を代表する漆芸家の一人として活躍し、昭和4年(1929)に小林一三が創立した在阪の工芸作家による「阪急工美会」の幹事、昭和13年(1938)には、武者小路千家十二世家元愈好斎宗守が組織した「清技会」にも名を連ねています。
寡作な作家ではありませんでしたが、華やかな場を嫌ったこともあり、未だ高い評価を得られていません。しかし絵画的で風雅な作風で知られ、遺っている作品は技術力の高さだけでなく創作性・デザイン力に満ちあふれています。愈好斎をはじめ、清海泰堂など武者小路千家の茶人や、小林一三に好まれたのもうなずけます。本展は、三砂良哉を大々的に取り上げる日本で初めての展覧会です。天才的な技術を持ちながらも世に知られなかった悲運の漆工・三砂良哉、その漆芸の粋を集めた作品をぜひご覧ください。

■2025 展示 I
黒い美術(ART)
2025年1月18日(土)〜3月16日(日)月曜休館(ただし2/24開館、2/25休館)
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/383043/img_383043_4.jpg

美術に欠かせない色、黒。絵画における水墨画、書における古筆や墨蹟は、黒い墨の濃淡で様々な風景や人物を描き分け、墨のかすれや線の太さや細さで、絵画や文字を書く人の個性を表わします。また、工芸品においては、黒い釉薬の焼き物や、日本人に馴染みの深い漆を用いた作品などがあります。
今回の展覧会では、そうした黒をモチーフにした作品に注目して、水墨画や古筆切、墨蹟などの掛軸や、樂茶碗や瀬戸黒茶碗、漆を用いた硯箱や棗、器などを収蔵品の中から展示し、黒い美術(ART)を取り上げます。

■「逸翁美術館」について
観覧料(1):
企画展(2024展示 II、2024展示 III、2025展示 I)
一般【個人】700円【団体】500円
学生(高校生以上)【個人】500円【団体】400円
小人(中学生以下)は無料
観覧料(2):
特別展(2024展示 IV)
一般【個人】1,000円【団体】800円
学生(高校生以上)【個人】800円【団体】700円
小人(中学生以下)は無料
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
所在地:大阪府池田市栄本町12-27

■茶室「即心庵」と呈茶について
小林一三が自ら考案した椅子席で楽しめる茶室「即庵」を、逸翁美術館の館内に「即心庵」として再現し、定期的に呈茶を実施しています。実施日時は変更になることがありますので、ご来館の際必ずHPでご確認ください( https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/guide/teicha/ )。
実施日:
展覧会会期中の日曜日 各席5名様
(1)10:50、(2)11:30、(3)12:10、(4)13:10、(5)13:50、(6)14:30
料金:一服500円
※10時より美術館受付で当日分のチケットを販売します(電話等でのご予約はできません)。
※ご利用者多数の場合は、9時50分より逸翁美術館1階正面玄関前にて整理券を配布します
(整理券はおひとり様2枚までのお渡しとさせていただきます)。


公益財団法人 阪急文化財団 https://www.hankyu-bunka.or.jp

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/3f4afad1ef2ddca95ad91df6dd677a06ca5ca8b5.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1

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