• トップ
  • リリース
  • スウェーデン発のバイオベンチャーと安芸太田町、広島大学が日本に伝わる「身土不二」の考え方に着目 安芸太田町から、土壌細菌に根ざした健康寿命延伸運動の確立を目指す

プレスリリース

バイオガイアジャパン株式会社

スウェーデン発のバイオベンチャーと安芸太田町、広島大学が日本に伝わる「身土不二」の考え方に着目 安芸太田町から、土壌細菌に根ざした健康寿命延伸運動の確立を目指す

(@Press) 2023年02月28日(火)11時00分配信 @Press

2023年2月28日、バイオベンチャー BioGaia AB(本社:スウェーデン ストックホルム、以下 BioGaia)の日本法人であるバイオガイアジャパン株式会社(本社:東京都港区六本木、以下 当社)」は、広島県内有数の長寿地域である安芸太田町(広島県山県郡)並びに広島大学と産学官連携し、同町住民の長寿と生活圏内の土壌細菌、環境細菌の関連性を調査する共同研究に着手します。

当社の海外研究によれば、居宅の周辺で収穫した野菜や植物の摂取を通じて獲得した生活圏内の環境細菌、特に土壌細菌と住民の人体常在菌(マイクロバイオーム)のシンクロ率(同一性)や親和性が高ければ高いほど住民の健康寿命が長くなる傾向にあることが予測されており、今般、同町における本格研究によってその仮説を調査・実証することを目的としています。

日本には古来から禅宗などに「身土不二」という言葉が存在し、土と身体は不可分のものという考え方があります。
高齢化によって人口と産業の空洞化が進んでいる中山間地域では、地域経済の活性化を企図して新たな地域特産農作物の創出運動などが数多く試みられていますが、労働力不足や気象条件、商品の市場競争力などに課題を残すケースが多くあります。
当社と致しましては、これまでのそういった取り組みとは全く異なる、微生物専門のバイオ企業ならではの視点からのアプローチによって「土自体が他が真似できない地域の固有財産」「その土地ではすべての普通の農作物が長寿食」といった新しい地域活性化メソッドの創出をめざします。


■農業が盛んな地域で平均寿命が長い傾向にある理由を安芸太田町をモデルケースに研究
当社が試験農場を持つ安芸太田町は広島県内では有数の農村地域。平均寿命は男性が80.3歳、女性が87.1歳と、広島県全体の平均寿命(男性79.9歳、女性86.9歳)よりも男性が0.4年、女性が約0.2年長命。さらに全国平均(男性79.6歳、女性86.4歳)と比較するとさらに長くなっています。
※出典:安芸太田町国民健康保険第2期 データヘルス計画 2019年1月発行の資料より

農村地域には平均寿命の長い市町村が数多く存在しており、そうした地域は自家栽培の野菜などから、日常的に地元固有の土壌細菌を摂取する機会が多いと考えられます。
本プロジェクトでは、統計的な全国平均値や都道府県別平均値だけを参照するのではなく、より狭い範囲の特定市町村レベルでの土壌細菌と地域住民の寿命や健康寿命の関わりを深く調査することで、微生物の観点から見た地産地消のメリットや、日本に伝わる「身土不二」の理念を科学的に検証。広島県から日本全国へ、そして日本から世界へと拡大していける新たな健康寿命延伸理論の確立をめざします。


■バイオガイアジャパン株式会社
BioGaia ABが特許を保有する「L.ロイテリ菌」を配合したサプリメントの販売、歯科や小児科などの医療機関への治験データの提供を行う日本法人。善玉菌で体内菌のバランスを整える「バクテリアセラピー」を推進中。
本社所在地: 東京都港区六本木1-10-3-901 スウェーデン大使館ビル内1F
URL : https://www.biogaia.jp


■BioGaia AB
世界で最も学術文献数が多いといわれ、全身の免疫バランスの調整や便秘の予防、口臭の抑制などに役立つことで知られるプロバイオティクス「L.ロイテリ菌」の特許などを保有するスウェーデンのメディカル・バイオベンチャー企業。ノーベル生理学・医学賞の審査本部で知られるカロリンスカ医科大学との共同研究により開発された製品は自社やパートナー企業などを通じて世界100の国と地域で販売されている。
現在ではバイオガイアの「L.ロイテリ菌」に関して、日本の広島大学、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)など様々な機関で250を超える基礎研究や臨床研究が行われている。
https://www.biogaia.se

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る