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積水ハウス株式会社

コロナ禍で日常の掃除が増加!?年末の大掃除の新たな利点とは

(@Press) 2022年12月15日(木)13時00分配信 @Press

積水ハウス株式会社は、年末年始に向けて、気持ちよい年越しに向けた準備をするためのご提案を目的に、全国の20〜60代の既婚の持ち家(戸建て、集合)に住む女性を対象に「年始に向けた大掃除調査(2022年)」を実施しました。
積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施しています。
師走に入り、年末年始に向けた準備をされている人も多いのではないでしょうか。今回は、コロナ禍の自宅における日常の掃除の変化をはじめ、昨年(2021年)の年末の大掃除の実態調査をしました。

〜調査サマリー〜
●コロナ禍で4人に1人が日常の掃除が「増えた」と回答。日常の掃除が増えても約8割は年末の大掃除を実施
●年配層の約3人に1人がワンオペ大掃除。家族と大掃除をする人と比べ大掃除の満足度が19.6ポイント減
●大掃除の思わぬメリット!大掃除で3人に1人が「家族内コミュニケーションが増えた」と回答

今回の調査結果から、年始の家の状態に満足度の高い人がどのような掃除をしているかを探り、気持ちよく新年を迎えるための「幸せTips」もご紹介します。
※1 本調査の大掃除の定義:新しい年を迎えるため、家じゅうを掃除すること
※2 大掃除の満足度が高い人の定義:昨年(2021年)実施した大掃除に対し「大変満足した」「満足した」と回答した人


■コロナ禍で4人に1人が日常の掃除が「増えた」と回答。掃除が増えても約8割は大掃除を実施
日常的な掃除における回数や頻度、時間、場所の各項目について、コロナ禍前後の増減から、掃除の変化を調査しました。結果、項目のいずれかで約4人に1人(25.6%)が増えたと回答しました。各項目では「大幅に増えた、増えた」と回答した人が、「掃除回数/頻度」19.8%、「掃除にかかる時間」19.0%、「掃除場所」16.6%を占めました。
コロナ禍で掃除が増えた人の理由として多いのは、「以前より汚れが気になる」50.0%、「感染予防対策のため」39.1%、「掃除する時間に余裕が生まれた」30.5%と続きました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/339166/LL_img_339166_1.jpg
積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

なお、日常の掃除が増えても大掃除をする人は多いようです。大掃除の実施有無を聞いたところ、コロナ禍で「掃除回数/頻度」が増えた人では76.8%が大掃除をしており、コロナ禍で「掃除回数/頻度」に変化がなかった人(63.3%)と比較すると13.5ポイント多い結果になりました。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

コロナ禍で日常の掃除が増えた人も一定数いましたが、日常の掃除と大掃除とでは、掃除をする場所は違うのでしょうか。大掃除する場所の優先順位ごとに点を与えて、場所別に集計を行ったところ、大掃除の優先度が高い場所として1位「台所」、2位「風呂」、3位「リビング」、4位「トイレ」、5位「玄関」の順となりました。これは、日常の掃除において掃除の頻度が高い場所でもありました。これらの優先度の高い場所をみると、“汚れが気になりやすく、掃除に時間や手間がかかる場所”であることがわかります。普段、掃除をしながら気になっていた、時間や手間がかかる箇所を大掃除のタイミングで綺麗にされる人が多いと考えられます。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

■大掃除に満足する人・しない人で割れる結果に。満足度の高い層における大掃除の新たな観点「空間づくり」
大掃除の満足度は年始を迎えたときの家の状態に対する満足度に大きく影響するようです。年始(2022年)の家の状態における満足度を聞いたところ、大掃除をした人は約半数の53.5%が満足と回答しました。これは、大掃除をしなかった人と比較すると、28.4ポイント高い結果となります。さらに、大掃除をした人の中でも、大掃除自体に満足した人においては、94.2%の人が年始を迎えたときの家の状態に対し満足した結果となりました。年始に向け、満足できる大掃除ができると気持ちの良い年明けになるといえるでしょう。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

なお、大掃除に対し、満足している人(52.3%)と満足はしていない人(47.7%)はおよそ半々で割れる結果になりました。世代で比較すると、全体に対し20〜24歳が7.7ポイント増*1、25歳〜34歳が13.5ポイント増、と大掃除に対する満足度が高い結果になりました。そこから年代が上がるほど、大掃除の満足度は低下傾向となり、55〜64歳では全体に対し17.5ポイント減となりました。65歳〜69歳では、大掃除に対する満足度が上昇し、満足度が全体に対し9.0ポイント増えました。
*1:参考値(20〜24歳:n=30)

