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半導体製造に欠かせないPFAチューブの原料不足の救世主 潤工社「ハイバリアPFAチューブ」 ウェブサイトの製品・ソリューションページにて公開

(@Press) 2022年10月12日(水)13時00分配信 @Press

株式会社潤工社(所在地:東京都千代田区、代表:十河 衛)は、同社のウェブサイトに、「ハイバリアPFAチューブ」の製品・ソリューションページを公開しました。

「ハイバリアPFAチューブ」は半導体製造設備の薬液供給に最適な機能性の高いPFAチューブの透視性を妨げる白濁化や、ブリスター発生による劣化を防ぐため開発されたチューブです。さらに原料のPFAの使用量が半分近くで済むので、深刻なPFAの原料不足に対するソリューションとして新たに注目されています。現在パソコンやタブレット、電気自動車などの需要の急拡大により全世界で半導体が不足しています。そのため半導体メーカーは増産が急務ですが、半導体製造ラインを増設したくとも、半導体製造工程に欠かせないPFAチューブの原料、PFAの生産が追いついておりません。このPFA原料不足という深刻な課題にこたえるのが潤工社の「ハイバリアPFAチューブ」です。

その製品・ソリューションページ「半導体製造ラインで、長寿命化と安全性の向上を実現。PFA原料不足解消にも貢献するハイバリアPFAチューブ」を、本日10月12日(水)に公開しました。

URL: https://www.junkosha.com/jp/news/131

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/329807/LL_img_329807_1.jpg
半導体製造装置

■価値あるソリューションの可能性を秘めたフッ素ポリマー
1961年に、世界初の溶融フッ素ポリマーFEP製品の開発に成功して以来、潤工社が活用し続けてきたのが価値あるソリューションの可能性を秘めた素材、フッ素ポリマーです。FEP、PFA、PTFEなどのフッ素ポリマーは耐熱・耐寒・耐候性/電気特性/耐薬品性/難燃性/被粘着性/機械的強度など、極めて優れた特性をいくつも併せもっています。
使用可能温度範囲が-65℃〜+260℃※と非常に幅広く、しかも難燃性です。強い酸などの化学薬品や溶剤に侵されにくく、紫外線などの影響も受けにくい並外れた特性を持っています。フッ素ポリマーは、チューブ&ホースやワイヤ・ケーブル&アセンブリ製品、フィルムなどさまざまなカテゴリーの製品に加工され、半導体製造、計測・分析、宇宙産業、食品・製薬からヘルスケア・医療など幅広い分野で活用されています。特に半導体製造業界では、その特性から極めて重要なパーツとして認識されています。
※PFA:パーフルオロアルコキシアルカン


■PFAチューブ白濁化の原因解明から生まれたハイバリアPFAチューブ
潤工社のフッ素チューブは、この半導体製造設備の薬液供給装置の配管や洗浄装置内の薬液チューブの素材として選ばれています。しかし、半導体製造設備の薬品配管で長年使用したPFAチューブの外側が白濁化するという現象が報告されました。潤工社は、この現象の原因を突き止め、2004年にPFAチューブの外側にバリア性フッ素ポリマーを一括二層成形した「ハイバリアPFAチューブ」を開発しました。
この「ハイバリアPFAチューブ」はPFAの使用量が約1/2で済むので、貴重な資源を有効に活用できる手段として新たに注目されています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/329807/LL_img_329807_2.jpg
ハイバリアPFAチューブの特性を説明

■安全性と長寿命化の向上を実現。「適材適所」に活用することで、PFA原料不足を解消
「ハイバリアPFAチューブ」はPFAチューブの欠点を補い、チューブを長寿命化させるとともに周辺環境の汚染を防止し、安全性を向上させています。
チューブの長寿命化は、単に部品交換の回数が少なくなり部品コストが減るだけでなく、交換やメンテナンスに関わる工事頻度が減ることで人件費の削減を実現します。さらに工事による生産ライン停止時間も削減できるので生産性の向上にも貢献します。「ハイバリアPFAチューブ」はPFAチューブと同様の接続・加工が可能で、カタログ製品のため小ロットのご注文にもスピーディにお応えすることができます。
また半導体製造業界では、洗浄に酸などの薬品を使用するため、生産ラインの安全を確保するためにさまざまなガス検出装置が設置されています。フッ素ポリマー製品の豊富なラインアップをそろえている潤工社は、PFAチューブ一辺倒の業界に対し、「ハイバリアPFAチューブ」やその他のフッ素ポリマー素材のチューブに置き換える「適材適所」のフッ素ポリマーチューブ活用をお客様に推奨しています。「適材適所」で置き換えて使用することで、深刻なPFA原料不足を解消し、さらにお客様の調達コスト削減を実現することが可能です。

潤工社は、日々進化していく半導体製造業界の進歩に後れを取ることなくお客様のニーズにスピーディにお応えできるよう、常に一歩先を行く研究開発を進めています。また、省資源化、省エネルギー化、環境対策などを見据え、持続可能な社会の実現に貢献する努力も続けています。


■Junkosha 流体移送チューブ フッ素チューブ
【特長】
1. 耐熱、耐寒性が特に優れています。
2. 無負荷連続使用温度 PFA:-65〜+260℃ FEP:-65〜+200℃
3. ほとんどの化学薬品、溶剤に対して不活性です。
4. 耐候性に優れ経年変化がありません。
5. ほとんどのものが付着しにくく、たとえ付着しても容易にとれます。
6. 長期にわたり透視性を維持します。
7. 難燃性です。
8. 電気特性が優れています。
9. 有毒物質溶出の恐れがありません。

【用途】
●半導体製造装置用チューブ(PFAチューブ)
●半導体製造ライン薬液配管用チューブ(ハイバリアPFAチューブ)
●半導体製造プラントガス供給・排気用チューブ(FEPチューブ)
●半導体製造プラントガス検知器用チューブ(ETFEチューブ)
●太陽電池パネル製造装置用チューブ
●ケミカルプラント用チューブ
●食品・薬品プラント用チューブ
●耐熱、高絶縁、高周波特性を必要とする各種機器
●塗装機器用チューブ
●プリンター用チューブ
●歯科機器用チューブ
●集中潤滑機器用チューブ
●分析機器用チューブ

製品ページ: https://www.junkosha.com/jp/products/ITF-03

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/329807/LL_img_329807_3.jpg
Junkosha 流体移送チューブ フッ素チューブ

■潤工社について
株式会社潤工社は、フッ素ポリマーをはじめとしたハイパフォーマンスポリマーの成形加工により、ワイヤ・ケーブル、チューブ・継手、フィルム、射出成形品、それらを複合化させた高機能コンポーネンツ製品を提供しています。
その技術は、「健康・医療」「半導体・精密機械」「情報通信」「環境・エネルギー」「航空・宇宙」など、世界中で幅広い分野に応用され、各分野のテクノロジーリーダーが持つ個別の課題に寄り添い、ソリューションを提供してきました。現在、潤工社は、欧米、中国、日本における8拠点で、750人のアソシエイトが、32の国と地域で事業を展開、特許保有数は150を超えています。

プレスリリース提供元:@Press

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