プレスリリース
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「食べることで太らないようにする方法が見つかりそう」
https://www.meiji.net/life/vol414_kentaro-kaneko
概要
若いころは太っていなかった人でも、中年になると太ってくる、ということは多いと思います。それは加齢とともに基礎代謝が低下していくからだと思われていましたが、実は、そうではないことがわかってきています。そのメカニズムを解明する研究が本学でも行われています。この話題について詳しく解説します。
ポイント
■「栄養生化学、栄養生理学、食シグナル学」を研究分野とする金子賢太朗専任講師が執筆。
■近年の研究で中年太りは加齢に伴う基礎代謝の低下によるものではないと判明したこと、ここ100年くらいで現代人が想定を超えるエネルギーを摂取するようになり、レプチンというホルモンの食欲コントロールが作用しなくなったことについて解説。ホウレン草のタンパク質に着目した本学の研究を進めることで、食による新しい抗肥満や健康長寿戦略の提示に繋がると論述。
■記事構成
食べることで太らないようにする方法が見つかりそう
●食欲を抑えるホルモンが効かなくなっている
●あまりの過剰摂取で起こるようになったネガティブな作用
●ホウレン草のタンパク質が救世主になるかもしれない
執筆講師プロフィール
金子 賢太朗(明治大学 農学部 専任講師)
■研究分野:栄養生化学、栄養生理学、食シグナル学
■研究テーマ:食と脳のコミュニケーションを支える分子基盤の解明
■主な著書・論文
「An orally active plant Rubisco-derived peptide increases neuronal leptin responsiveness」(共著・Scientific reports・2022年)
「Appetite regulation by plant-derived bioactive peptides for promoting health」(Peptides・2021年)
「Rap1 in the VMH regulates glucose homeostasis」(共著・JCI insight・2021年)
「Gut hormone GIP induces inflammation and insulin resistance in the hypothalamus」(共著・Endocrinology・2020年)
「Gut-derived GIP activates central Rap1 to impair neural leptin sensitivity during overnutrition」(共著・The Journal of clinical investigation・2019年)
『【エネルギー代謝調節研究の新展開】視床下部低分子量Gタンパク質Rap1によるレプチン感受性・肥満の制御』(共著・科学評論社・2017年)
「Neuronal Rap1 Regulates Energy Balance, Glucose Homeostasis, and Leptin Actions」(共著・Cell reports・2016年)
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