プレスリリース
QUSUYAMA LLC.(合同会社楠山、宮崎県宮崎市、代表社員:吉水 純子)は、日本初(自社調)となる100%薪火アランビック(蒸留器)の精油蒸留所「楠山(くすやま)蒸留所」(宮崎県三股町)を本格稼働いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/293049/LL_img_293049_1.jpg
100%薪火アランビックによる精油蒸留所「楠山蒸留所」
QUSUYAMA LLC.: https://www.qusuyama.jp/
■背景
東日本大震災直後、2011年4月にインドヒマラヤより帰国した吉水はQUSUYAMA LLC.を設立。海外で学んだ精油制作技術を日本国内の山林の森林活用に活かすため各地へ赴き、開発に協力的な地元の森林事業者の方々と共に日本固有種のアロマの製作および研究活動を始めました。
研究を行う中で、植物は樹種ごとに好む繁殖環境が違うのに日本では自然のサイクルに逆らった単一樹種を植えて育てて収穫する慣行農業的な森づくりが主流となっていて探している森は日本にはほぼ無いことを知り、自然の摂理に寄り添った森林資源の有効活用を考えた精油蒸留所を作りたいと思うようになりました。
蒸留所稼働の一番最初の仕事は、自分の求める森づくりをしている林業事業体を日本中探すことでした。そしてとうとう自然の摂理に寄り添った流れの上で行われている森づくりをしている林業事業体を見つけ、そこで日本で初となる100%薪火を使った純銅製のアランビックで蒸留する精油蒸留所を宮崎県三股町に作るため、吉水は神奈川から移住しました。
■100%薪火アランビック(蒸留器)について
この蒸留所で使われるアランビックは純銅製です。
昔から変わらない形を保ったまま今でもコニャックやブランデーやウィスキー工場などでもポットスチルが使われています。
■“森づくり”について 〜適地適木と単木管理
「楠山蒸留所」のあるこの森では皆伐といういわゆる森の丸刈りをしません。
理由には色々ありますが、土に負担をかけ多様性に欠けた森になり、鹿などの獣害被害などから植えて育てる従来型の林業に限界を感じた山主の意向もあり、自然の摂理に沿った森づくりをしています。自然の摂理に沿う森づくりは言い換えれば自然と無駄に戦わないので大きな経費削減にも繋がります。
「楠山蒸留所」では、森の手入れと収穫を同時にするこの森の林道整備のために伐採した木々を燃料にしています。この蒸留所の燃料を得るためだけに木を伐採することはありません。
国内外含めて化石燃料(≒炭素分)を熱量として使うわけではなく、そもそも大気中に存在していたCO2を木々が取り込んでいたものを火力にしてするだけなので、CO2の増加量はゼロ。これは地球温暖化防止の観点でも非常にメリットがあります。
■蒸留所で生産していくものについて
量は質のうち
当社では大きく分けるとスギ、ヒノキの2種類の針葉樹とカナクギノキという広葉樹の3種類のみの精油を作ります。
現在、昔に植えられ収穫期を迎えた膨大な量のスギ、ヒノキがあり、それらの間伐を進めている最中で、その伐採した樹々の健康な部分だけを厳選して収穫しています。
カナクギノキは敷地内に自然に群生している箇所があり、市場価格も高額。それが自然に生えているので間引きをしつつ充分に精油生産のための収穫が出来るので、この野生の広葉樹の蒸留をしています。
【QUSUYAMA LLC.(合同会社楠山)について】
私たちは、川上に住む者の掟として、農薬も除草剤も使わずに沢山の鳥や野生動物、昆虫、植物が元気に活き活きと生息し水を汚染することなく、大気に大量の汚染物質を排出することなく発展展開をしていきます。
これは近未来的な人の生き方で、これらを事業体として製品を作りながら提唱していきたいと常に考えています。
所在地 : 〒880-0934 宮崎県宮崎市大坪東3-11-5
代表社員 : 吉水 純子
設立 : 2011年4月25日
主な事業内容: 雑貨製品の輸入販売及び卸し業
製造業
天然原料資材製造コンサルタント
OEM製造販売
HP : https://www.qusuyama.jp/
EC : https://qusuyamallc.thebase.in/
<Thousand Snowブランドについて>
全ての製造工程をヒマラヤ山岳民族の方々が担うワイルドグレード及びオーガニックエッセンシャルオイル、卸販売業、小ロットOEM製造販売業、国内に置いての商品企画をコンサルティングしています。
Instagram:thousand.snow
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