プレスリリース
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(理事長:小川 亮、以下 JPDA)は、2022年12月5日(月)、京橋エドグラン(東洋インキSCホールディングス株式会社・東京都中央区)において、日本パッケージデザイン学生賞2022贈賞式を開催、受賞した21名の学生に大賞・金賞・銀賞・銅賞・フジシール財団賞(企業賞)・審査員特別賞を贈りました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/343216/LL_img_343216_1.jpg
<大賞中野さんと小川理事長の写真>
■大賞「高齢者のための手の届く電球」を受賞した大阪成蹊大学 中野 亜美さんのコメント
この度は大賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。
今回のテーマ「つなぐ」にあたってギリギリまで案を何度も練り直しました。その中で高齢化社会の今、日々の生活の中での不便を解決することができたらなと考え「高齢者の手の届く電球」を制作致しました。先生にもご教授頂いたり、実際本当に手が届くのかを試したりと試行錯誤しました。改めてこのような大きな賞を頂くことができ、幸いです。これからの制作活動にも活かせるように努力していきたいと感じています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/343216/LL_img_343216_2.jpg
<大賞作品写真>
■作品コンセプト
高齢化社会の中で見過ごされがちな小さな問題から、独居老人が「電球の取り替え」が難しいという悩みを発見しました。椅子に立つ等、危険な行為を回避するために、電球のパッケージ本体が電球の取り替え補助の役割を果たします。日々の生活の中での不便をパッケージデザインで解決することに成功しました。
■二次審査・審査委員長 小川 亮JPDA理事長 コメント
パッケージデザインの原点は、「使う人への思い」と「生活の彩」です。この作品にはその思いと、使う人に必要な情報が上手にデザインされています。実際の商品化には、機能テストや知財侵害の確認、製造可能性など様々な壁が待っています。しかし、そういった現実的な側面はいったん置いて、パッケージデザインの原点の大切さを起点とするこの作品を多くの審査員が評価しました。
■入賞作品のリストは、JPDA学生賞サイトにて公開しております。
https://student.jpda.or.jp/#winner
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/343216/LL_img_343216_3.jpg
<受賞者、審査員 集合写真>
■日本パッケージデザイン学生賞とは
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にした、学生パッケージデザインアワードで、毎年開催されます。
第一回となる今回は、「つなぐ -Connect-」をテーマに2022年5月より作品募集を行い、全国の大学・専門学校から300点を超える応募がありました。
パッケージデザインには、中身の情報を伝達するだけでなく、形状の工夫やマーケティング、SDGsを意識したものなど、様々な要素が組み合わされてできています。近年、パッケージデザインに対する関心が高まっていることを受け、美術・芸術系の学校のみならず、パッケージデザインに興味のある学生ならどなたでも参加することができるアワードを2022年度より開催しています。
作品のデザイン性や創造性を競い、パッケージデザイン界で活躍するJPDA会員審査員と外部特別審査員による厳正な審査を経て、大賞・金賞・銀賞・銅賞・審査員特別賞などが選出されます。
また、入賞作品は『年鑑日本のパッケージデザイン』(隔年刊行)に収録されます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/343216/LL_img_343216_4.jpg
<日本パッケージデザイン学生賞2022 トロフィー>
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、1960年に発足、パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業を行う団体として2013年に公益社団法人に移行しました。JPDAの活動は、日本パッケージデザイン大賞などの顕彰事業、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたります。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際交流、国内、そして地域まで幅広く活動しています。
プレスリリース提供元:@Press