プレスリリース
オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:川名 範明、以下 オーソ社)は2023年7月1日に同社米国本社(QuidelOrtho Corporation、カリフォルニア州 サン・ディエゴ)が製造する簡易検査システムについて、これまで日本国内での事業展開を行っていた住友ベークライト株式会社からの薬事承継や事業承継上の諸手続きを完了し、事業を引き継ぐことを発表しました。
今回の事業承継にてオーソ社は、2019年より住友ベークライト社が展開していた、POCT関連の一部を除く全製品を承継することになります。同製品の特徴は電池やバッテリーで駆動する検査装置による感染症の検査、救命救急や救急外来、そして患者様のベッドサイドでも緊急検査が行える心臓疾患の検査に関する検査装置と試薬です。
同社の川名 範明社長によると、「弊社はこれまで輸血検査、生化学・免疫検査を中心に、主に小規模から大規模の病院での医療に貢献して参りましたが、これからPOCT〔簡易検査〕製品で更に幅広い医療機関での検査への貢献が出来るようになります。今後も一人でも多くの患者様や医療従事者に貢献できるよう製品ならびにサポート体制を充実させて事業展開を行って参ります。」と今後のPOCT事業の展開への意気込みを語りました。
「また、弊社は2021年12月に米国のQuidel CorporationとOrtho Clinical Diagnosticsの2社の統合により医療の検査分野において世界第6位の診断薬企業(QuidelOrtho)になりました。今後は日本市場には未導入のPOCT製品や更なる研究開発を通じて製品ポートフォリオを充実させ医療への貢献をめざしていきたいと考えています。」と今後の同社の事業展開について述べました。
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