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ネオファーマジャパン株式会社 5-ALA PR事務局

<ネオファーマ社・東京大学の共同研究> 5-ALA最新研究 COVID-19後遺症低減効果を確認 細胞内のミトコンドリアを活性化する働きに期待

(@Press) 2022年05月24日(火)11時00分配信 @Press

5-ALAの研究・開発・販売をグローバルに展開するネオファーマジャパン株式会社は、東京大学との共同研究において、5-ALAによるCOVID-19後遺症低減効果を確認したとする最新研究を発表しました。

まだまだ猛威をふるうCOVID-19ですが、感染後の後遺症に悩まれている方も多いようです。国立国際医療研究センターの調査*によると、コロナウイルスに感染後、半年においても4人に1人の割合で何らかの症状が残り、なかでも男性より女性の方が症状が現れやすく、女性の場合、倦怠感が男性の2倍、脱毛は約3倍も症状がでやすいという結果も報告されています。

そのような中、かねてから疲労低減効果が認められている5-ALAを用いて、COVID-19後遺症への有効性を確かめる試験を、2021年に東京大学大学院の今村 恭子教授と共同で実施しました。その結果、後遺症症状の一つである疲労感の改善傾向が確認されました。今村教授は、『この結果は5-ALAが有する“細胞内のミトコンドリアを活性化する働き”によってもたらされたものだと考えられる』と解説しています。

5-ALAは、私たちの細胞内のミトコンドリアで生産され、エネルギー生産の効率を高めて代謝アップに働く成分です。季節の変わり目などに感じる疲れやすさ、なんとなく感じる不調も、細胞内のエネルギーが不足しているために起るともいわれています。改善には細胞力を高めること、つまり、細胞内のミトコンドリアを活性化させることが大切です。有酸素運動や5-ALAなど活性化を促す成分を含む食事を摂り入れることで、ミトコンドリアを活性化させ細胞内のエネルギー代謝を促すことが期待できます。

なお、5-ALAは17歳をピークにその後下降の一途をたどります。しかも体内での貯蔵量は非常に少なく、外から摂取しても瞬時に体内で消費されてしまうため、不足しがちであることがわかっています。そのため、運動や食事に加え、サプリメントなども上手に摂り入れながら、日々上手に補うことをおすすめします。

*国立国際医療研究センター
新型コロナウイルス感染症罹患後の遷延症状の記述疫学とその出現・遷延リスク因子に関する報告
https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2021/20211008.html


■医学博士 今村 恭子先生
一般社団法人 医療開発基盤研究所 代表理事
前・東京大学大学院薬学系研究科 ITヘルスケア社会連携講座 客員教授

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_1.jpg
今村 恭子先生

新型コロナウイルス後遺症の病理については、まだ多くが解明されていないものの、長期にわたって後遺症に悩む方も多くいらっしゃる現状もあります。
かねてより疲労感低減の効果が認められている5-ALAを摂取してもらい、新型コロナ後遺症への有効性を確かめる試験を実施した結果、疲労感の改善傾向が認められました。詳細は現在解析中ですが、この結果は5-ALAが有する“細胞内のミトコンドリアを活性化する働き”によってもたらされたと考えられます。
5-ALAはもともと私たちの体の中に存在するアミノ酸であり、経口摂取に対しての安全性も確認されていることからも、今後5-ALAが後遺症に悩む多くの方の手助けになるものと期待をしています。

<プロフィール>
熊本大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学医学専攻修了。整形外科での診療経験後に、US留学で臨床薬理学、UK留学でアウトカムズ・リサーチを専攻。1995年より外資系製薬企業にて研究開発、メディカルアフェアーズ、安全管理、サイエンティフィックアフェアーズ等の経験を経て、現職。


【「5-ALA」を使った最新研究結果】
■5-ALAによる新型コロナウイルスの後遺症改善を確認
2021年に東京大学大学院・今村 恭子教授のもと、新型コロナウイルスの後遺症を有する男女40人を対象に、5-ALAと鉄剤(SFC)の28日間連続摂取による安全性及び症状への影響に関する試験が実施されました。スマートウォッチと電子日誌による行動モニタリングを用いたことで、より客観的な評価となりました。
その結果、安全性と共に、疲労感のVAS値*1、EQ5D5L*2で評価した生活の質のスコア、スマートウォッチ*3で取得した睡眠やストレスの状態が、5-ALA摂取群(5-ALA群)では摂取前と比較して、改善していることが確認されました。5-ALAの特性である「ミトコンドリアの活性化」により、エネルギー代謝が促進されたことが、試験結果に寄与したと考えられます。試験は28日間でしたが、試験期間以降も摂取を継続することで、さらなる改善が示される可能性があります。
本研究は、2022年3月24日(日本時間)に、学術誌「ALA-Porphyrin Science, Vol. 10 No 1 2021, 15-22」*4に掲載されました。

