プレスリリース
消費者と生産者の支え合いのしくみ「山形新庄大豆畑トラスト」(生産者事務局:山形県最上郡鮭川村大字曲川377、代表:佐藤 あい子)が、会員である消費者と生産者の顔の見える関係づくりを目的に、楽しいプログラム満載の「草取りツアー」を令和5年8月5日(土)・6日(日)に開催します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/363299/LL_img_363299_1.jpeg
山形新庄大豆畑トラストの大豆畑
【低すぎる大豆の自給率、原因は農家の収入不安】
ウクライナ戦争の影響で食料安全保障に対する危機感が高まっています。日本人の食卓に欠かせない味噌、醤油、豆腐、納豆などの原料となる大豆の自給率は特に低く、わずか7%しかありません。もしも大豆の輸入が止まったら、味噌汁は2日に1杯しか飲めない計算です(出典:「いちばん身近な『食べもの』の話」農林水産省)。なぜ国内で大豆をつくる農家が少ないのかといえば、大豆は気候などにより収量の変動が大きい作物で、収入が不安定であることが最大の要因です。今、いざという時のために食料を備蓄する人や、農家とつながりを築こうとする人が増えています。
【前払いで農家の収入保障、受取りは味噌や醤油でも】
全国に存在する「大豆畑トラスト」は、消費者が前払いで農家の収入を保障するしくみで、農家は安心して栽培に取り組むことができます。収穫量は年によって変動しますが、会員で均等に分け合うのが基本です。大豆畑トラストの始まりは25年前。農薬や化学肥料を使用しておらず遺伝子組み換えでもない安全な大豆がほしい、という消費者の強い思いが生産者を動かして始まりました。農家は収入面での不安がなくなり、消費者も安全安心な大豆を手に入れられ、そして大豆の自給率アップにもつながる仕組みです。
山形新庄大豆畑トラストでは、会員は5千円を支払って、生産者に栽培を委託し、生産者は10坪分の収穫を会員に送ります。会員は大豆の代わりに味噌や醤油を受け取ることも可能です。山形新庄大豆畑トラストでは、収穫が少ないときでも、味噌や醤油にして備蓄したものを提供することで、安定供給できる体制を築いています。そのため、国際情勢が緊迫する今、個人でできる食料安全保障の手段としても再注目されています。
【消費者と生産者をつなぐ草取りツアー開催】
山形新庄大豆畑トラストの歴史の中では、冷害により収穫がほぼゼロだった時もありました。その時にはまだ味噌や醤油への加工も始まっていなかったため、収穫物が何も渡せず、会員が一挙に1/3も減ってしまうという危機もありました。それでも2/3の会員が残ったのは、農家との強い絆があったからです。そんな絆を保つためにも、山形新庄大豆畑トラストでは、会員である消費者と生産者がお互い顔の見える関係を目指しており、毎年「草取りツアー」を開催しています。
草取りの時間は1時間半ほど。その後は温泉、地元の伝統野菜を使って一緒に料理、食事、語り合い、ハイキング……と、生産者と消費者がとにかく一緒に楽しむことを大切にしています。今年の草取りツアーは8月5日から6日。夏休みの子どもたちも連れてぜひ多くの方にご参加いただければと思います。
《草取りツアーの詳細》
日程 :令和5年8月5日(土)・6日(日)
参加費:7,000円 小学生以下無料 中高生2,000円
宿泊、温泉、食事、保険料込み ただし新幹線代は別途各自払い
申込先:山形新庄大豆畑トラスト消費者事務局
TEL : 045-478-1410、090-1772-2271
MAIL: net-sada@k3.dion.ne.jp
●スケジュール(予定)
8月5日(土)
山形新幹線 新庄駅集合→畑にて草取り作業→舟形若あゆ温泉→
最上伝統野菜を使った夕食づくり→夕食・交流会→
宿泊(@山屋セミナーハウス、新庄市金沢)
8月6日(日)
朝食→前森高原(乗馬、イワナつかみ取り、釣り堀など体験可)→
山刀伐峠(松尾芭蕉ゆかりの「歴史の道」散策)→
銀山温泉(銀山洞散策、蕎麦の昼食)→山形新幹線 大石田駅にて解散
【団体概要】
団体名: 山形新庄大豆畑トラスト
事務局: 生産者事務局
〒999-5206 山形県最上郡鮭川村曲川377-2
農業生産法人新庄最上有機農業者協会 佐藤 あい子
TEL=0233-55-3383、FAX=0233-64-5077、
Email= info@yuuki100.com
消費者事務局
〒224-0043 神奈川県横浜市都筑区折本町273 飯島 定幸
URL : https://daizubataketrust-ashioto.jp/
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