プレスリリース
「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」をミッションに組成されたCygnosファンドが正式に運営開始。Web3等のトークンに直接投資せずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かす海外のクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資を行う。今まで日本の富裕層に選択肢のなかった、海外クリプトヘッジファンド等の新興トレンドへの分散投資が可能になる。日本国外在住の投資家はクリプト建てでの投資が可能になりました。
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海外クリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する日本初のファンドの運用を正式に開始
【日本人富裕層が海外のクリプトトレンドへ間接的に投資することが可能に】
ファンド運営会社であるCygnos Capital(金融商品取引法に基づく適格機関投資家等特例業務届出者、以下Cygnos)が、ドル建て暗号資産トレーディングファンド(以下、Cygnosファンド I)の運用を正式に開始したことをお知らせいたします。
同時に日本国外在住者向け*の別ファンドとして、BTC、ETH、ステーブルコイン(USDC、USDT)建て暗号資産トレーディングファンド(以下、Cygnosファンド II)の運用も開始いたしました。
* 日本国内在住者は対象とされていません。以下同様です。
また、両ファンドへ適格機関投資家(有価証券に対する投資に係る専門的知識及び経験を有する者として金融商品取引法で定める者)である加藤 順彦氏から、出資いただくことになりました。
【適格機関投資家 加藤 順彦氏からのコメント】
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加藤 順彦氏
四半世紀で累計80社以上のスタートアップに出資参画してきました。CygnosのCEO三原 弘之さんとは、2012年に「インターンがしたい」というメッセージを貰って以来10年のお付き合いです。その後、僕のフィリピン投資先での修行を経て、自らの起業と失敗を体験したのでした。2014年、再び三原さんから連絡を貰った僕は数カ月前に創業に参画したばかりのビットバンクをご紹介。社員第一号として入社した氏はその類稀な実現力で、程なくCOOの重責を担い、黎明期の同社を支え事業の成長を主導しました。
Cygnosはより大きな可能性を追うためにシンガポールに本拠を移転しました。同社の「暗号資産銘柄のボラティリティを活かす海外のクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資」は新たな暗号資産投資家の拡がりに直結します。三原さんの御人柄と豊かな商才については太鼓判を押します。Cygnosが作り出していく未来が楽しみです。
■適格機関投資家 加藤 順彦 事業家|マルイチグループ CEO
シンガポール・KLを主拠点とする事業家。家業マルイチグループを承継し、理美容シザー事業及びKLでの間葉系幹細胞点滴事業を営む。コンタクトレンズ越境ECのLENSMODEをシンガポールとバンクーバーより展開。
関西学院大学在学中にリョーマ、ダイヤル・キュー・ネットワークの設立に参画。1992年、有限会社日広(現GMO NIKKO株式会社)創業。2003年、LENS MODE PTE LTD設立。2008年、NIKKOのGMOグループ傘下入りに伴い退任しシンガポールへ移住。2010年、永住権取得。2009年より関西学院大学商学部非常勤講師。
【なぜCygnosファンド I、Cygnosファンド IIを立ち上げたのか】
両ファンドは「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」をミッションに、海外の投資トレンドに日本が取り残される状況を避けるべく組成されました。
暗号資産取引に特化したヘッジファンドはニューヨーク、シカゴ、香港、シンガポール等、世界の金融都市を中心におおよそ1,000程度存在していると言われており、投資銀行や伝統的なヘッジファンドを経たトレーダーが新しくファンドを立ち上げる事例が多く見られます。この様なファンドの一部は、世界の富裕層・機関投資家・暗号資産富裕層のニーズに対応するべく、暗号資産のボラティリティや裁定機会を活かし、ファンド運営を行っています。
【世界のクリプトヘッジファンド市場は急成長】
■世界全体のクリプトヘッジファンドのAUM合計は2021年に41億ドル(5,435億円)