*1 VAS(Visual Analog Scale):視覚的アナログスケール。
直接測定できない主観的な痛みや疲労などの強さを10cmの線の中で表した値。
*2 EQ5D5L(EuroQoL 5 Dimensions 5-Level):世界的に最も汎用されている生活の質の尺度。
*3 スマートウォッチ:Garmin社製。心拍変動に基づきストレスレベルなどを測定。
*4 図表については以下文献より引用:Phase 2 randomized clinical trial of 5-Aminolevulinic acid plus sodium citrate chloride vs placebo for Covid-19 infected patients recovered with sequelae

●疲労感の改善

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_2.jpg
Day-0と介入後の1週間の平均疲労感VAS値

試験食摂取前(Day-0)と、摂取開始から1週間ごとの平均疲労感について確認したところ、5-ALA群では、摂取1週目から疲労感の改善傾向がみられました。さらに、2週目からは疲労感の軽減がより大きくなる傾向が認められ、3週目・4週目にはDay-0と比較して有意差がみられます。

●生活の質(QOL)向上

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_3.jpg
EQ5D5Lスコア変化:ふだんの活動についての今日の状態

同じくDay-0と28日間の摂取を終えた後(Day-29)の生活の質について比較しました。
その結果、5-ALA群で、Day-0には1割以上存在していた「ふだんの活動を行うのにかなり問題がある」人が、Day-29にはまったくいなくなりました。

研究タイトル:スマートウォッチおよび電子日誌を用いた新型コロナウイルス感染症の後遺症を有する症例に対する5-アミノレブリン酸塩を含む健康食品の安全性試験

<試験概要>
被験者 :20〜60歳の男女40人
(本研究同意取得前6か月以内に新型コロナウイルス感染症と
診断された者)を5-ALA摂取群とプラセボ群に分けて実施
試験食 :5-ALA摂取群・・5-ALA(300mg)+鉄剤(SFC・174mg)含有カプセルを
1日量として試験期間中、連日摂取
試験期間:28日間(その後の観察期間として2週間を設定)


【細胞への吸収性は抜群!常に補給したい「5-ALA」】
■5-ALAは、ミトコンドリアに存在するアミノ酸。17歳から減少

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_4.jpg
5-ALA生産量の加齢変化

出典:Jun-Ichi Hayashi et al, J Biol. Chem. 269, 6878-6883 (1994)
記載の複合体IV活性がヘムおよびシトクロム量に比例すると仮定し
体重変化を加味することで5-ALA由来化合物量を推定

話題の細胞ケアの中でも、注目度が高いのが「5-ALA(5-アミノレブリン酸=5-Amino Levulinic Acid)」です。5-ALAは、ヒトや動物、植物など、あらゆる生命体の細胞内でエネルギーを作り出す、ミトコンドリアで生産される天然のアミノ酸で、身体の中で様々な役割を担っています。
その生産量は17歳をピークに、加齢と共に減少の一途をたどり、加齢の他にも、過労、ストレス、睡眠不足、飲酒、喫煙、運動不足、食生活の乱れなどでも5-ALAは不足します。不摂生で生じた体内の活性酸素を除去するために、5-ALAから作られるヘムが使われるので、エネルギー生産に使える分量が減ってしまうのです。ミトコンドリアというエネルギー工場で中心的な働きをする5-ALAの減少は、エネルギー生産効率の低下、つまりエネルギー減少を意味します。


■作るそばから消費される5-ALA、常に補う必要あり
ヒトの体内で作られる5-ALAは1日に1,000〜1,500mg程度とされています。しかし、体内での貯蔵量は非常に少なく、推定では全身に68mg程度です。つまり、5-ALAの代謝回転が極めて速いということ。
5-ALAはミトコンドリア内で作られると、すぐさま消費されてしまいます。そのため、常に5-ALAを作り補う必要があります。


■食品の中では、発酵食品などに比較的多く含まれる「5-ALA」

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_5.png
5-ALAが含まれる食品例

5-ALAは、動物や植物などあらゆる生命体のミトコンドリアで作られる天然のアミノ酸です。基本的には食品全般に含まれていますが、米や小麦などの穀類にはほとんど含まれず、酒粕などの発酵食品や緑黄色野菜に比較的多く含まれています。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/310886/LL_img_310886_6.png
食品の5-ALA含有量

出典:ネオファーマジャパン調べ

プレスリリース提供元:@Press

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