プレスリリース
一般社団法人ARTJAPAN和SOCIETY(所在地:東京都稲城市、代表理事:伊東 正次)は新型コロナウイルスの感染対策を実施し、宝生能楽堂にて、大和絵師の日本画をバックに能楽と邦楽、そしてプロジェクション映像を交えながら、初の能楽堂で見事な日本の文化芸術の融合を表現します。
詳細URL: http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/286874/LL_img_286874_1.jpg
日本の伝統美 宝生能楽堂に集う 1
昨今、凄まじいスピードでグローバル化が進展しています。特にコロナ後の世界を見越して、AIによるシステムの構築や管理が急ピッチで進んでいることは、ここで私が繰り返すまでもないことでしょう。そんな中で、人々の心や魂はどこへ向かうのでしょうか。生と死の領域が曖昧となったデジタルでバーチャル空間で人は生きてゆくことができるのでしょうか。そうした、均一化された社会に埋没して、平準化され、バーチャル的な意味で安定した心を描くこともできます。本当に人々の心はそれに慣らされてしまってよいのでしょうか。
私は懐疑的な思いを抱いています。人々の心が、デジタルに慣らされてゆく一方、その対極にある人間の奥底に潜む魂の叫びが聞こえてきます。
心や魂の問題に何らかの提言や示唆を与える、あるいは、魂の救済を図る最良の手立てを持っているのが「芸術」なのです。芸術は様々な心模様を生の形で扱いつつ、魂をある世界へと誘います。私たちの心や魂を取り扱う「芸術」は何によって、活性化され得るのでしょうか。
それは、一人一人が「己の魂と向き合う」ことです。心や魂と向き合う時間と場を与えてくれるものの一つが「能楽堂」なのです。
また、グローバル化の中での、もう一つの大きな問題は環境破壊です。人間社会は発展の名の下に、自然を破壊し管理してきました。今の環境問題は人間が今まで行ってきた様々な行為の結果です。そんな中、それとは違う生き方を教えてくれるのが日本の伝統文化です。それは、「自然との共生」から生み出されてきた文化なのです。
四季折々、春は桜を愛で、夏には川遊びに興じ、秋には紅葉を楽しみ、冬は雪景色を良とする。自然と共に生きる。決して、人間中心にならず、人間と自然が対決するのではなく、「共に生きる」。それが、日本画や邦楽の根底にある思想なのです。
この三者の伝統芸術がこの度、能楽堂で会い見えます。
果たして、三者が競合するのではなく、融合しながら新しい精神世界を現出し得ることができるのか。
お楽しみいただきましたら幸いです。
■イベント概要
名称 : 「日本の伝統美 宝生能楽堂に集う」
日程 : 2021年12月20日(月)18:00開場18:30開演
会場 : 水道橋 宝生会館
所在地 : 東京都文京区本郷1丁目5ー9
観覧料 : 10,000円
定員 : 490名
出演 : 辰巳大二郎 伊東正次 安島瑶山 阪元沙有理
チケットの問合せ: 一般社団法人ARTJAPAN和SOCIETY(090-6933-5838)
■お問い合わせ先
一般社団法人ARTJAPAN和SOCIETY
担当 : 長尾まこ
電話 : 090-6933-5838
Email: bi@artjapan-wa.org
HP : http://artjapan-wa.org
なお、ロビーホールにて以下イベント開催予定です。こちらも合わせてお楽しみください。
(16:00〜17:45宝生会館ロビー)
■アーティスト展示
・伊東正次、襖絵屏風絵展示
・ドビレイ=ナオミ=フルマニウク(リトアニア、建築士)、インク画
・小笠原由祠(和泉流狂言師)仮面能面展示とレクチャー、デモンストレーション
・岸本雅之、能面展示
■工芸品展示
・Love Japan Brand、苔玉ワークショップ、真田紐グッズなど
・桐箪笥伝統工芸士、飯島勤
「晴天無用」(傘立て作品)
■ビジネス展示コーナー
Unique Brain Lab.
鈴木俊介(株式会社経営技法)
プレスリリース提供元:@Press