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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合

NGP協同組合、自動車リユース部品を利用したサーキュラーエコノミーへの取組が評価され「第5回エコプロアワード」にて「経済産業大臣賞」を受賞

(@Press) 2022年09月07日(水)10時00分配信 @Press

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(本部:東京都港区、理事長:小林 信夫、以下 NGP)は、一般社団法人 サステナブル経営推進機構が主催する「第5回エコプロアワード」において、「自動車リユース部品でカーボンニュートラルに貢献〜CO2削減効果の定量化と研究成果を活用した普及・啓発」のテーマで「経済産業大臣賞」受賞しました。
12月8日(木)に、「エコプロ2022」の会場内(東京ビッグサイト)にて、表彰式が行われます。

同様の内容では、2021年11月の「第22回グリーン購入大賞」における「大賞・経済産業大臣賞」受賞、「令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰」受賞、同年2月の「第17回LCA日本フォーラム表彰」における「経済産業省 産業技術環境局長賞」受賞、同年3月の「第24回中小企業組織活動懸賞レポート」における「本賞」受賞に続き、5度目の受賞となり、大臣表彰の受賞は3度目となります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/323442/LL_img_323442_1.jpg
第5回エコプロアワードロゴ

【受賞活動】
「自動車リユース部品でカーボンニュートラルに貢献〜CO2削減効果の定量化と研究成果を活用した普及・啓発」


【選評】
今回の受賞にあたり、以下のとおり選評をいただきました。
・リユース部品の付加価値向上が図られ、産官学連携、教育効果も高く素晴らしいものであり、自動車部品の網羅的なLCAを実施し、リユース部品の環境貢献度合いを数値化し、伝える取り組みをしている点が環境面・経済面共に優れている。また、新品部品の50%の販売価格を実現することで、利用者側もリユース部品を選択しやすくなり、経済性及び社会全体への普及という観点でも優れている。

・産学共同研究によるCO2の定量化を長年実施し、結果の公表や普及啓発を継続して実施していることで、安全や性能面を重視する自動車製品でリユース修理が普及していると思われる。これはユーザビリティの工夫を重ねている結果で、地道なサーキュラーへの取り組みが評価できる。

<エコプロアワードホームページ>
URL: https://sumpo.or.jp/seminar/awards/index.html

「エコプロアワード」は、優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、ビジネスモデル等を表彰することによって、これらのさらなる開発・普及の促進を図り、持続可能な社会づくりに寄与することを目的とした表彰制度です。


【受賞活動の概要(産学共同研究について)】
NGPでは、「自動車リユース部品」が環境にやさしいことの根拠を定量的に示すことで、リユース部品の付加価値を高めて、利用するユーザーの環境貢献意識を向上させ、地球環境保護に貢献したいという思いから、富山県立大学工学部機械システム工学科 森 孝男名誉教授(富山県射水市)、明治大学理工学部機械情報工学科 井上 全人教授(生田キャンパス:神奈川県川崎市)と2013年5月より「自動車リサイクル部品産学共同研究会」(座長:富山県立大学名誉教授・NGP技術顧問 森 孝男)を立ち上げ、自動車リユース部品を活用した場合のCO2削減効果値算出についての産学共同研究を開始しました。
LCA※1の計算ソフトを使用してCO2削減効果の定量化に成功し、2016年4月に記者会見を行ってそれまでの研究成果を公表しました。同時に専用のホームページ「NGPエコプロジェクト」を開設し、ホームページ上にて研究成果を公開しています。

<NGPエコプロジェクトホームページ>
URL: http://www.nepp.jp

ただし、研究は一度CO2削減効果を算出して終わりではなく、2022年8月までに92回の勉強会と、19回の工場調査を実施し、現在も継続しています。
研究成果は、NGPの2030年のSDGs達成に向けた目標設定や、廃車になった自動車の取扱説明書をアップサイクルした「環境教育ノート」に活用するとともに、環境展(エコプロ)や自動車リサイクル工場見学会を通じて、子どもたちや一般ユーザーに対しても、リユース部品の普及・啓発に取り組んでいます。

NGPのリユース部品が使用(販売)されることで削減されたCO2の量については、毎月ホームページ及びNGPニュース(社外報)で公開するとともに、削減されたCO2の量に応じて、「瀬戸内オリーブ基金」(自動車リサイクル法制定の契機となった、不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動を行うNPO法人)に寄付を行い、NGPとしても豊島の環境保全・再生活動に取り組んでいます。


【今後について】
産学共同研究については、SDGsの目標達成とカーボンニュートラルの実現に寄与すべく、部品の調査対象をさらに増やし、NGPの販売する自動車リユース部品点全てのCO2削減効果が算出できるように継続していくとともに、自動車のライフサイクル全体のLCA評価方法の確立が不可欠であることから、部品だけでなく、製造から廃棄に至るまでのLCAの研究に拡大していきます。

2022年12月7日(水)〜9日(金)に開催予定の「エコプロ2022」においては、研究成果を活用した展示を行う予定です。

今後もリユース部品の利用拡大に取り組んでカーボンニュートラルに大きく貢献するとともに、研究成果を活用した教育支援や豊島の環境保全・再生に取り組み、自動車リサイクルを通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※1 LCA(ライフサイクルアセスメント)とは、部品を生産する時に発生するCO2だけではなく、部品を作るための資源採掘から、原料生産、部品生産、使用、処理までライフサイクル(生涯)、アセスメント(評価)する手法のことです。
※2 NGPシステムとは、NGPが運営する、自動車リユース部品在庫共有システムのことで、NGP組合員162拠点のリユース部品を、登録、検索、閲覧、注文することが可能となっています。


【組織概要】
組織名 : NGP日本自動車リサイクル事業協同組合
本部 : 〒108-0074 東京都港区高輪3-25-33 長田ビル2F
創立 : 1985年4月
理事長 : 小林 信夫
組合員数 : 134組合員、162拠点
主な事業内容: 健全な自動車リサイクル事業の構築を目指し、
全国組合員企業の経営意識向上、
意識改革までの「企業の社会責任」を遂行し、
補修部品の消費者へ啓蒙と販売
URL : http://www.ngp.gr.jp/

プレスリリース提供元:@Press

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