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

大掃除に満足している人にどのような点で満足しているかを聞いたところ、全体では「綺麗になった」59.9%、「清潔になった」50.6%、「新年を迎える準備ができた」41.3%、と続きました。大掃除の満足度の高い層である20〜24歳、25歳〜34歳における満足したポイントとして「新たなスペース」や「模様替え」「家が明るくなった」など空間づくりにおける項目が全体と比較して差が目立つ結果となりました。コロナ禍でおうち時間が増えたことにより、自宅で過ごす空間を見直している人が多いようです。大掃除においても、単純に綺麗にするだけでは留まらない、空間づくりという新たな観点が満足度につながってきていることがわかります。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

■大掃除に満足した5人に3人は「事前計画」を立てていたことが判明。若年世代は情報収集から
大掃除をしたおよそ半数の55.4%の人が大掃除にかけた期間は1日以内でした。大掃除にかけた時間と満足度の関係をみると、時間をかけている人ほど満足度が高いことがわかりました。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

大掃除に満足した人の掃除の仕方に共通点はあるのでしょうか。満足(大変満足または満足)と回答した65.1%が、事前に計画を立てていることがわかりました。一方、満足はしていない人では事前計画を立てていた人が42.0%に留まったことから、大掃除の満足度は事前計画の有無と関係があることが考えられます。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

また、大掃除を実施するにあたり、大掃除の満足度の高い20〜24歳、25歳〜34歳では、TVや雑誌、SNSやネット等で情報収集をして大掃除の計画を立てる割合が多く、他の年代との差が目立つ結果になりました。なお、満足度の高い65〜69歳においては、情報収集をする割合は少ないですが、「毎年の事なので、情報収集をせずに事前計画を立てる」割合が他の年代と比べ最も多い結果になりました。65〜69歳は、長年の経験を生かして事前計画を行い、満足する大掃除をされているのでしょう。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

■年配層の約3人に1人がワンオペ大掃除。家族と大掃除をする人と比べ大掃除の満足度が19.6ポイント減
大掃除を誰と実施したかを聞いたところ、「配偶者・パートナー」が71.1%と最も多く、続いて「子ども」が23.7%でした。年末の大掃除は家族と実施している人が多いようです。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

一方、大掃除を「1人で行った」人は約4人に1人でした。さらに、年齢があがるにつれ「1人で行った」人が増え、45歳〜54歳で32.8%と全体比7.3ポイント増、55歳〜64歳では36.4%と全体比10.9ポイント増と、配偶者・パートナーの関与が減りました。ただ、大掃除の満足度の高かった65〜69歳においては、25〜34歳、20〜24歳に続き、1人で行う割合が低い結果となりました。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

大掃除の満足度について、配偶者・パートナーと一緒に実施した57.7%の人が満足(大変満足または満足)と回答し、子どもと一緒に実施した人においても57.7%が満足と回答しました。一方、1人で行い大掃除に満足した人は38.1%に留まり、配偶者・パートナー、子どもと実施した人との差は19.6ポイントにも及びました。年始を気持ちよく迎えるためにも、大掃除は家族みんなで協力したいものですね。

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

■思わぬメリット!大掃除をきっかけに3人に1人が「家族内コミュニケーションが増えた」と回答
家族で大掃除をすると満足度だけではなくコミュニケーションの面でもよい影響があるようです。誰かと一緒に大掃除をした人のうち約3人に1人(32.5%)が大掃除をきっかけに「家族内のコミュニケーション」が増えたと回答しました。年代ごとでみると、20歳〜24歳で52.0%と、全体と比較して19.5ポイント高く*2、25〜34歳で44.1%であり、全体と比較して11.6ポイント高い結果になりました。若年世代ほど、大掃除の実施により家族内のコミュニケーションが活発になることがわかりました。若年世代で多く見受けられた、大掃除の際の情報収集や事前計画を行う中で、コミュニケーションが生まれやすくなるのでしょう。
*2:参考値(20〜24歳:n=30)

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積水ハウス 住生活研究所「年始に向けた大掃除調査(2022年)」

■4つの「幸せTips」で、家族みんなで気持ちの良い新年を迎えませんか
調査では、コロナ禍の掃除の実態や昨年の大掃除の実態によって、「満足する大掃除」につながるヒントが見つかりました。大掃除の仕方や体制を見直すことで、より気持ちの良い新年の準備ができるようになるかもしれません。なお、大掃除に満足した理由には「新たなスペース」「模様替え」などのポイントが多かったように、新年に向けて「空間づくり」にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ここでは、気持ちよく新年を迎えるための新年の準備に盛り込みたい4つの「幸せTips」をお掃除・空間づくりの観点からご紹介します。

