プレスリリース
近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2023年10月7日(土)から11月12日(日)まで、「特別展 いぬねこ彩彩―東アジアの犬と猫の絵画―」を開催いたします。
人間の親愛なる友として、今も昔も愛されてきた犬と猫は、東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しました。それらは、心和む愛らしい姿だけを求められて生まれたのではなく、日々の幸福への祈りや異国への憧れ、権威の象徴、社会風刺など、人間の様々な思いを託されることで、しばしば描かれてきたのです。
本展観では、中国、朝鮮半島、日本における、12〜20世紀に制作された犬図・猫図を一堂に展示します。重要文化財5件、重要美術品1件を含む、計63件を通して、東アジアで花開いた豊かな動物画の展開をお楽しみください。
詳細は別紙の通りです。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/371292/img_371292_1.jpg
【図1】
老圃秋容図 沈南蘋筆
中国・清時代
静嘉堂文庫美術館蔵(画像提供:〔公財〕静嘉堂/DNPartcom)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/371292/img_371292_2.jpg
【図2】
花下遊狗図 李巌筆
朝鮮・朝鮮王朝時代
日本民藝館蔵
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/371292/img_371292_3.jpg
【図3】
時雨狗子図 円山応挙筆
日本・江戸時代
府中市美術館蔵
別紙
<1> 展覧会詳細について
1.名称 特別展 いぬねこ彩彩―東アジアの犬と猫の絵画―
2.会期 2023年10月7日(土)〜11月12日(日)
※会期中、展示替えあり。
前期:10月7日(土)〜10月22日(日)
後期:10月24日(火)〜11月12日(日)
3.休館日 毎週月曜日
(ただし10月9日〈月・祝〉は開館し、翌10日〈火〉が休館)
4.開館時間 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
5.入館料 一般 950円 高校・大学生 730円 小学・中学生 無料
6.共催 毎日新聞社
7.出陳品数 63件
*主な展示作品
◎=重要文化財 ○=重要美術品
【中国の犬と猫の絵画】
◎蜀葵遊猫図・萱草遊狗図 伝毛益筆 南宋時代(12世紀) 大和文華館蔵
・犬図 李迪筆 南宋時代(13世紀) 個人蔵【前期展示】
○春苑遊狗図 紀鎮筆 明時代(15〜16世紀) 黒川古文化研究所蔵
◎猫児図(「安晩帖」第9図) 八大山人筆 清・康熙33年(1694) 泉屋博古館蔵
・老圃秋容図 沈南蘋筆 清・雍正9年(1731) 静嘉堂文庫美術館蔵
【朝鮮半島の犬と猫の絵画】
・花下遊狗図 李巌筆 朝鮮・朝鮮王朝時代(16世紀半ば) 日本民藝館蔵
・猫図 朝鮮・朝鮮王朝時代(18世紀) 高麗美術館蔵
【日本の犬と猫の絵画】
・「李迪犬図」模本 狩野探幽模 日本・江戸時代(17世紀) 個人蔵【後期展示】
・倣李迪狗子図(「和漢流書手鑑」より)狩野常信筆 江戸・宝永元年〜6年(1704〜09)頃 個人蔵
・百流之絵鑑 狩野昌運筆 日本・江戸時代(17〜18世紀) 福岡市美術館蔵
・松下麝香猫図屏風 伝狩野之信筆 日本・室町時代(16世紀) サントリー美術館蔵
・犬図 俵屋宗達筆 日本・江戸時代(17世紀) 西新井大師總持寺蔵
・狗子図 与謝蕪村筆 日本・江戸時代(18世紀) 個人蔵
・時雨狗子図 円山応挙筆 江戸・明和4年(1767) 府中市美術館蔵
・親子犬図 張月樵・長沢蘆雪筆 日本・江戸時代(18世紀後半) 個人蔵
・厖児戯箒図 伊藤若冲筆 日本・江戸時代(18世紀) 鹿苑寺蔵
<2> 会期中のイベントについて
1.講演会「かわいいだけじゃない―いぬねこの本流 日本の犬猫表現の展開における狩野派の役割」
(1)日時・場所 11月5日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 神戸大学大学院 人文学研究科 専任講師 野田 麻美氏
2.日曜美術講座「中国と朝鮮半島の犬図・猫図について」
(1)日時・場所 10月15日(日)午後2時から講堂にて
(2)講師 大和文華館 学芸員 都甲さやか
3.列品解説
(1)日時・場所 毎週土曜日 午後2時から展示場にて
(2)解説 大和文華館 学芸部
4.無料招待デー 10月31日(火)大和文華館開館記念日
※何れのイベントも参加は無料ですが、入館料が必要です。
※講堂の定員は100名です。(当日先着順。予約不要)
以 上
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