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ユニ・チャーム株式会社

「みんなの育休研修」受講有無で育児参画に差を確認 〜受講者、未受講者それぞれについて調査を実施〜

(@Press) 2023年03月31日(金)11時00分配信 @Press

ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、2022年4月より江崎グリコ株式会社と協働で、企業向け両親学級「みんなの育休研修」を実施し、現在までに36企業、774名の方に受講いただいています。
そこでこのたび、「みんなの育休研修」を受講された方、まだ受講されていない方双方の男性を対象に、育児への参加意欲やパートナーとのコミュニケーションに関する意欲の変化についてアンケート調査を実施しましたので、結果の一部をお知らせします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/350041/LL_img_350041_1.png
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■調査結果のまとめ
(1) 研修中に栄養士の指導を受けながら、おむつ交換、ミルク作りを実践したことで、その意欲が有意に高まった。
(2) 育休取得の意義や育休中の過ごし方に関する研修を受講したことで、パートナーとのコミュニケーションに対する意欲が有意に高まった。


■Webアンケート調査概要
【調査対象者】パートナーが第1子を妊娠中の男性
【回答人数】 85名(みんなの育休研修受講群34名、
みんなの育休研修受講していない群51名)
【調査期間】 事前調査:2022年12月8日〜2022年12月13日
みんなの育休研修実施日:2022年12月17日
事後調査:2022年12月21日〜2022年12月27日
【調査方法】 インターネット調査
【分析方法】 事前アンケート得点を共変量※1、
事後アンケート得点を従属変数※2として、共分散分析※3を実施

※1 分散分析を行うときに解析に含めるデータのうち、連続量で量的に表される変数のこと。
※2 臨床研究において何らかの因果関係について検討する際に、ある要因によって影響された結果として表れる変数のこと。
※3 平均値に影響を及ぼすデータ(共変量)があったとき、その共変量の影響を取り除いて群間比較をするための解析手法のこと。


■結果の詳細

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/350041/LL_img_350041_2.png
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(1) 有意差が見られた項目
・赤ちゃんのおむつを交換する(p = .005)**
・赤ちゃんの衣服を替える(p = .032)*
・赤ちゃんのミルクを作る(p = .037)*
・赤ちゃんのミルクを飲ませる(p = .046)*

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/350041/LL_img_350041_3.png
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(2) 有意差が見られた項目
・子育てについてパートナーと話し合う(p = .049)*
・子育ての心配をパートナーから聞く(p = .031)*


■今後の展開
今回の検証結果から、「みんなの育休研修」を受講していただくことで、育児に対する参加意欲やパートナーとのコミュニケーションに対する意欲が高まる可能性が示唆されました。今後も引き続き、企業や自治体に対して「みんなの育休研修」を実施していくことで、男性の育児休業の取得促進や男性育児の質的な向上に貢献してまいります。


■研修プログラム監修者コメント

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/350041/LL_img_350041_4.png
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大妻女子大学 准教授 田中俊之(たなか としゆき)博士

育児・介護休業法の改正に伴って、男性の育児参加に注目が集まっています。6歳未満の子どもがいる家庭で、夫の育児時間は、2001年には週平均で25分でしたが、2021年には1時間5分まで増加しました(『令和3年 社会生活基本調査』)。保育園の送迎をしたり、休日の公園で子どもと遊んだりする父親の姿は、いまや「当たり前」の光景です。ただし、妻の育児時間は3時間54分ですから、夫婦間で大きな負担の偏りがあります。もちろんこの問題の背景には仕事の忙しさがあるとは思います。その一方で、「自分の方が稼いでいるのだから」と開き直る、あるいは、「なんとなく面倒で妻に任せてしまう」といった男性もいるのではないでしょうか。
「みんなの育休研修」が父親の子育てに対する意欲に好影響を与えたという調査結果は、知識の習得と実践によって母親頼みの育児が克服される可能性を示しています。乳児期から父親が子育てに主体的に取り組むことによって、母親の負担が減りますし、何より子どもとの良好な関係が築けるはずです。「みんなの育休研修」がより多くの方に届くことを期待します。


■企業向け両親学級 「みんなの育休研修」を通じて貢献する「SDGs 17の目標」
本件は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると当社では考えています。

3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう

これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。


<参考情報>
●「みんなの育休研修」プログラム概要 (約60分)
(1) 「男性育休ってなぜ必要?」
育休制度、男性育休の必要性、育休取得者の体験談などを紹介する入門編。
(2) 「育休中、育児ってどうしたらいいの?」
家事育児分担シートの活用などを交えながら、乳児期の育児で大きな負担となる“授乳”“排泄”について紹介する実践編。

●募集要項
・募集方法:下記「グリコお客様センター」へお問い合わせください。
(フリーダイヤル)0120-964-369/受付時間 月曜日〜金曜日 10:00〜16:00
https://customer.glico.com/s/
・募集条件:企業等の法人や自治体であること、研修後アンケートを実施いただけること
・実施条件:オンライン会議システム、もしくは対面実施
・実施費用:無償


■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :グループ合計16,308名(2021年12月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売

プレスリリース提供元:@Press

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