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茨城大学教育学部 教授 齋藤芳徳

3,030案のアイデアを5週間で量産したワークショップの全容を論文化して無料公開 〜神戸製鋼所×京都大学の合同ワークショップ〜

(@Press) 2022年04月20日(水)10時00分配信 @Press

茨城大学教育学部 教授 齋藤芳徳は、2021年5〜6月、オンライン(神戸製鋼所・京都大学・茨城大学)で、神戸製鋼所の社員30名と京都大学の学生10名の計40名が参加した、SDGsをテーマにした「新規事業・新商品のアイデア創出×アイデアパーソンの人材育成」の7週間のワークショップに取り組み、5週間で3,030案の新しいアイデアを量産して、2週間で72案の企画書に仕上げたワークショップの全容を、論文化して無料公開しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/306976/LL_img_306976_1.jpg
思考法ワークショップ/論文表紙
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/306976/LL_img_306976_2.jpg
思考法ワークショップ/タイムスケジュール

■ワークショップの背景
現代は、将来の予測が難しいことから、「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれています。日本語では、「変動が激しく、不確実で、複雑で、曖昧な時代」ということです。第2次産業革命から100年以上続いた大量生産・大量消費のビジネスモデルが変化して、ビジネスの将来予測も難しい時代になっています。今後、企業がビジネスを成功させるためには、VUCA時代に対応した、多様で大量なアイデア創出が必要になります。

また、VUCA時代は、企業の人材戦略も重要です。経済産業省は、令和2年1月に「経営戦略と人材戦略」のレポートを発行しました。そこには、持続的な企業価値の向上の条件として、「イノベーション創出をリードする人材の育成」「ビジネスモデル変化に対応した従業員の再配置・再教育」「個人の自律的なキャリア構築の支援」等が記述されています。
上記の社会背景を踏まえて、(1)VUCA時代における多様で大量なアイデアの創出、(2)アイデアパーソンの人材育成による持続的な企業価値の向上、を目的にしたワークショップを実施しています。このワークショップは、企業(住友ゴム工業、茨城県経営者協会会員企業、等)や大学(京都大学、近畿大学、茨城大学、等)で実施しています(下図)。


■ワークショップの特徴(これまでの研究の知見)
この論文の他に、思考法ワークショップの研究を論文(AL-1〜11、IW-1〜3)にまとめています(下図)。これまでの10年以上の研究の知見は、
(1)最短3〜4か月で、新規事業や新商品のアイデア(新しい価値)が生まれ、さらに、アイデアパーソンを社内で育成できます。
(2)学生の実績では、1年程度のワークショップのトレーニングでアイデアパーソン(社会人も参加する全国規模のコンペに入賞するレベル)になっています。*下図「AL-7・8」参照
(3)アイデア創出は、頭の運動/スポーツなので、スポーツのように技法を繰り返し練習すれば上達します。上記(2)の学生の実績が証左です。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/306976/LL_img_306976_3.jpg
思考法ワークショップ/論文実績表

■本論文PDFの入手方法
「ROSEリポジトリいばらき」 https://rose-ibadai.repo.nii.ac.jp/ にアクセスして、『アクティブ・ラーニングによるアイデア創出のワークショップの実践研究(10)』で検索してください。
また、上図のAL-1〜11の論文は、『』の()に1〜11の番号を入れて検索してください。
なお、上図のIW-1〜3の論文は、2023年3月公開予定です。

プレスリリース提供元:@Press

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