PwCの最新のレポート*によると、この様なクリプトヘッジファンドの全体のAUMは2020年の38億ドル(5,000億円)から8%増加し41億ドル(5,435億円)でした。
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クリプトヘッジファンドのAUM
■AUMの中央値は2,450万ドル(32億円)、平均値は5,860万ドル(77億円)
AUMの中央値は2020年の850万ドル(11億円)から3倍に増加し2,450万ドル(32億円)、AUMの平均値は2020年の2,350万ドル(31億円)から2.5倍に増加し5,860万ドル(77億円)になったと推測されています。
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クリプトヘッジファンドのAUMの平均値・中央値
■クリプトヘッジファンドへの最大の出し手は、個人富裕層、次いでファミリーオフィスと続く。
ファンドマネージャーの所在地は米国1位、イギリス2位、同率3位、香港、シンガポール、スイス。
また、クリプトヘッジファンドへの資金の最大の出し手は、個人富裕層であり、次いでファミリーオフィスであること、ファンドマネージャーの所在地は、米国30%、イギリス10%、香港、シンガポール、スイスがそれぞれ6%であることが明らかになりました。
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クリプトヘッジファンドマネージャーの所在地
* 参照) PwC 4th Annual Global Crypto Hedge Fund Report 2022
URL: https://www.pwc.com/gx/en/financial-services/pdf/4th-annual-global-crypto-hedge-fund-report-june-2022.pdf
この様に、グローバルでクリプトヘッジファンドの存在感は増す一方でありながら、日本人向けにこの様な海外のクリプトヘッジファンドへの投資機会が今まで存在しなかったことから、Cygnosがその架け橋となることを目的とし、日本の規制や海外の規制を遵守した形で、この度Cygnosファンド I、Cygnosファンド IIを提供することといたしました。
Cygnosファンド Iは日本国内外の投資家*、Cygnosファンド IIは日本国外の認定投資家に対して、世界最先端の金融商品を提供することで、暗号資産業界における世界と日本のギャップ解消の一助を担ってまいります。
* 日本国内の投資家については適格機関投資家・特例業務対象投資家のみ
【暗号資産トレーディングファンド「Cygnosファンド I」、「Cygnosファンド II」】
先日Cygnosは、適格機関投資家等特例業務の金融庁への届出を完了しましたが、今回の正式運用開始によりCygnosファンドは日本国内外の適格機関投資家・特例業務対象投資家・認定投資家に対して、営業・運用を開始することが可能となりました。
■Cygnosファンド I
<日本国内外の適格機関投資家・特例業務対象投資家等向けのドル建てファンド>
日本の法令を遵守したCygnosファンド Iを通じて、Web3等のトークンに直接投資せずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かし、アービトラージやデルタニュートラル等の多様な投資戦略を擁するクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資する機会を、日本国内外の投資家へ提供してまいります。
■Cygnosファンド II
<日本国外の認定投資家向けのクリプト建てファンド>
ドル建てのCygnosファンド Iとは異なり、クリプト建てのファンドです。日本国外に在住する認定投資家(クリプト富裕層、クリプト事業者、その他一般企業)に対して、BTC、ETH、ステーブルコイン(USDC,USDT)建てのそれぞれの通貨で配当を行う、暗号資産トレーディングファンドCygnosファンド IIを提供してまいります。
【どの様なファンドなのか】
Cygnosファンドは、ボラティリティの大きい暗号資産マーケットへのエクスポージャーを取りたい日本国内外の投資家向けに開発・組成されました。
Cygnosファンドの特徴は2つあります。
1. 海外クリプトヘッジファンドのトレーダーの複数の戦略に分散投資
2. トークン現物への投資を行うファンドではなく、デリバティブ取引を中心とする戦略への投資
1. 海外クリプトヘッジファンドのトレーダーの複数の戦略に分散投資
投資において「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。これは1つの商品に全資産を投資してしまうと、値上がり時には大きな利益を得ることができるものの、反対に値下がり時のリスクが大きくなってしまうため、運用リスクを分散させるために資産を分散して投資すべきということを表しています。
