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線はどこから芸術に変わるのか?「線のカタチ -Linework-」展を8月28日から開催!

(@Press) 2021年08月11日(水)10時30分配信 @Press

√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー/東京・新宿)は、2021年8月28日(土)〜9月20日(月・祝)までの期間、物故作家から若手作家に至るまでドローイング作品約65点を展示する企画展「線のカタチ -Linework-」を開催いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/270788/LL_img_270788_1.jpg
線のカタチ -Linework-展 メインビジュアル

■本展について
本展は、絵画作品における線の概念に注目し、既成の定義や概念に捉われず、自由に線を描く事をテーマに「Drawing」という表現作品に言及していく展覧会です。
展覧会の企画にあたり、私たちは書家・比田井南谷の作品から多大なインスピレーションを受けました。南谷は、文字を超えた線の形象を追求し「心線」という書芸術の新境地を開きました。長く続くシステムを軸に、しかしそれらに捉われることなく新しい概念で一つの書芸術を確立し、前衛書の先駆者としてその功績は今に続きます。
線描や素描というように広く「線画」と解釈されることが多い「Drawing」は、実は、作家やジャンルによって解釈も表現方法も様々です。南谷のように表現者として一つの枠に捉われることなく、自由な発想で自身の概念を超えて新しい表現の創出につながることを期待して本展を企画いたしました。その線が「芸術になる瞬間」を会場でご覧いただけましたら幸甚にございます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/270788/LL_img_270788_2.jpg
比田井南谷

■本展のハイライト
・書家の描く「線」
本展の企画のベースとなった前衛書の先駆者、比田井南谷の作品は、書でありながら、既存の文字の概念を超越した唯一無二の芸術作品です。「心線」と呼ばれる南谷の表現はまさに絵画的で、その制作手法も独特です。本展では、制作にあたって描かれた大変貴重な下図も展示いたします。
更に、独学で書を学び、抽象表現を極め、今年3月に逝去するまで精力的に作品を描きつづけた篠田桃江の作品も出展。様々な視点から「線画」を検証します。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/270788/LL_img_270788_3.jpg
篠田桃紅

・戦後から現代美術の中のドローイング
戦後から現在に至るまでの美術史の中で、多くの作家がドローイング作品を描いてきました。本展では、藤松博、今井俊満、津高和一、浜田浄等、戦後から現代への潮流を担ってきた作家たちのドローイング作品を出展します。戦後の読売アンデパンダン展への出品をつづけ、前衛的作風で知られた藤松博は「ひとがた」や「旅人」などで知られていますが、同時に繊細で美しい多くの素描作品を残しました。本展では50年代〜90年代のドローイング作品を出展いたします。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/270788/LL_img_270788_4.jpg
藤松博

浜田浄は70年代に版画制作で画壇に登場し、80年代にはがらっと作風をかえたDrawingシリーズを発表しました。このシリーズは、紙に鉛筆で一本一本線を重ねていき、鉛の面を創り出すという「物質変容」を表現したシリーズです。紙とは思えないメタリックな光沢ある面からは鉛筆の線を想像することはできません。気の遠くなるような作業の工程をその作品から是非ご覧ください。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/270788/LL_img_270788_5.jpg
浜田浄

・今後が期待される中堅から若手作家まで、それぞれの「線」
本展ではジャンルや世代を超えた多くの作家がとらえる「線」のカタチを表現した作品を一堂に会します。「自死」や「慰霊」をテーマに創作活動を続け、ワタリウム美術館主催の「水の波紋展2021」では岡本太郎記念館中庭の壁画を出展するなど、活躍の場を広げている作家、弓指寛治は本展でドローイングの新作を発表。また、執筆活動や絵画制作など様々な方面でその才能を開花させている池田剛介や、ユニークなタッチで特徴的な「線」を描く新進気鋭の若手作家たち。
作家たちの感性がとらえ、そして描く「線」は何を表現するのか、ぜひご期待ください。


■開催概要
・企画展名
「線のカタチ -Linework-」展

・出展作家
赤羽史亮、池田剛介、今井俊満、小野理恵、熊谷直人、しー没、篠田桃紅、たんぱく質、津高和一、浜田浄、比田井南谷、藤松博、ペロンミ、星川あさこ、弓指寛治、Sohyun Park、ほか

・会期
2021年8月28日(土)〜9月20日(月・祝)*日・月定休、祝日は閉廊

・会場
√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー)
Address: 東京都新宿区南町6
Tel : 03-6280-8808
Email : info@root-k.jp
URL : https://root-k.jp

・企画展HP
https://root-k.jp/exhibitions/sen_no_katachi_linework

・入場料
無料

・作品点数
約65作品

・主催
√K Contemporary

・協力
天来書院、CAVE-AYUMIGALLERY



■新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、開催内容が変更となる可能性がございます。何卒ご了承ください。
ご来場の際は、マスク着用及び検温、手指のアルコール消毒に御協力ください。


■√K Contemporaryについて
√K Contemporaryは、次世代を担う優れたアーティストを広く紹介していく場として、2020年3月神楽坂にオープンしました。長年にわたり、古美術を通して日本美術の継承と発展に尽力してきた加島美術が手掛けるこのギャラリーには「時空や国境を越えて芸術の本質に触れる場を作りたい」という想いが込められています。

公式HP : https://root-k.jp
Twitter : @rk_contemporary
Facebook : @rootkcontemporary
Instagram: @rootkcontemporary

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