プレスリリース
組織・人材開発研修、コンサルティングを提供するインパクトジャパン株式会社(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:戒能 祥哲)は、新任管理職向け研修「MAJOR UPDATE(メジャー・アップデート)」の2021年度版公開講座を11月に提供しました。
本研修は、マネジメントの原理原則を知識的理解から感覚的理解に転換することで「マネージャーとしての新たなOSの獲得」を支援するものです。公開講座最終日、参加者は「変化を起こすチーム作り」や「部下の前向きな姿勢を引き出す」ためのコミットメントを表明し、互いにエールを送り合ったのち各職場へと戻っていきました。今回公開講座は、全オンライン方式でしたが、対面形式、また個社向けプログラムとしての開催も可能です。
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新任管理職向け研修MAJOR UPDATE
■企画の背景
新任管理職を取り巻くビジネス環境は待ったなしの状態だと言えます。突然の役職登用やプレイヤーとの兼務、若年化による経験不足に加えて、現在はコロナ禍におけるリモートワークを交えた働き方に、部下の多様化やタスクの煩雑化が掛け合わされるという、かつてない環境でのマネジメントを求められています。また、感染予防対策によって、多くの企業ではこの2年間、新任管理職に十分な能力開発の場を提供できていなかったのではないかと存じます。
■研修のコンセプト:プレイヤーからマネージャーへOSをアップデート
マネージャーになる。それは本来、未経験の職種に転職したのと同じくらいの大きな変化です。そのため、変化に適応し、能力を発揮するためには、マネージャー自身の「OS(モノの見方・捉え方)の更新」が必要だと私たちは考えます。昇進に伴い、必要となるスキルセットはあくまでアプリケーションに過ぎません。例えば、リモート環境下のマネジメントスキルとして注目されたコーチングやフィードバックも、マネージャーのマインドセットをアップデートした上で活用しなければ、部下の自律を促すどころか逆に依存度を高めてしまったり、部下を意のままに誘導するための手法になり下がってしまいます。OSの更新があってこそ、各アプリケーションを適切かつ効果的に動かすことができます。
■研修の3つの特長:感覚的理解への転換、時間の使い方の変更、関わり方の工夫
本研修は、新任管理職が自分ならではのマネジメントの土台をつくることを目的としています。具体的には、本研修では以下3点をもって、「マネージャーとしてのOS更新」と呼びます。
(1) マネジメント概論を感覚的理解へ転換
マネジメント概論は既に体系化されており、「目からうろこ」のような発見は多くありません。だからこそ、「分かったつもり」になりやすいのです。本プログラムでは、独自の体験学習メソッドを用いて、知識的理解(知っている)を感覚的理解(肚に落ちる)へ転換させていきます。
(2) 時間の使い方の変更
マネジメント概論を理解し、新しい取り組みを始めようとしても、日常の時間の使い方を変えられなければプレイヤー業務というこれまでの慣性に引き戻されてしまい、意気込みは「絵に描いた餅」となってしまいます。そこで、新しく始めることだけでなく、同時に「やめること」「削ること」を決断し、具体的な業務時間の再配分をします。プレイヤーとしての時間とマネージャーとしての時間の配分(プレマネバランス)を抜本的に見直すことで職場での行動変容につなげていきます。
(3) 関わり方の工夫
マネジメントとは、“Getting things done through others.”(他者を通じて物事を成し遂げること)です。そのため、部下育成はマネジメントに不可欠な要素です。部下の「仕事を通じた成長」を実現するため、部下ひとり一人の現状を踏まえて6か月後のゴール状態を設定。具体的な育成方針を策定します。その上で、部下の特性に応じた効果的な働きかけを考えるためのフレームワークを用いて、OJTを通じた部下育成に役立てていきます。
■研修の概要:継続的な学習デザインで職場での行動変容を促進
参加者は研修を通して多くの気づき・学びを得ます。しかし職場に戻り、嵐のような日常に対応する中で、それは薄れていってしまいます。そこで、マネジメントモジュールだけでなくフォローアップモジュールを設定。さらに、モジュールの間には専門スタッフによる1on1サポートを実施することで、新任管理職への手厚い着任時支援を行っていきます。
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新任管理職向け研修MAJOR UPDATE_スケジュール
■11月MAJOR UPDATE公開講座参加者の声
【マネジメントモジュール参加後】
・ 暗中模索で行っていたマネジメントに道しるべを得た感覚である。
・ アクティビティ後、理論に加えて、わかりやすい事例の紹介があったため、自身の職場に置き換えて考えることができた。
・ 通常、研修を受講すると一週間も経過すると失念することが多いが、アクティビティ体験が強く印象に残った。今後業務で課題に直面した際、体験と学びを思い出し、対応を考えることができそう/ゲームを通じて大事なところに気づけた。
【フォローアップモジュール参加後】
・ 前回モジュールを通じて、部下への指示のあいまいさに気づいた。そのためフォローアップ前の1か月間、指示の仕方を変えた。依頼時の指示時間を意識的に取るようにした結果、仕事の進みが格段によくなった。引き続きトライしたい。
・ 特に今回モジュールで、周囲の人に対する「決めつけ」が自身の中にあると気づいた。上司、部下双方との対話の時間を増やし、マネージャーとして情報の結節点の役割を果たせるようになりたい。
・ 「あるべき変化を起こせるチーム作り」にコミットしたい。そのために、周りを巻き込む魅力的なビジョンづくり、チームやステークホルダーと十分な対話時間を作るための時間管理、そして対立を恐れず意見を交わし、最後は決断すること。この3点に今後取り組むと宣言する。
・ 本研修はわかりやすく、なによりアクティビティが楽しいからこそ記憶に残り、そこから仕事に活かせる学びを体得することができたと感じる。翻って、部下とコミュニケーションをとる際にも、相手のスタイルに合った接し方や、なにより「相手を楽しませ、前向きな姿勢を作り出す」観点は非常に重要だと感じた。
■インパクトのPELとVELについて:
本研修は、マネジメントモジュール、フォローアップモジュールいずれも、対面およびオンラインどちらの方式でもご提供することができます。私たちは、対面方式での研修を「Physical Experiential Learning(PEL)」、オンライン方式での研修を「Virtual Experiential Learning(VEL)」と呼んでいます。
対面方式PELでの場づくりおよびオンライン方式VELでの学習効果については、以下より詳細をご覧ください。
【News】更新版_新型コロナウイルス感染拡大防止策:研修の場づくりについて
https://www.impactinternational.com/blog/2020/10/news-f2f-countermeasure2
【Column】なぜ、インパクトのVEL(Virtual Experiential Learning)は他オンライン研修と異なる学習効果があるのか
https://www.impactinternational.com/blog/2021/04/column-what-makes-vel-remarkable
■インパクトジャパン株式会社について
1980年イギリス発祥。Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ開発やチーム開発の研修事業・組織のチェンジマネジメントのコンサルティング事業を提供。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「働く価値のある組織をつくる」ことを組織ミッションとして掲げている。問い合わせは、以下website上部の「問い合わせ」フォームより受付。 https://www.impactinternational.com/japan
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