プレスリリース
大阪府民の健康をサポートするアプリ「アスマイル」に、ビックデータを活用した健康予測AI機能等を搭載〜働く世代の将来の生活習慣病の発症確率を予測〜
株式会社NTTデータ関西(以下、NTTデータ関西)は、大阪府民の健康をサポートするアプリ「アスマイル」を、大阪府に提供しています。この度、「アスマイル」に新たな機能として、ビッグデータを活用した「健康予測AI」の機能や、日々の健康記録を管理する「体温・体調記録」の機能等を、12月16日に追加いたします。
これらの機能を追加することで、自身のけんしん(健診・検診)の結果に、より関心をお持ちいただくことを目的としています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/287792/LL_img_287792_1.jpg
図1 健康予測AI 図2 体温・体調記録
※「アスマイル」は、日々の健康情報(体重・血圧・脈拍等)や生活行動情報(歩数・睡眠時間・食事等)、けんしんの受診情報を記録し、その活動に応じたポイントを貯めることができます。
【追加機能のポイント】
■健康予測AI(図1)
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターと連携し、アスマイル国保会員向けに機能を追加します。約6年分の大阪府域における市町村の国民健康保険被保険者の特定健康診査データ等を基に、機械学習(AI)によって構築した生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧)(以下、3疾病)の発症確率の予測モデルに、アスマイルに連携されている健診結果をあてはめて算出した予測値を提示します。
■体温・体調記録 (図2)
全てのアスマイルの会員向けであり、日々の「体温」と「体調」を記録することで、自身の体調の変化や、新しい生活様式への意識を高めることを促進します
【背景】
基礎的な生活習慣病である3疾病を治療せずにいると、心筋梗塞や脳梗塞、末期腎不全や認知症などの重篤な病気を引き起こす可能性が高まる一方で、個人の生活習慣の改善により、病気の発症を抑えることも可能とされています。
そこで、生活習慣病の発症確率をAIが予測してアプリに表示させたり、「体温」「体調」を記録することで、利用者の行動変容や意識改革に繋げることを目的として、機能追加を行いました。
【追加機能の概要】
●「健康予測AI」の概要(アスマイル国保会員向け機能。図1)
3疾病の将来の発症確率※を、健康予測AIが算出します。
・約6年分の大阪府域における市町村の国民健康保険被保険者の特定健康診査データ等のビッグデータを活用して、機械学習(AI)によって構築した生活習慣病の発症確率の予測モデルです。
・アスマイルと健康予測AIを連携させて、発症確率を算出します。
※直近の健診受診日から、3年以内の発症確率を指します。
●「体温」「体調」の記録項目の追加(図2)
毎日の健康記録に、「体温」「体調」の記録項目を増やし、体調の変化への気付きと、自身の健康や、新しい生活様式への意識を高めるきっかけを作ります。
●その他の機能
(1) デバイス内連携項目の追加
アスマイルと他の健康アプリ(ヘルスケア/googleFit)と連動させることで、体重・睡眠時間・血圧・脈拍の記録が自動で入力される機能を追加します。これにより、利用者の利便性が向上します。自動で、他の健康アプリ(ヘルスケア、googleFit)に連動される項目の追加対象は「体重」「睡眠」「血圧(最高/最低)」「脈拍」で、自動連携が「ON」になっている場合は、手入力・修正は不可となります。
(2) ランキング機能の拡張
アスマイルのランキング機能を拡張し、年代別や市町村別の比較等の機能を追加することで、ポイント獲得へのモチベーションを上げ、主体的な健康活動の推進を図ります。
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