プレスリリース
六甲高山植物園 開園90周年特別企画『牧野の足あと 〜神戸で見つける博士と植物〜』ROKKO森の音ミュージアム『牧野富太郎のみちくさ〜音楽、書、人々との交流〜』
六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)は、2023年3月18日(土)より7月2日(日)まで、植物学者・牧野富太郎博士にちなんだ企画展を、六甲高山植物園及びROKKO森の音ミュージアムにて同時開催します。
1933年(昭和8年)に開園し、2023年5月1日で90周年を迎える六甲高山植物園に、牧野博士は開園当時から何度も来園し、講話などをしていました。今般、開園90周年を記念し、『牧野の足あと 〜神戸で見つける博士と植物〜』を開催します。日本植物学の父と呼ばれる牧野博士の功績を紹介するほか、初公開を含む神戸(兵庫県)に残されたゆかりの品々を展示します。
また、六甲高山植物園隣接のROKKO 森の音ミュージアムでは『牧野富太郎のみちくさ〜音楽、書、人々との交流〜』を同時開催し、音楽好きなど植物学者以外の牧野博士の側面を紹介するほか、博士ゆかりの楽曲や花や植物にちなんだ楽曲をアンティーク・オルゴール等の自動演奏楽器でご紹介します。牧野博士はNHK2023年度前期連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなっています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/340103/img_340103_1.jpg
植物博士 牧野富太郎(1862-1957)
現在の高知県高岡郡佐川町で誕生。新種ヤマトグサを発表し日本人として国内で初めて学名をつけました。94年の生涯において収集した標本は約40万枚といわれ、新種や新品種など約1500種類以上の植物を命名するなど、日本植物分類学の礎を築きました。
研究に打ち込むあまり膨らんだ借金の返済を、神戸在住の資産家・池長孟が支援し、池長植物研究所を作ったことから、神戸には25年間通いました。神戸(兵庫県)とゆかりが深く、六甲高山植物園の植栽や鉢管理をしていた芝田音吉など多くの弟子と深い交流がありました。六甲山にも何度も植物採集に訪れ、アリマウマノスズクサなどの新種を発見しています。
■六甲高山植物園 開園90周年特別企画
「牧野の足あと 〜神戸で見つける博士と植物〜」概要
共催:一般財団法人 神戸観光局
協力:兵庫県立人と自然の博物館・高知県・株式会社 北隆館
【開催日】2023年3月18日(土)〜7月2日(日)
【時間】10:00〜17:00(16:30入園受付終了)
【参加費】無料(別途入園料要)
牧野博士の兵庫県での足あとをたどって見えてきたのは、ひたむきに植物に向き合う姿勢と多くの人々を惹きつける魅力あふれる人柄でした。本展では博士のドラマチックな生涯や数々の功績を紹介するほか、神戸(兵庫県)に残された写真・書・手紙などの初公開を含む貴重な資料を展示し、神戸での博士のいきいきとした姿に迫ります。
また、博士ゆかりの植物をスタンプラリー形式で巡る「博士とてくてくスタンプラリー」も同時開催。園内の8種の植物を巡りスタンプを集めると、オリジナルポストカードが完成。植物をテーマにした趣あるフォトスポットも登場。植物初心者でも気軽に参加でき、牧野富太郎や植物に興味を持つきっかけになるイベントです。
■六甲高山植物園で見られる牧野富太郎ゆかりの植物
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/340103/img_340103_2.jpg
■ROKKO森の音ミュージアム
「牧野富太郎のみちくさ 〜音楽、書、人々との交流〜」概要
共催:一般財団法人 神戸観光局
【開催日】2023年3月18日(土)〜7月2日(日)
【時間】10:00〜17:00(16:30受付終了)
【参加費】無料(別途入場料要)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/340103/img_340103_3.jpg
牧野博士は、六甲山や氷ノ山など兵庫県の山に度々植物採集に訪れていました。その中で、地域の人々と交流を深め、交流者に書画を寄贈したり、記念撮影をしたりなどの痕跡を残しています。本展では、牧野博士直筆の書画やゆかりの品などの特別展示のほか、音楽好きなど植物学者以外の側面や当時の神戸の時代背景等もパネル展示します。
また、花や植物にちなんだ楽曲や牧野富太郎ゆかりの楽曲を牧野博士と同時代につくられたアンティーク・オルゴール等の自動演奏楽器で紹介する「演奏家のいないアロマコンサート」や「SIKIガーデンコンサート」など、香りや音でも植物の魅力をお楽しみいただけます。
さらに、本展の展示を巡り、オリジナルしおりを完成させるスタンプラリーも開催します。
■六甲高山植物園90年のあゆみ
1932〜1934年(昭和7〜9年)
大屋霊城博士の指導、大阪山草倶楽部堀江総男氏設計により開設工事を行う(1〜3期)
1933年(昭和8年)
5月1日 六甲越有馬鉄道株式会社の経営により開園
6月10日 牧野富太郎博士来園
1938年(昭和13年)
5月12日 牧野富太郎博士来園
1940年(昭和15年)
6月30日 牧野富太郎博士来園、園内の建物で講話
1943年(昭和18年)
太平洋戦争のため臨時閉園
1945年(昭和20年)
経営を阪神電気鉄道株式会社に移管
1947年(昭和22年)
日本植物園協会創設・加入
1949年(昭和24年)
営業再開
1955年(昭和30年)
博物館相当施設に指定
1956年(昭和31年)
六甲山一帯 瀬戸内海国立公園に編入
1958年(昭和33年)
10月29日 皇太子明仁親王殿下(当時 現上皇陛下)行啓
※この時渡り初めをされた吊り橋に“プリンス・ブリッジ”と命名する許可をいただく
1959年(昭和34年)
西北ネパール学術探検隊より「ヒマラヤのシャクナゲ」種子贈与
1962年(昭和37年)
東北ネパール学術探検隊より「ヒマラヤのズミ」種子贈与
シンボル 小便小僧設置(榎本健次郎画伯作)
1967年(昭和42年)
2月26日 ネパール王国B.D.バンダリー駐日大使ご来園
ビレンドラ ネパール王国皇太子ご来園
1971年(昭和46年)
11月10日 皇太子浩宮親王殿下(当時 現天皇陛下)行啓
1981年(昭和56年)
5月25日 昭和天皇行幸
※後日エンコウソウ30株を皇居に献上
1984年(昭和59年)
日本で初めてコガネミズバショウの開花に成功
1986年(昭和61年)
5月2日 英国王立キュー植物園 園長ご夫妻ご来園
1990年(平成2年)
8月4日 高円宮殿下 行啓
1998年(平成10年)
3月21日 シェール・バハドゥル・デウバ ネパール王国元首相ご来園
2008年(平成20年)
6月28日 スイス シーニゲプラッテ高山植物園と姉妹提携締結
8月4日 秋篠宮同妃両殿下、眞子内親王殿下(当時)
六甲高山植物園、ホール・オブ・ホールズ六甲(現 ROKKO森の音ミュージアム)行啓
2019年(令和元年)
5月4日 白山高山植物園、白馬五竜高山植物園と三園姉妹提携締結
◆営業概要 詳しくはHPをご覧ください。
六甲高山植物園 https://www.rokkosan.com/hana/
ROKKO 森の音ミュージアム https://www.rokkosan.com/museum/
※新型コロナウイルス感染症の影響により、営業・イベントの内容を変更・中止する場合があります。
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/9a77b4abcccac8fa92bc90e3dac2931f761b1fb9.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
プレスリリース提供元:@Press