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東京国立博物館、文化財活用センター

東京国立博物館所蔵の名品2件等の修理に、1,500万円を超える支援が集まる 「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」寄附により修理が実現

(@Press) 2023年05月11日(木)17時00分配信 @Press

独立行政法人国立文化財機構(本部:東京都台東区)東京国立博物館と文化財活用センターが、「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」の修理に関わる費用など募るファンドレイジング事業、東京国立博物館創立150年記念「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」は、2023年3月末までに1,500万円を超える支援を集め寄附の受入を終了しました。両作品の修理に関する費用を上回る寄附については、東京国立博物館所蔵の文化財の修理費として活用されます。

東京国立博物館は文化財の保存と修理に継続的に取り組んでいますが、限られた予算の中で多くの文化財が修理の順番を待っている状況です。
「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」は、「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」という館を代表する作品の修理をきっかけに、ひとりでも多くの方と一緒にかけがえのない文化財を次世代へつないでいきたい、との思いから立ち上がったものです。

館内掲示やチラシ、ウェブサイト、SNSなどを通して支援を呼びかけ、今年3月末の寄附受入終了までに総額15,396,445円(協賛3社、寄附者482名、館内募金箱およびミュージアムショップ等での関連グッズ購入を通じた寄附を含む)と、目標金額の1,000万円を大きく上回る寄附が集まりました。

「埴輪 踊る人々」は現在、修理工房において解体などの本格修理が行われており、2024年春には修理を終える予定です。また、「見返り美人図」についても、今年秋頃に本格修理を開始し、2024年秋頃に修理が完了する予定となっています。

修理状況や修理完了後の展示情報などについては今後も東京国立博物館のウェブサイト等を通してお知らせしますので、引き続き見守っていただけましたら幸いです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/355111/LL_img_355111_1.jpg
埴輪 踊る人々 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀 (画像は修理前のもの)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/355111/LL_img_355111_2.jpg
見返り美人図 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀 (画像は修理前のもの)


■「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」実施結果について<概要>
〇基本情報
名称 : 東京国立博物館創立150年記念
「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」
寄附募集期間: 2022年4月1日〜2023年3月31日
目標金額 : 1,000万円
寄附金の使途: 「埴輪 踊る人々」「見返り美人図」の修理に関連する費用
※上記の費用を上回る寄附金は、東京国立博物館が所蔵する
他の文化財修理費として活用。
寄附方法 : ウェブサイト(クレジットカード、銀行振込)、館内募金箱等
ウェブサイト: https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2150


〇寄附金受入結果
寄附受入総額:15,396,445円(プロジェクト期間累計)

〇今後の予定
修理の進捗状況については、ウェブサイトやSNSで発信予定。

<埴輪 踊る人々>
修理期間 :2022年秋〜(約1年半)
修理後の公開:2024年秋以降

<見返り美人図>
修理期間 :2023年秋〜(約1年)
修理後の公開:2025年秋以降

プレスリリース提供元:@Press

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