プレスリリース
イタリアの舗ブランドと本格的にビジネス展開する本では数少ない性経営者でもあり、慶應義塾学で講師もつとめる川悠による『イタリア通信』の第五弾!
ディカプリオとハミルトンの持続可能なファストフードがミラノで大人気
徹底した菜食主義として、日本でもすっかり定着した「ヴィーガン」。芸能人や海外のセレブなどが、ヴィーガンを積極的に取り入れるなど注目が高まっています。
イタリアは、欧州でもヴィーガン市場が顕著に伸びている国で、グルメ分野にとどまらず、クリーンビューティ市場にもヴィーガン思考が定着しています。イタリア通信の第5弾は、編集長 長谷川悠里が、イタリアから、2023年末のリアルな風景をリポートします。
ベジタリアン志向の食生活を送るイタリア人は約 250 万人で、なかでも多数が20代の若年層であることが特徴です。国民の約8%が菜食主義志向であり、市場規模は約5億円とまだ小さいものの、欧州でもっとも市場成長が見込まれる国がイタリアです。(Eurispes調べ)
その証拠に2023年11月には、俳優のレオナルド・ディカプリオやF1 チャンピオンのルイス・ハミルトンを出資者に持つヴィーガンのイギリス発ファストフード チェーン「Neat Burger(ニート・バーガー)」も、イタリア・ミラノを欧州における初の海外出店の地に選んでいます。持続可能性を謳った同店のファストフードはミラノで大きな話題となっています。
500年の歴史あるイタリア伝統のお菓子「パネトーネ」にも変化が
イタリアのクリスマスの伝統的お菓子「パネトーネ」は、500年の歴史を持つイタリアの国民的なお菓子。イタリア保健省により、その原材料はとても厳格に法規制されています。小麦粉、砂糖、卵、バター、レーズンと柑橘類の皮の砂糖漬け、天然酵母、塩。もし材料が異なる場合は「パネトーネ」と表記ができないほど。
しかし2016年には、ヴィーガンブームを受けて、「卵や小麦粉などを入れないグルテンフリー原料であってもパネトーネと称する」ことが許可されています。15世紀に発祥したパネトーネの歴史のなかで、新たな時代の到来を感じさせる政府の公式声明でした。
2023年のクリスマスシーズンでは、伝統的なお菓子に混ざり、ヴィーガンパネトーネも並ぶ姿が見られます。これも数年前までは見たことのなかった新しい年末の風景です。
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オーガニックの新分野を狙うヴィーガン製品。ミラノではヘアケアの流行にも
オーガニック市場が飽和状態のなか、ヴィーガン製品をさらなる上質な製品と位置付けて打ち出す企業も少なくありません。世界の植物ベースの食品市場は356 億米ドルに達しており、今後数年間で急激に成長すると予想されています。
世界的な物価高の流れも受け、持続可能性と節約を心掛けるライフスタイルがイタリアでは加速中です。2023年には、なんと約5,1万人ものイタリア人が廃棄物ゼロの食生活を宣言しています。(GIFT調べ)。
そんななか、急成長を遂げているクリーンビューティ市場においても、ヴィーガン思考が定着しつつあります。2023年末のイタリアでは20代の女性のあいだで、植物性ヘアカラー剤を使った、“くすみ感ヴィーガンカラー”が注目されています。いまミラノなどの北イタリア街中でよく見かけるのですが、化学染料よりも発色がやや抑えられ、ヘアカラーに流行りのくすみ感が出ることが特徴です。
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イタリア・ミラノ発のエルゴンが生産する「イマジェア ヴィーガンカラー」は、完全天然成分を使用した、画期的な植物性ヘアカラー剤。主成分はサステナブルな農業に由来するアンデス原産のキヌア。そのほかザクロエキス、ビタミン C、葉酸、ポリフェノールなどの栄養素が豊富で、抗酸化作用と退色防止作用があります。これまでの技術ではヘアカラーから除去することが不可能だった、アンモニア、パラフェニレンダミン (PPD)、レゾルシノール、パラベン、香料までも含まないことが特徴です。
イタリアでは持続可能な社会に向けた生活習慣が、政府主導のもと推進されています。エルゴン製品も海洋、海、湖、川に生息する水生生物を化粧品の汚染から守るための配慮がなされているため、サステナブルなライフスタイルを選ぶイタリア女性たちに愛されています。
【編集後記】
今回はミラノとボローニャ現地から年末風景をお届けしています。サルデーニャ島のブルーゾーンに代表されるように長寿国として知られるイタリアは、すでに10年前にヴィーガンブームが到来。若年層を中心に広まったことも特徴です。厳格なヴィーガン主義者が増加したというよりも、より健康志向の「フレキシタリアン」の若者が増えたというだと思います。「フレキシタリアン」とは、フレキシブル×ベジタリアンからなる造語。時代を表す言葉として米国方言・通用語協会で受賞もしているのです。そんな多様化した食文化の「いいとこどり」な健康志向を、日本でも広めていきたいですね。
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【川悠】
株式会社エルゴン・ジャパン 代表取締役 イタリア通信編集
慶応義塾学学部 講師 / 慶応義塾学外国語教育センター 講師
13歳でイタリアへ渡り、約20年に渡りイタリアで過ごす。ボローニャ国学卒業。ミラノ国学院修了。司遼太郎奨励賞。現在は東京・港区で会社経営をしながら慶応義塾学で教壇にたつ。本とイタリアの交流を化だけでなくビジネスからも促進している。イタリアの舗ブランドと本格的にビジネス展開する本では数少ない性経営者。イタリア化や健康のトレンドを伝える『イタリア通信』を配信中。
▼『イタリア通信』
■第1弾 『秋のイタリアでブームの新健康法とは!?本性にも最適!“キャロブ”“パレオ”で腸活とダイエットを実現。イタリア化に精通する性経営者による「イタリア通信」がスタート』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000057060.html
■第2弾 『930は世界翻訳の!「が豊かになる魔法の」を考察。イタリア化の象徴「〇〇がない愛は美しくない」の〇〇とは?イタリア語の公開講座も10から慶應義塾学で開講!』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000057060.html
■第3弾『1025は世界パスタの!“幸せホルモン”はパスタからイタリアのトレンド「炭化物リバイバル」!<低GI品パスタと幸せホルモンの関係値>を考察。』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000057060.html
■第4弾『イタリア有名シェフも驚愕!いま注の「ナポリタン」が将来は伊の架け橋となるパスタに「トマトソース」と「ケチャップ」のルーツを考察。』
https://newscast.jp/news/6598267
■経歴・実績:
ボローニャ国学卒業。ミラノ国学学院修了。司遼太郎奨励賞。著書に『ダンテの遺』(朝新聞出版)、『イタリア語会話フレーズブック―すぐに使える常表現2900』(アスカカルチャー)ほか。
【「eLGON」】
エルゴンはイタリア・ミラノ創業で50年の歴史を持ち、プロフェッショナル・サロンを中に世界93か国に展開。すべての製造程で、社直営のもと、厳格な安全基準を守って産。世界でも評価される徹底した品質管理体制を維持しISO22716やISO90001など厳しい安全・品質管理の国際認証機関の審査をクリア。サスティナブルな未来を指し、SDGsを推進するグローバル・コスメティックブランド。
エルゴン公式サイト:https://elgon.co.jp/
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社エルゴン・ジャパン
マーケティング部 染詩織
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