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株式会社ウィザースホーム

旧帝国ホテルの歴史的タイルを未来に残す「スクラッチブリックタイル」20年間の開発への工夫と実績で2021年度グッドデザイン賞受賞

(@Press) 2021年11月02日(火)10時30分配信 @Press

2021年1月に誕生20周年を迎えた新昭和グループの注文住宅ブランド「ウィザースホーム」を手掛ける、株式会社ウィザースホーム(本社:千葉県千葉市中央区、代表取締役:神崎 智、以下 ウィザースホーム)は、2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の住宅用外装用品/外装タイル部門において「スクラッチブリックタイル」で受賞したことが、10月20日に発表されましたのでお知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_1.jpg
グッドデザイン賞ロゴ1

審査委員の評価(出典元:グッドデザイン賞 公式サイト)
時代が足早に更新されていく中、本製品のように歴史的にも貴重な当時のオリジナル思考を持ってその技術やデザインを現代に繋ぎ留める行為そのものは勿論、当時の色ブレや風合いを作り出す為の創意工夫として様々なアンコントロールをコントロールするという考えも大変興味深い。また、現代の施工事情にも順応し、厚さを薄くし通気工法とした事で現代でも扱い易い製品へと更新している点も今後の採用を前提にした重要な展開に思える。永きに渡りこの煉瓦が受け継がれることを願って、益々の創意工夫を続けて頂きたい。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_2.jpg
スクラッチブリックタイル(接写)

■歴史ある「スクラッチブリックタイル」の継承で街の美しさを未来につなげる
「スクラッチブリックタイル」は、米国の建築家 フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルを作る際に持込み、その後外装タイル普及のきっかけとなった、スダレ煉瓦の意匠を継承したタイルです。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_3.jpg
旧帝国ホテル

生産性向上という社会の流れから多くの会社で、「スクラッチブリックタイル」が廃番となりました。ウィザースホームは、均一・大量生産設備を使用しながらも、原材料の複数化や段積み方法、焼成条件の設定等、アンコントロールをコントロールする事で、当時の色ブレや風合いを作り出し、その価値を未来に残せるようにしました。
時代を経る毎に深みを増す街の美しさや、所有者の維持管理経費を考えた時、外壁タイルは最も優れた素材の一つとなります。
ウィザースホームは多くの住宅会社の中でいち早く、外壁タイルの家を推奨してきました。

近年、外装材の乾式化が進み外壁タイルの家は減り、特に地方都市ではタイル職人の減少は著しく技能が失われつつあります。現在、日本で建てられる多くの住宅に米国の建築家、フランク・ロイド・ライトのデザインが色濃く残っています。彼のデザインの重要アイテムであるスクラッチブリックタイルを残す事は、真のフランク・ロイド・ライトデザインの継承に繋がり、貴重な歴史的デザインを未来に残すことができると考えています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_4.jpg
外観デザイン1

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_5.jpg
外観デザイン2

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_6.jpg
外観デザイン3

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_7.jpg
外観デザイン4

■20年間、現代の窯や技術を駆使しながら標準設定品として販売するまでに
「スクラッチブリックタイル」は、多数の細い溝の模様があるタイルです。ウィザースホームは「スクラッチブリックタイル」を、軽量化やボード貼化を進める事でより普及する商品へと育て、優れた外装材でありながら廉価に提供してきました。また、4度に亘る窯の廃止やメーカーの倒産を経ながら、現代の窯や技術を駆使して生産・販売を続け、現在では標準設定品として扱えるようにしました。この技術は、販売開始後20年間、頑なに意匠を守り続けてきたことで実現しています。
年数が経過しても美しい状態を保つ外壁タイルは、強度が高く、メンテナンス性にも優れています。当社は、技術の継承とともにタイル貼住宅という価値を残す為に、今後どのように生産設備が変化しようとも、その再現を続けて行くことを目指しています。

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_8.jpg
スクラッチブリックタイル製造工程

【グッドデザイン賞概要】
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会を、よりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。
グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/283382/LL_img_283382_9.jpg
グッドデザイン賞ロゴ2

・主催:公益財団法人日本デザイン振興会
・後援:経済産業省/中小企業庁/東京都/日本商工会議所/
日本貿易振興機構(JETRO)/国際機関日本アセアンセンター/
日本経済新聞社/読売新聞社/NHK/World Design Organization

グッドデザイン賞の詳細はこちら https://www.g-mark.org/


■ウィザースホームについて
ウィザースホームは、1970年に創業し、2×4・2×6工法による住まいを手掛け、45年余りとなる新昭和 グループの注文住宅ブランドです。2021年1月には、ブランド発足20周年を迎え、これを契機に「ウィザース=WITHEARTH(地球とともに)」の原点に立ち返り、「ひとに寄り添い、まちに寄り添い、ほしに寄り添う。」のスローガンを掲げ、「大切な“ひと”に寄り添いたい」と願うことから生まれる想い(エナジー)を、“まち”に“ほし”に強く大きくつなげていく行動を推進しています。さらに、国連が提唱するSDGsに寄与することを目指し、6つのSDGs宣言を掲げています。

ウィザースホーム公式HP : https://www.with-e-home.com/
ウィザースホーム20周年特設サイト: https://www.with-e-home.com/20th/

プレスリリース提供元:@Press

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