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2021年秋に収穫されたブドウを使用したワイン、ついに4月発売!「八戸ワイン産業創出プロジェクト」のこれからについて探る

(@Press) 2022年03月28日(月)11時00分配信 @Press

青森県八戸市では、農業振興や地域活性化を目指し、2014年からワイン用ブドウの栽培を支援する「八戸ワイン産業創出プロジェクト」を推進しています。
2021年の秋に収穫されたブドウを使ったワインの発売を4月に控え、当プロジェクトに携わる地域おこし協力隊員へインタビューを行い、八戸ワインのこれからについて探りました。


●「八戸ワイン」誕生の経緯
青森県八戸市の中心部から南部に位置する南郷地区は、かつて葉たばこの生産が盛んでした。しかし、国内需要が減少し地域経済に影響を与えていることから、八戸市は農業の付加価値の向上及び地域経済の活性化を目的に「八戸ワイン産業創出プロジェクト」の取り組みを2014年から開始し、2018年に念願の「八戸ワイン」が誕生しました。現在では赤、白、ロゼ、スパークリングと、バラエティ豊かな「八戸ワイン」が揃っています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/303288/LL_img_303288_1.jpg
2021年12月に発売された八戸ワイン「POPケルナー2021」

●「八戸ワイン」に使われるブドウ
八戸ワインとは、八戸産のブドウを85%以上使用しているワインのことを指します。当プロジェクト開始時は、ワイン用ブドウの苗木の植付け本数2,200本、作付面積2.2haだったものが、現在では41,435本、15.1haまで拡大し、木々の成長とともに収穫量も年々上昇しています。また、赤ワイン用ブドウとして、イチゴのような甘い香りが特徴の「キャンベルアーリー」、日本のワイン用主要品種で、和食にもぴったりな「マスカット・ベーリーA」、まろやかな味わいの「メルロー」、白ワイン用ブドウは、フルーティーで香りの良い「ナイアガラ」、その土地の個性を出しやすく、いま全国で注目されている「シャルドネ」など、南郷地区では計27品種のブドウを15の経営体で栽培しています。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/303288/LL_img_303288_2.jpg
ワイン用ブドウ
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/303288/LL_img_303288_3.jpg
ブドウ畑

●南郷の地で新たな風を
ワインをこよなく愛する吉田宗司さん(八戸市地域おこし協力隊員)は、「自らブドウを栽培し、自身のワイナリーで、オリジナルな自分が思うままのワインを造る」という夢を叶えるため、それまで勤めていた会社を辞めて八戸へUターンし、2019年9月より地域おこし協力隊員として南郷地区の農作業支援をしつつ、当プロジェクトに携わっています。
常に新しいことに挑戦し続ける吉田さんは、南郷地区において自身の畑を取得し、この春からワイン用ブドウの栽培をスタートさせます。
吉田さんが育てるブドウは、高貴な味で最高級ワインに使用される「ネッビオーロ」、幅広い手法で使われている「バルベーラ」、熟成させると洋ナシやパイナップルのような香りが漂う「ガルガーネガ」、フレッシュで爽やかな飲み口になる「コルテーゼ」、アロマティックなワインを生み出す「マルヴァジア」の5種類となり、どのブドウも八戸と温度帯が近い北イタリア産の品種で八戸では初栽培となります。


●新作ワイン発売について
「生産者が長い時間をかけて我が子のように育て上げたブドウでワインは造られている、というストーリーを思い浮かべながらワインを堪能してほしい。」
そう語る吉田さんはじめ、ブドウの生産に携わった方々の想いを乗せた新作の八戸ワインは、2022年4月に市内ワイナリーの澤内醸造と八戸ワイナリーより発売予定です。


― 地域おこし協力隊員募集 ―
八戸市では、地域おこし協力隊員として、南郷地区の皆さんと協力しながら当プロジェクトや地域活性化に取り組む人材を2022年4月より募集します。
詳しくは下記までお問い合わせください。

【八戸ワインに関するお問い合わせ】
八戸市 農林水産部 農業経営振興センター
電話 : 0178-27-9163
Eメール: nokei@city.hachinohe.aomori.jp

プレスリリース提供元:@Press

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