プレスリリース
「音楽」と「お笑い」で認知症の人と家族を心理社会的にサポート Petit(プチ)笑店プロジェクトin草津市 キックオフシンポジウム「楽しく学ぶ認知症とケア」開催
立命館大学は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターおよび草津市と共同で、吉本興業の協力のもと、滋賀県草津市において、音楽とお笑いで認知症の人とその家族に心理的社会支援を行うプロジェクト「Petit(プチ)笑店プロジェクト」を、2023年7月より約1年間実施いたします。本プロジェクト開始にあたり、キックオフシンポジウム「楽しく学ぶ認知症とケア」を、4月29日(土)13:30から立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて開催いたします。
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認知症は誰もがかかる可能性がある症状です。本プロジェクトは、もの忘れが気になる方とその家族を対象に、音楽(懐かしいメロディーを歌うこと・トーンチャイム演奏)とお笑い(お笑い芸人と一緒にゲームに挑戦・お笑い話づくり)を用いて、認知機能の低下や抑うつの予防を図るプログラムです。昔の思い出を語りながら相互に交流を図り(感情表出と共有によるストレスコーピング)、自然にデュアルタスクを実施できる(脳機能活性)活動として、音楽と漫才を用いたレクリエーションアプローチによる心理社会的支援を行います。
2023年1月〜3月に京都府向日市で実施した第1弾では、介入群(プログラム参加者)と対照群(自宅で資料学習)に分けて認知機能への影響比較を実施しました。結果を踏まえ、国立長寿医療センターおよび草津市で、約1年間の効果プログラムを開始いたします。
今回のキックオフシンポジウムでは、向日市での最新の研究成果を紹介しながら、認知症予防と進行予防について理解を深めます。認知症の人と家族のケアについて、参加者の方々と一緒に考える機会とします。
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認知症の人および家族と漫才師が漫才プログラムを作成している一コマ <手前:吉本興業芸人 親指ぎゅー太郎さん、後方:(同)吉本興業京都府住みます芸人 木下弱さん>
■概要
日時:2023年4月29日(土) 13:30〜16:45(12:30より受付)
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス プリズムホール(草津市野路東1-1-1)
申込:以下よりお申込みください 【締切:4月26日(水)】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeQfFgTCsDvw-zGvDu3pTCUgoVFYoTlf5isBz_NAOmCx-t7TA/viewform
■スケジュール(予定)
13:30 開会あいさつ 草津市長 橋川渉、立命館大学 学長 仲谷善雄、滋賀県知事 三日月大造(ビデオメッセージ)
13:45 セッション1:基調講演「学ぼう、認知症から逃げきる方法、認知症と楽しく付き合う方法」国立長寿医療研究センター研究所 所長 櫻井孝
14:25 休憩
14:40 セッション2:地域での取り組みを学びましょう「草津市の認知症施策について」 草津市健康福祉部理事 山本大貴
14:50 「立命館大学スポーツ健康科学総合研究所を通じたウェルビーイング実現に向けた取り組み」 立命館大学 副学長 伊坂忠夫
15:00 セッション3:笑って!歌って!さよならストレス!「皆さんと一緒にPetit漫才セッション〜Petit笑店とは〜」
吉本興業 芸人 木下弱・親指ぎゅー太郎、立命館大学 副学長 伊坂忠夫、立命館大学 スポーツ健康科学部 教授・国立長寿医療研究センターもの忘れセンター 外来研究員 清家理
15:35 休憩
15:50 パネルディスカッション「認知症の人と家族、市民みんなが自分らしく生きていくためにできること」
コーディネーター:清家 理
パネリスト:櫻井孝、山本大貴、伊坂忠夫、落合鋼(向日市社会福祉協議会次長)、木下弱、親指ぎゅー太郎
16:35 閉会あいさつ 清家理
■Petit笑店プロジェクト 共同研究機関
草津市役所(滋賀県)、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター、向日市役所(京都府)、株式会社よしもとエリアアクション、立命館大学が参加しています。
C230429__Petit笑店キックオフシンポジウムチラシ(A4).pdf
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