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プレスリリース

日本ハネウェル株式会社

ハネウェルの制御システム、国内初のグリーンアンモニア製造プラントに採用

(@Press) 2023年07月10日(月)12時00分配信 @Press

[東京] 2023年7月10日 - ハネウェルは本日、世界的なエンジニアリング企業である日揮ホールディングス株式会社(本社:神奈川県横浜市、以下「日揮HD」)が建設中のグリーンアンモニア製造プラントに、当社のプロセス制御および安全計装システムを提供することを発表します。このプラントは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金事業の一環として、グリーンアンモニア製造プラントの運転最適化を実現する「統合制御システム」の実証を目指すもので、安定確保できるクリーン燃料としてグリーンアンモニアを活用することで、プラントのネットゼロの達成に寄与することを目指しています。

ハネウェルは、当社を代表するDCS(分散制御システム)であるExperion(R) PKS(エクスペリオンPKS)や安全計装システム(SIS)をはじめ、ユニバーサルIOおよびユニバーサルセーフティIO(UIO/USIO)やユニバーサルシグナルコンディショニングアセンブリ(USCA)など、工期が厳しいプロジェクトのリスク低減やエンジニアリング工程の最適化に寄与する多彩なオートメーションソリューションを提供しています。
今プロジェクトでは、日揮HDはプラントの制御システムに加えて、日々のオペレーション効率性を改善していくため、本社にハネウェルのOrion Console(オライオン・コンソール)、ラリタンKVM、セキュア・メディア・エクスチェンジ(SMX)やリモートエンジニアリング&ステーションサーバー(RESS)などのオペレーション効率とセキュリティを守る一連のソリューションの導入を決定しました。グリーンアンモニア実証プラントへのハネウェルの各種システムの実装は、2024年はじめを予定しています。

ハネウェル・プロセス・ソリューションズ、アジアパシフィック、プロジェクト・オートメーション・システム担当ゼネラルマネージャーのラマナサン・ヴァリヤッパンは「ハネウェルのコミットメントとは、最新かつ最先端の技術とユーザーフレンドリーな制御システムをお客様にお届けし、設備資産の安全かつ自律的な運用と、オペレーション効率の最大化に貢献していくことです。この度の日揮HD様とのパートナーシップは、両社にとって重要な一歩となるもので、日本産業界のみならず世界のエンジニアリング産業においても、デジタル化による持続可能な開発を実現する一例となることでしょう」とコメントしました。

日揮HDは、福島県浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)において、太陽光電力を活用した水素製造プラントの基本設計(FEED)を行ってきており、この施設はその水素を利用した国内初のグリーンアンモニア製造施設として利用されます。ハネウェルの統合制御システムを実装した実証プラントのアンモニア製造能力は日量4トンです。

日揮HD、サステナビリティ協創オフィス、ゼロエミッション燃料ビジネスユニット担当デジタルマネージャーの島田 陽平氏は「数十年にわたる制御システムの専門性と実績を持ち、持続可能性に対して真摯に取り組んできたハネウェルは、当社が信頼するパートナーです。当社がネットゼロ目標の一環として進める新しいクリーンエネルギー源を探求する取り組みにおいて、世界クラスのオートメーション制御システムを導入して安定性と効率性を最大化することは不可欠な要素であると考えます」とコメントしました。

ハネウェル Experion(R) PKSについて詳しくは、ウェブサイト(英語)をご覧ください。
https://process.honeywell.com/us/en/solutions/experion-pks


■ハネウェルについて
ハネウェル( www.honeywell.com )は、技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙分野の製品およびサービス、ビル・産業向け制御テクノロジーとパフォーマンスマテリアルズを世界中のお客様に提供しています。当社は、テクノロジーの力で航空機、ビル、工場、サプライチェーン、作業者など、あらゆるヒトやモノをつなぎ、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指します。ニュースや詳しい情報は、 www.honeywell.com/newsroom をご覧ください。


■日揮ホールディングスについて
日揮ホールディングス( www.jgc.com )は、世界的な総合エンジニアリング企業として、国内および海外でエネルギートランジション、ヘルスケア・ライフサイエンス、産業・都市インフラ、資源循環分野の各種プラント、施設のEPC(設計・調達・建設)事業を行っています。国内初のエンジニアリング企業として1928年に創業。2022年3月期の売上高は約6,070億円、世界中で9,100名の従業員を擁します。

プレスリリース提供元:@Press

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