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京福電気鉄道株式会社

嵐電に奄美大島・龍郷町(たつごうちょう)PR電車が登場

(@Press) 2022年11月25日(金)13時30分配信 @Press

京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)と鹿児島県龍郷町(所在地:鹿児島県大島郡龍郷町、町長:竹田泰典)は、2022年12月1日(木)〜2023年2月28日(火)の期間、嵐電の嵐山本線・北野線で奄美大島・龍郷町のPR電車を1両運行します。
龍郷町のイメージロゴなどを車体にラッピングし、車内には龍郷町の紹介ポスターを掲出。客席の座席シート背もたれ(片側)を、「世界三大織物」のひとつとされる奄美大島の伝統工芸品・大島紬の生地張りにします。なお、電車のシートに大島紬生地を使用するのは初めての試みです。
同町は、幕末・維新に活躍した西郷隆盛の子で、第2代京都市長・西郷菊次郎翁の出身地です。同町が、縁のあるまちとして京都市内でのPR活動を企図する中で、嵐電にお声がけいただき、今回の期間限定・特別運行の実施となりました。

<嵐電 龍郷町のPR電車>
1.運行期間:2022年12月1日(木)〜2023年2月28日(火)
※他の営業車と同様、通常の営業車として嵐山本線・北野線を
不定期運行します。
2.PR電車概要
(1)車体に龍郷町イメージロゴの龍などをデザインしたパートラッピングを
実施します。
(2)龍郷町PRロゴと、西郷菊次郎元京都市長の肖像写真をヘッドマークに
掲出します。
(3)客席の座席シート背もたれ(片側)に、大島紬の生地を張ります。
生地の柄は伝統的な「龍郷柄」と「秋名(あきな)バラ」の柄を使用
します。
※繊細な生地であるため、生地張りの背もたれはビニールシートで保護
します。
(4)龍郷町や西郷菊次郎翁を紹介する車内ポスターを掲出します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_1.jpg
車体ラッピングイメージ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_2.jpg
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_3.jpg

ヘッドマークイメージ
※西郷菊次郎翁の肖像写真は龍郷町提供

以 上

<ご参考>
■鹿児島県大島郡龍郷町
龍郷町が位置する奄美大島は沖縄本島と本土との中間に位置し、かつては黒潮文化の中継地としての役割を果たし、近世では、西郷隆盛が上陸したことで知られる阿丹崎湊(あたんざきみなと)が、本土とのさまざまな面においての窓口となっていました。
気候は亜熱帯の海洋性気候で年平均気温は21度ほど。降水量は年間3,000ミリ近くあり、湿度が年平均75%と高いのが特徴的です。この特異な気候により、奄美固有の動植物が育まれています。
伝統産業大島紬の代表的な柄である「龍郷柄」、「秋名バラ」発祥の町であり、これまで大島紬のまちとして発展してきました。 (龍郷町公式ホームページより引用)

「龍郷柄」は奄美の植物アダンの葉でつくったガジモシヤ(風車)を図案化した細かい連続模様で、娘を嫁がせる時に持たせたと言われています。秋名の伝統柄「秋名バラ」の「バラ」は琉球語でザルを意味し、全体に黒っぽいザルの格子柄に赤や青の十文字が交差した模様で、全体的に落ち着いた雰囲気ですが、近づくとアクセントの十字が、味わい深い華やかさをかもし出します。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_4.jpg
龍郷町嘉渡の夕暮れ
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_5.jpg
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/336685/img_336685_6.jpg


座席シートで使用する「龍郷柄」(左)と「秋名バラ」(右)


■西郷菊次郎(1861〜1928)
西郷隆盛の子として奄美大島龍郷で生まれ、政治家・外交官として活躍しました。初代京都市長・内貴甚三郎の後任として1904年から1911年まで京都市長を務め、「第二琵琶湖疏水開削」「上水道整備」「道路拡築と市電敷設」を「京都市三大事業」と呼び、「京都百年の計」として推進しました。

■京福電気鉄道嵐山線(嵐電)
西郷菊次郎市長の在任最後期の1910年、嵐山(らんざん)電車軌道(株)が四条大宮〜嵐山間に開業させた電気鉄道で現在の嵐山本線。その後同社は、琵琶湖疏水蹴上水力発電所から電力供給を受けていた電力会社・京都電燈(株)に合併されました。京都電燈の鉄道事業は1942年に京福電気鉄道(株)に引き継がれ、現在に至っています。



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