伝統的なアセットクラスと比較して一般的にクリプト関連の投資は非常にリスクが高いと言われており、多様なトレーディング戦略へ分散投資する重要性は更に高まると考えられます。
Cygnosは、投機ではない投資としてのクリプトファンド商品を実現させるために、アービトラージやデルタニュートラル等のトレーダーの複数の戦略へ分散投資を行うファンドを組成しました。
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Cygnosファンド
2. トークン現物への投資を行うファンドではなく、デリバティブ取引を中心とする戦略への投資
クリプト関連の投資は非常にリスク測定が難しいことに加え、バズワードや流行が数ヶ月で様変わりします。CygnosファンドはトークンやPJ等の現物への投資を行わず、これらの流行によって生まれるボラティリティを活かしたデリバティブ取引によって収益を生み出すトレーディング戦略へ分散投資を行ってまいります。
クリプト業界特有の鑑識眼やインナーサークルへのアクセスが重要となるWeb3等のトークン現物への投資を行わずとも、関連する暗号資産銘柄のボラティリティを活かす海外のクリプトヘッジファンドの戦略へ分散投資を行ってまいります。
【今後の展望について】
両ファンドの運用資産の総額の70-80%は、日本国外居住の投資家から出資される予定です。今後、投資家の居住地域の規制を遵守しつつ、グローバルに運用されるファンドとなるべく、邁進してまいります。
また、現在暗号資産建てで投資が可能なファンドは日本国外在住者のみとなっておりますが、今後、日本在住の投資家の方向けにも暗号資産建てで投資可能なファンドの提供を検討しております。
【注意事項】
・本プレス・リリースは、Cygnosファンドの活動について一般的に公表することのみを目的としており、いかなる意味においてもCygnosファンドの組合持分その他の有価証券の取得の勧誘を構成するものではありません。
【リスクに関する事項】
●Cygnosファンドが適格機関投資家等特例業務で取り扱う商品にはリスクがあり、暗号資産相場の影響により、損失を生じ投資元本を割り込むことがあります。
●当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。
●暗号資産は、円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。
●リスクの詳細は目論見書や契約締結前交付書面をお読みください。
■CEO 三原 弘之
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CEO 三原 弘之
2014年にビットバンクに入社し、当時から海外カンファレンスやプライベートな会合等で海外事業者と話す機会に恵まれましたが、海外市場との情報の断絶や流行するプロダクトの違い等を常に肌で感じてきました。実際にクリプト関連のファンド領域においても、海外ではファミリーオフィス等がクリプト系のヘッジファンドやトークンファンドに投資する事例は増えていますが、日本国内での事例は寡聞にして存じません。自由市場における競争の結果であれば致し方ないですが、現時点においては選択肢が存在しないこと自体が問題であると考え、一石を投じるべくこの度Cygnosファンドを組成しました。
日本と海外のギャップ解消の一助となり、「世界最先端のクリプト金融商品を、日本のマーケットへ届ける」ために、今後も業界発展に資する事業を展開してまいります。
■Cygnos CEO 三原 弘之
早稲田大学を卒業後、楽天株式会社にエンジニアとして入社し、楽天市場の開発業務に従事。2014年、ビットバンク株式会社へ社員第一号として参画し、執行役員COOとして国内最大級の仮想通貨取引所へ成長させる。ビットコインのさらなる発展と普及を目的として、2020年にCygnos創業。2017年発売「マンガでわかるビットコインと仮想通貨」監修。
【Cygnosファンド I 運営会社について】
商号 : Cygnos Capital
(金融商品取引法に基づく適格機関投資家等特例業務届出者)
URL : https://fund.cygn.com/
ファンド手数料等: ・申込手数料…取得価格の2%が上限
・マネジメントフィー… 3%
・パフォーマンスフィー …30%
・上記のほか、Cygnos Capitalが受領する手数料等や、
ファンド財産から支払われる費用がございますが、
発生時、請求時に初めて具体的金額が認識・
確定されるために、
予め具体的に記載することができないものがございます。
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