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新年の準備に盛り込みたい「幸せTips」

(1) 大掃除を機に掃除を家族イベントに:調査では、大掃除をきっかけに家族内コミュニケーションが増えたという人が一定数いました。なんでもない掃除も家族のイベントにして年始の準備を楽しんでみてはいかがでしょうか。みんなで行えば、つらい時間ではなく、楽しい家族の時間になりますね。大掃除に限らず、普段から家族みんなで掃除ができるように、掃除道具を身近で使いやすい位置に配置することもポイントです。毎日のように使う掃除道具は出しっぱなしになりやすいアイテムですが、普段家族がよく使う場所であるリビングに近接して収納できると便利です。

(2) 大掃除では屋外部分にも注目を!:大掃除の優先度が低かったベランダや庭、ガレージといった屋外部分ですが、中でも、見落としがちな箇所が排水桝や排水溝です。排水管の詰まりを予防するためにも、年に一度は点検を兼ねて掃除することをおすすめします。排水桝は蓋を空けて、桝の内部の汚れをホースで流しましょう。ベランダの排水溝はホコリや落ち葉を取り除くといいでしょう。その他、フェンスのガタつきや手すり、柵にささくれやトゲがないか点検し、家族が思わぬ怪我をしないようにしましょう。

(3) インテリアで気軽に心機一転:インテリアで空間を一新することができます。空間の中でも大きな面積を占める「ラグ」や「カーテン」のイメージチェンジは効果絶大です。色や柄にこだわってみたり、季節ごとに素材を変えてみたりすることで印象が変わります。その他、クッションはカバーを替えることで、差し色として楽しむことができます。また、季節を感じられるインテリア小物を飾れる場所を設けてみてはいかがでしょうか。年末年始はお正月飾りや縁起物を置き、心機一転して新年を迎えましょう。

(4) 実は簡単!来年は住まいをアート空間に:新年になるタイミングで、カレンダーを替える人がいるのではないでしょうか。カレンダーに加えて、今年はアートも飾ってみてはいかがでしょうか。壁に絵を一枚飾るだけで、自分らしい空間になったり、気持ちが豊かになったりします。例えば、来年の干支であるウサギの絵ハガキを額にいれて飾っても立派なアートです。せっかくのアートはセンス良く飾りたいものです。大きめの絵を1点だけ飾ればダイナミックでモダンな雰囲気に、小さめのものを複数組合わせば個性的でカジュアルな雰囲気に仕上がります。飾る位置は、目線の高さよりやや低め、絵の中心を床から140〜150cmに設定するとバランスよくみえます。

ぜひ皆様も4つの「幸せTips」を参考に、気持ちよく新年を迎えてみてはいかがでしょうか。


■住生活研究所長 メッセージ
皆様は年末に大掃除はされていますか。年末の慌ただしい中で時間をつくって掃除するのは大変ですよね。今回の調査では、コロナ禍で普段掃除をする時間が増えても、多くの人が大掃除も実施していることが分かりました。もちろん、普段からの掃除も大切です。わざわざ掃除機を出す、がんばって一気に片付ける、と思っているのが、掃除ストレスの元かもしれません。理想は、気づいた人が気づいた時にキレイにすることはないでしょうか。
大掃除を家族のイベントにするのも良いですね。今は便利な掃除のグッズもたくさん出ています。子どもたちにも協力してもらえば、普段からの掃除や整理整頓の大切さを理解してもらえるかもしれません。すっきりした家で気持ちよく2023年を迎えてみませんか。

河崎由美子
執行役員 住生活研究所長
1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。一級建築士。

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住生活研究所長 河崎由美子

<「年始に向けた大掃除調査(2022年)」調査概要>
調査期間 :2022年9月19日〜22日
集計対象人数:500人
集計対象 :全国の20〜60代の既婚の女性・持ち家(戸建て、集合)

<記事などでのご利用にあたって>
・引用元が「積水ハウス 住生活研究所」による調査である旨と、引用元調査「年始に向けた大掃除調査(2022年)」の記載をお願いします。
・積水ハウス ウェブサイトの該当記事( https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2022/20221215/ )へのリンク追加をお願いします。

<住生活研究所について>

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住生活研究所 ロゴ

積水ハウスが2018年に開所した、日本の企業として初めて「幸せ」を研究する研究所です。
人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。

プレスリリース提供元:@Press

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