プレスリリース
公益財団法人日本生態系協会(本部:東京都豊島区、会長:池谷 奉文)が2016年、千葉県長南町に開苑した「森の墓苑」では、2022年4月1日より新しい合葬墓区画の販売を開始いたします。
春のお彼岸、樹木葬、終活、SDGsに関する情報の一つとして、お知らせいたします。
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森の墓苑全景
【新しい販売区画の特徴:(1)野草を植えて合祀する、(2)安い料金】
これまでの販売区画は、1区画に対し1本の植樹ができる個別墓と、1本のシンボルツリーの周囲を区切った合葬墓の2種類でした。
このたび、合葬墓の新しい形として、1つの穴に8柱まとめて納骨し合祀するタイプを販売します。
1区画の定員を8名とし、埋葬用に掘られたひとつの長方形の穴(図1)を木枠で8等分(1人あたり30cm四方)に区切り、ご契約順に収蔵します。定員となりましたら土をかけて野草(たんぽぽ又はすみれ)を植え付けて納骨埋蔵を完了とします。定員になるまでは野草を生やした木蓋で区画を覆います。たんぽぽ区画は10穴、すみれ区画は5穴です。
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これまでの合葬墓・樹(じゅ)
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図1)新しい合葬墓・野の花(ののはな)
価格は、「たんぽぽ」区画 154,000円、「すみれ」区画 176,000円(いずれも消費税込み)です。現地見学や資料請求されたお客様から、「環境はいいがもう少しリーズナブルな価格を」とのご要望に答え、これまでの料金に比べお求めやすい金額としました。
料金以外にもこれまでの合葬墓との違いとして、生前契約とペットの納骨は不可となります。詳細は表をご覧ください。
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「森の墓苑」での区画の種類
【森の墓苑について】公式web http://www.morinoboen.org/
森の墓苑は正式な許可を得た人間のお墓です。墓石の代わりに地域にもともとあった木を植え、生きものとともに育むことで、かつて開発で失われた森を再び豊かな自然の森に戻す ―環境の時代にふさわしい樹木葬・自然葬のコンセプトを掲げて、千葉県長南町で2016年に開苑しました。
敷地はかつて建設用の土砂採掘跡地で、自然が失われた場所でした。自然の森が残っている周囲の土地も取得しているため、ここから種を集めて苗木づくりから開始しました。適度に育った苗木は墓標として区画に植え、同時に在来の野草の種をまき、外来種の植物は抜くなどの管理をして、50年の歳月をかけ、房総丘陵に昔からある自然の森の姿を取り戻す計画です。このような作業に必要な資金は、区画の契約金や管理料を充てています。
最近、増えてきた樹木葬は、購入希望者が持つイメージと違ったという声をよく聞きます。特に、数年から十数年経つとご遺骨を掘り出し、契約した区画から合祀墓に移動することは知られていません。その点、森の墓苑はご遺骨を布袋に入れたあと土の中に埋葬するので、文字通り土に還ることになります。
他にも宗教と無関係、ペットと一緒に埋葬できる、子どもや孫に負担をかけたくないといったお墓選びの課題も解決するほか、森づくりの一役を担うことで“亡くなった後に社会貢献できる”との理由からSDGsの時代にあったお墓として、森の墓苑に興味を持つ方が年々増え、全国各地からご契約をいただいています。
なお、これまで森の墓苑では、自然の森づくりに関心の高い、学生、NGO、企業の方々の研修受け入れや、一般の方向けに植樹植草イベント・生きもの観察会を実施するなど地域貢献・社会貢献をして来ました。このような活動実績により2020年4月、「体験の機会の場」に千葉県で初めて認定されるとともに、千葉県の「ちば環境学習応援団」(受入型)、「ちばSDGsパートナー」にも登録されました。
【協会について】公式web https://www.ecosys.or.jp/
公益財団法人日本生態系協会は、持続可能な自然と共存する、美しいまちづくり・くにづくりを提案するシンクタンクです。主な事業は、生物多様性の保全等に関する政策の議員への提言、エコロジカルネットワークをはじめとした施策の行政への提案、ビオトープ管理士資格・こども環境管理士資格の認定、企業が所有する緑地のJHEP認証、学校・園庭のビオトープの普及などです。
2016年からは、環境団体として日本で初めて、自然の保全と再生を目的とした墓地「森の墓苑」の運営をはじめました。
プレスリリース提供元:@Press