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繊維業界初!形状保持構造をもつ洗えるシルク100%糸「姫+」が“知恵-1グランプリ チャレンジ部門 優秀賞”を受賞

(@Press) 2023年03月02日(木)16時00分配信 @Press

株式会社伊と幸(〒604-8176 京都市中京区御池通室町東入竜池町448-2、代表取締役:北川 幸、以下 当社)は、2023年3月2日(木)、京都商工会議所(会頭:塚本 能交)が主催する「第3回 知恵-1グランプリ」において、『天然エコ繊維シルク糸「姫+」をヘルスケア分野で活用する事業』について、チャレンジ部門の優秀賞を受賞しました。

繊維業界初となる形状保持構造を持つ、機能性のエコ繊維
シルク糸「姫+」(ひめぷらす)
URL: https://www.kimono-itoko.co.jp/service/himeplus/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_1.jpg
姫+_ロゴ

■第3回 知恵-1グランプリについて
京都商工会議所では、自社の知恵や強みを活かし、業態転換や事業の再構築等を図ることで、現代社会における新たな“顧客創造”を実現するビジネスプランを「知恵-1グランプリ」として表彰しています。

この度、当社が優秀賞を受賞した「チャレンジ部門」では、知恵ビジネスの裾野拡大に向け、新しい取り組みを担うチャレンジ事業者を発掘するもので、グランプリ1社及び優秀賞4社が選定されました。2023年3月2日(木)京都市内ホテルにて表彰式が行われ、各事業者は、認定ビジネスプランを発表しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_3.jpg
姫+_糸

■チャレンジ部門 優秀賞
[天然エコ繊維シルク糸「姫+」をヘルスケア分野で活用する事業]について

伊と幸では、1996年から25年以上にわたり、国内の養蚕農家と契約し、高級生糸「松岡姫」のブランディング事業に取り組んできました。
本事業では、この生糸「松岡姫」を、カバリング糸に使い、芯糸となるシルク糸の内部に天然プロテインを浸透させて、絹タンパク質の分子配列を安定化させる技術を用い、繊維業界初となる形状保持構造を持つ、機能性のエコ繊維「姫+」(ひめぷらす)を開発しました。

天然原料のみで家庭洗濯を可能にしたサステナブル素材であり、敏感肌や床ずれなど肌トラブルを抱えている人も安心して使うことができるシルク糸です。

編物業者(ニッター)への提供を主軸に、医療福祉ヘルスケア分野などシルクの新たな用途展開と販路開拓を目指すとともに、繭生産を支える養蚕農家の育成や業界の活性化にもつなげていきます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_4.jpg
「松岡姫」_繭

■商品の特徴
*既存事業から知恵のチャレンジ
当社は、1931年創業以来、絹一筋の和装白生地メーカーとして歩み、2012年よりその応用製品であるインテリア資材「絹ガラス」事業も展開しています。
この度は、さらに第3の新チャレンジ事業として、25年以上続く国内養蚕農家との連携を生かし、天然プロテイン浸透の新技術を取り入れることにより、洗濯耐性を備えたシルク糸「姫+」へと、知恵の展開を進めています。

*業界初構造の天然原料で洗えるイージーケア
「姫+」は、天然プロテイン浸透のシルク糸を芯糸にして、表面に純国産ブランドシルク「松岡姫」の高級生糸がカバリングされた、独自の形状安定構造を持つシルク100%のウォッシャブル糸です。
従来のウォッシャブルシルク糸のほとんどが石油系溶剤を使用しているのに対し、本事業の「姫+」シルク糸は、特殊たんぱく質を浸透させることで、シルクたんぱく質のペプチド結合による分子配列を安定させています。
家庭洗濯が可能で、オールシーズン快適、シルクそのものの風合いが続きます。縮みにくく、破れず、毛玉ができにくいイージーケアを実現した、日本の技術が生み出した新しいシルク100%の絹糸です。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_5.jpg
「姫+」ニットサンプル

