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公益財団法人 大和文華館

貝の煌めきに見る朝鮮螺鈿の美しさ特別企画展 朝鮮螺鈿の美

(@Press) 2023年11月15日(水)16時00分配信 @Press

近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2023年11月17日(金)から12月24日(日)まで、特別企画展 「朝鮮螺鈿の美」を開催いたします。
貝殻を用いて文様をあらわす螺鈿漆器は、朝鮮半島で盛んに制作されました。高麗時代には貝を細かく切り出して菊や牡丹の唐草文様を施し、朝鮮王朝時代には長寿や子孫繁栄などの吉祥文様から文人が好んだ詩文などの文字と絵画の組み合わせまで、多様な文様が螺鈿であらわされました。
大和文華館が所蔵する「螺鈿葡萄文衣裳箱」は、多くの実をつけて垂れる葡萄の図案が絵画を見るように巧みにあらわされた朝鮮螺鈿の優品です。昨年度修理が終わり、この度の展覧会で修理後の姿を見ていただくとともに、特別出陳作品として文様や器形が類似する同時代の螺鈿作品を拝借し、朝鮮王朝時代の螺鈿の特質に迫ります。また、館蔵品には数多くの関連する朝鮮半島を中心とした東アジアの絵画や陶磁器があるため、これらをともに展示しいたします。貝の輝きによってあらわされた螺鈿の美しさと、豊かな文様表現の系譜をご覧いただきます。
詳細は別紙のとおりです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/375583/img_375583_1.jpg
螺鈿葡萄文衣裳箱
朝鮮時代 大和文華館

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/375583/img_375583_2.jpg
重要文化財
螺鈿唐草文衣裳箱
朝鮮時代 東京国立博物館
写真提供/東京国立博物館:TNM Image Archives

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/375583/img_375583_3.jpg
鉄砂青花葡萄文大壺
朝鮮時代 大和文華館

別紙

<1> 展覧会について

1.名 称 特別企画展 「朝鮮螺鈿の美」

2.会 期 2023年11月17日(金)〜12月24日(日)

3.休館日 毎週月曜日

4.開館時間 午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)

5.入館料 一般 630円、高校・大学生 420円 小学・中学生 無料

6.主 催 大和文華館

7.出陳品数 65件
代表的な展示作品
【1 螺鈿葡萄文衣裳箱とその系譜】
螺鈿菊唐草文小箱 朝鮮・高麗時代末-朝鮮時代初期 大和文華館
螺鈿葡萄文衣裳箱 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館
螺鈿葡萄文衣裳箱 朝鮮・朝鮮時代 東京国立博物館
重要文化財 螺鈿牡丹唐草文衣裳箱 朝鮮・朝鮮時代 東京国立博物館
螺鈿葡萄栗鼠文箱 中国・明時代 東京国立博物館
葡萄図 李継筆 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館
鉄砂青花葡萄文大壺 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館

【2 唐草文・葡萄唐草文の展開】
重要文化財 銅板地螺鈿花鳥文説相箱 日本・平安時代 大和文華館
大方広仏華厳経 巻第三十五 朝鮮・高麗時代 大和文華館
青貝葡萄文短檠 日本・江戸時代 大和文華館

【3 朝鮮螺鈿と文様―東アジアの美術とともに】
螺鈿魚文盆 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館
重要文化財 沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒 日本・江戸時代 大和文華館
螺鈿花鳥文筆筒 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館
白磁青花彩陽刻十長生文六角瓶 朝鮮・朝鮮時代 大和文華館
螺鈿山水文箱 朝鮮・朝鮮時代 個人蔵
螺鈿山水人物文座屏 中国・明時代 大和文華館 ほか

<2> 展覧会会期中のイベントについて

1.特別講演
「朝鮮時代の螺鈿―文様と技法を中心に―」
(1)日時・場所 11月26日(日)14:00から講堂にて
(2)講 師 韓国・国立民俗博物館 学芸員 李姫氏
※オンライン講演(大和文華館講堂にて中継)となります。

2.日曜美術講座
「螺鈿葡萄文衣裳箱をめぐって」
(1)日時・場所 12月10日(日)14:00から講堂にて
(2)講師 大和文華館 学芸部課長 瀧朝子

3.講座 美術の窓 12月3日(日)14時・講堂
連続講座「歌麿―版画で心情の描出を試みる」
第3回「変わり続ける歌麿〜青楼から市井へ、禁制下の挑戦」
当館館長 浅野秀剛

4.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日14:00から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部

5. 無料招待日
関西文化の日 11月29日(水)・11月30日(木)

※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の最大定員は100名です(先着順)。

以 上

プレスリリース提供元:@Press

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