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結婚相談所マリーミー

コロナ禍で、人との関わり方やライフスタイルに異変 結婚相談所マリーミーに20代前半女性が急増している社会事情

(@Press) 2022年04月11日(月)11時00分配信 @Press

結婚相談所マリーミー(本社:東京都渋谷区、代表:植草 美幸、以下 当社)は、当社で婚活中の男女を通して見えてきた、最新の婚活にまつわる社会事情について分析・発表いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/304933/LL_img_304933_1.jpg
結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸

■スーパーエリートの女性までもが、「早く結婚したい」と入会
2020年4月に日本で初めて緊急事態宣言が出てから約2年になりますが、この間に就職をした現社会人2・3年生の女性たちが、「結婚して退職したい」と当社を訪れるケースが最近増えています。

例えば2020年4月に入社したある女性は、大学在学中にダブルスクールで猛勉強をして、最難関の国家資格を取得したスーパーエリートです。そして大手企業に就職したのですが、就職してすぐにリモートワークになってしまい、簡単な補助業務ばかりを任されていると言います。努力を重ねてやっと目指していた資格を取り、希望通りの就職が出来たのにも関わらず、出社することも滅多になく、先輩達の仕事ぶりを直接見て学んだり、教わる機会もほとんどないので、資格がなくても出来るような簡単な仕事ばかりを振られるそうです。

コロナ禍以前は、彼女のようなスーパーエリートは、20代はバリバリ仕事を楽しみ、30歳を過ぎた頃に初めて、「結婚したいな」と考えて入会するというのが通例でした。それなのに彼女は、「仕事に意義が見いだせず、もう早く結婚したいです。仕事を辞めて専業主婦になることも厭いません」と言う。

「寿退社」という価値観は昭和時代の過去のものとされてきましたが、まさか令和の今になってこういう価値観に戻るとは思っていなかったので驚きました。しかも上記のように、「さすがに、仕事を辞めるのはもったいないのでは」と思うような方も含め、当社には20代前半女性の「とにかく結婚したい」というご相談が、コロナ禍と比べて3割ほど増えている状況です。


■社会人2〜3年生に起きている「異変」
2021年4月入社の、今年社会人2年生に至っては、就職活動の時点からリモート面接で、その後もずっとリモート勤務だというケースが少なくありません。せっかく大きなビルの一流企業に入っても、「私はここで働くんだ」と誇りを持つ機会もなく、仕事に抱いていた理想と現実が噛み合わない。上司にも同僚にも会わず、「ああいうふうに仕事をしたい」「今度はあの部署に行ってみたいな」といった憧れを抱く機会や目標も持ちにくい。そうなると愛社精神が生まれず、仕事の意義が見出せない、仕事への意欲がわかない…そこで「そうだ、結婚しよう」と思い立つようです。

ただ、結婚したいと入会したにもかかわらず、「結婚=本当に叶えたいこと」「結婚=幸せ」とも考えていないように見えます。というのも、こういった社会人2〜3年目の方々は、「お相手には特に条件はありません」という傾向が高く、顔写真を見て、好きなタイプを選んでいる方がほとんどです。つまり、「結婚したい」というよりは、「1日中家にいるつまらない毎日を変えたい」「何とか今の状況から抜け出したい」という方が心境に近いように感じます。

本来、「人生を変えたい」というときに選択肢に入るはずの転職は、選択肢に入らなくなってしまっているようです。そもそも社会にどんな仕事があるか分からず、上司の経験談も聞けず、自分のスキルが人と比べてどの程度なのかも分からない。「だったら結婚」という考えが、親やドラマなどの影響からなんとなく刷り込まれているのかもしれません。


■婚活の中断を提案することも
「結婚相談所は、結婚させるのが仕事だから、何が何でも結婚させようとする」と考えられるかもしれませんが、それは誤解です。少なくとも当社では、上記のような社会人2、3年生の婚活女性に対して、やみくもに結婚を勧めることはしていません。

彼女達は、感染対策のために極力外出を避けているものの、当社のカウンセリングには、リモートではなく実際に会いたいと来ます。理由を聞くと、カウンセリングで「人とはこういうふうにコミュニケーションを取るといいですよ」「問題が起きた時、こんな実例がありました」などと教えてもらうことで、「人と関われている」「社会で生きている」という実感がわくそうです。

本来であれば、職場で、人との関わり方や社会を知ることになっていたはず。それなのにその機会が失われ、社会との接点もほとんど持てないまま、その現状を変えたいからと結婚に向かうのは、ご本人の将来にとっていいこととは思えません。

ですから当社では、婚活の中断をご提案することもあります。30代であれば、本人が焦っている場合も多いので「半年で結婚を決めましょう」とご提案しますが、まだ20代前半なら、もう少し社会勉強をしてからのほうが、より自分に合った相手を選べるでしょうし、今後の人生も豊かになるのではないかと思うからです。

今後も結婚相談所マリーミーは、それぞれの方に合わせた、丁寧なアドバイスを行ってまいります。


◆結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸(うえくさ・みゆき)経歴
婚活アドバイザー、株式会社エムエスピー代表取締役。
2009年、結婚相談所マリーミーをスタートして以来、12年間にわたり年間約1,000組にアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を誇る。著書も『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ(青春出版社)』など多数。

(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

プレスリリース提供元:@Press

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