■今後の展開
*快適素材なので、寝具、サポーター、腹巻など福祉用品として
肌の湿気をすばやく吸湿し、外気に放湿するため、衣服内が蒸れにくく、快適な製品になります。
床擦れや皮膚疾患を持つ高齢者ニーズへの対応にも適します。

*肌当たりが優しくて丈夫なため、敏感肌のベビーに
優れた調湿効果やシルクの柔らかい肌触りと共に、摩擦耐性や強度試験も好ましい数値ですので、赤ちゃんにも最適です。

*肌着やインナーメーカー様の製品化へ
本物の絹が、肌に直接触れることで、老化の原因となる「活性酸素」を抑制し、吸放湿性に優れ、肌にお悩みを持つ方への効果も期待できることから、インナーメーカー様のシルク肌着等の企画が検討されています。

*京都Kiwakoto様 (ご商談例)
親会社に外車ディーラー株式会社マツシマホールディングスをもつ、株式会社A・STORYによるKiwakoto(きわこと)ブランドとして、ドライブ中のリラックスウエア企画が進んでおります。
絹のもつ消臭性に着目し、長時間のドライブに快適カジュアルラインの誕生に期待です。

島精機製作所のコンピューター横編機WHOLEGARMENT「ホールガーメント」による無縫製のニットウエアの計画です。
生産上の給糸もスムーズで編成に問題なく、編み上りは上質な光沢感を持ち好評です。


■シルク産業の知恵が未来を創造
人にも環境にもやさしいサステナブル素材
・海を守ります:化学繊維は、洗濯の都度、1回の洗濯でも相当量のマイクロプラスチックを放出します。食しても問題ない、天然繊維シルクは安心です。

・森を守ります:養蚕は、広い桑園を必要とします。工作放棄地や山野の荒廃を防ぎ、土壌を回復させ、国土の自然を守ります。森は酸素をつくり、二酸化炭素を吸収し地球温暖化を防ぎます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_6.jpg
桑園

・日本の蚕糸文化・産業を守ります:日本で流通する絹製品のうち、純国産絹はわずか0.3%といわれています。最盛期の1万分の1以下の生産量ですが、世界全体では、天然繊維の需要は拡大し、繭生産も増加傾向です。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/347502/LL_img_347502_7.jpg
養蚕_繭

シルクは人との親和性が高く人の肌の健康維持に寄与し、使用後は生分解性で自然に還り、地球環境に負荷をかけない繊維です。SDGs(持続可能な開発目標)が呼びかけられる今、命を守る選択が持続可能な未来を創ります。

伊と幸は、既存事業の白生地メーカーとして、着物の伝統工芸の原点を支え、インテリアへ応用展開し、その知恵を、日々の暮らしや、医療福祉・ヘルスケア分野へと「絹」の可能性を広げて参ります。


■会社概要
商号 : 株式会社伊と幸
代表者 : 代表取締役 北川 幸
所在地 : 〒604-8176
京都市中京区御池通室町東入竜池町448-2 伊と幸ビル6階
設立 : 1931年6月
事業内容: 和装用白生地製造卸、絹のインテリア製品開発絹ガラス事業、
不動産賃貸事業
資本金 : 9,900万円
URL : https://www.kimono-itoko.co.jp


【受賞歴】
<2018年>
・京都商工会議所 知恵ビジネスプランコンテスト認定(知恵-1グランプリの前身)
絹のインテリア資材「絹ガラス」事業に関して認定を受けており、今回のチャレンジ部門 優秀賞は、当社として2度目の受賞となります。

<2019年>
・京都市 オスカー賞
既存の和装白生地事業から新事業「絹ガラス」への応用展開について評価されました。

<2020年>
・経済産業省 地域未来牽引企業認定
絹の白生地から始まる、地域産業活性化への貢献が認められました。

<2022年>
・京都府中小企業優良企業表彰 京都府協力事業者認定
繭生産から絹の白生地資料館運営まで、一貫した事業展開について総合評価を受けました。


■姫+事業 支援協力
一般財団法人 大日本蚕糸会/蚕糸科学技術研究所/全国シルクビジネス協議会

プレスリリース提供元:@Press

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