• トップ
  • リリース
  • 『日本CFA協会エシックス・チャレンジ2021』第1回優勝は筑波大学チーム

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

一般社団法人 日本CFA協会

『日本CFA協会エシックス・チャレンジ2021』第1回優勝は筑波大学チーム

(@Press) 2021年07月06日(火)13時00分配信 @Press

一般社団法人 日本CFA協会(以下、「日本CFA協会」)は、6月27日(日)に大学生・大学院生による金融業界の倫理判断を競う国内唯一の大会『日本CFA協会エシックス・チャレンジ2021』の国内決勝大会を開催し、筑波大学チームが見事初の栄冠を勝ち取りました。

エシックス・チャレンジ(Ethics Challenge)は、金融業界の中でも重要性が高まっている資産運用業界において、インベストメントチェーンの各方面で将来の活躍が期待される倫理観のある投資運用プロフェッショナルの育成を目指して、学生向けに開催されるイベントです。大学(院)生で構成されるチームに、資産運用における倫理上のジレンマを含んだケースが与えられ、そのジレンマを発見し、各チームで議論の上、審判員にプレゼンテーションを行ない、審判員からの質問に適格に答えます。審判員は「CFA協会倫理規範および職業行為基準」に照らして各チームを評価した上で優勝チームが決定されます。2018年からCFA協会(CFA Institute)アジア・太平洋地域(APAC)で開始され、今回初めて国内大会を開催いたしました。

今回は次の4大学、7チームが参加しました。

●筑波大学チーム(メンター:ジュンジャン・グ准教授)
●一橋大学Aチーム(メンター:中野 誠教授)
●一橋大学Bチーム(メンター:中野 誠教授)
●明治大学Aチーム(メンター:三和 裕美子教授)
●明治大学Bチーム(メンター:三和 裕美子教授)
●立命館アジア太平洋大学Aチーム(メンター:マイケル・アンジェロ・コレテズ教授)
●立命館アジア太平洋大学Bチーム(メンター:フィリップ・ディーン・パルド教授)

6月20日(日)に開催されたキックオフ・ミーティング(オンライン)の場で出題ケースが提示され、6月26日朝を期限としてプレゼンテーションとサマリーを提出、翌6月27日(日)にジャパン・ファイナル(国内決勝大会、オンライン)が開催されました。ジャパン・ファイナルでは、参加7チームが4人の審判員に対して10分間のプレゼンテーションを行い、続く10分間に審判員との質疑応答を受けます。4人の審判員は、資産運用業界もしくは規制当局での業務経験を有するプロフェッショナルです。厳正な審査の結果、筑波大学チームが全審判員から1位の評価を受けて優勝チームに選ばれました。優勝チームにはトロフィーが授与され、10月23日(土)に予定されるAPAC大会に出場します。
新型コロナウイルスの影響により、APAC大会もオンラインで開催されます。

第1回日本CFA協会エシックス・チャレンジ国内大会を終えて、大会責任者を務めた日本CFA協会理事の岡田 晃理事は、次のように述べています。
「今回は学生チーム同士が倫理判断を競うエシックス・チャレンジの国内第1回ということで、どのくらいのレベルになるか一抹の不安もありましたが、それは杞憂に終わりました。参加した学生チームは、優勝した筑波大学チームをはじめ、非常によく準備され、工夫を凝らしたプレゼンテーションを行ない、開催側の期待に十二分に応えてくれました。学生時代に「CFA協会倫理規範および職業行為基準」を実際的なケースに当てはめて考察する機会を得たことは貴重な経験になったことと信じます。今大会がエシックスという地道なテーマを社会に根付かせるきっかけになれば大変喜ばしいことです。」


日本CFA協会エシックス・チャレンジ2021は、以下の企業・団体様からのご協賛・ご後援をいただいて、開催されました。

<協賛>
平和不動産株式会社

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/266154/LL_img_266154_1.png
平和不動産株式会社

<後援>
Fincity.Tokyo

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/266154/LL_img_266154_2.jpg
Fincity.Tokyo

<参考>
日本CFA協会エシックス・チャレンジ(「エシックス・チャレンジ」)国内大会のルールは以下のとおり規定されています。
【学生チームと指導教官】
・各大学から選出されたチーム(3人)が倫理上のジレンマを含むケースに対して以下の点につき優劣を競う。
・ケースの中でどの事象が「CFA協会倫理規範および職業行為基準」のどの項目に違反しているかを正しく指摘しているか
・なぜそれらの事象が違反に該当するのかにつき、その内容を具体的に的確に説明しているか
・「CFA協会倫理規範および職業行為基準」への違反と、明確には違反といえないジレンマへの対処に関する推奨事項に焦点を当てたプレゼンテーションになっているか
・そのようなアクションは、実務において現実的か、問題なくプロセスにのせることができるのか
・プレゼン資料の質及びプレゼン自体が自信を持って行われているか。
・審判員からの質問に適格に答えているか

【参加資格】
・以下に該当しない国内の大学(院)に在籍する学生。
・キックオフの時点で資産運用業界でコンプライアンスに従事している
・これまでにエシックス・チャレンジに参加したことがある
・CFAの資格を有しているあるいは過去に有していた
・CFA協会に雇われている
・CFAの倫理規定等に違反し、何らかの処罰に服している。違反の有無の審理中

【参加大学への要件】
・各大学からは、2チームまで参加可能
・大学での指導教官がメンターの役割を果たすが、学生への助言には延べ助言時間の上限は2時間とする。指導教官が直接ケースの違反事項等を指摘することはできない

【審判員】(4人)
・プレゼンテーション及び質疑応答の評価・判定は、運用業界あるいは規制当局での経験と実績を有するプロフェッショナルである審判員により行われる(金融庁職員、弁護士、資産運用会社コンプライアンス担当者、証券会社コンプライアンス担当者)
・スコアー表に基づく各審判員の点数により優勝チームが決定される

【参加メリット】
・エシックス・チャレンジへの出場を通じて、参加学生には以下のメリットがあります。
・資産運用業界、あるいは広く金融業界に関心のある学生にとって、資産運用業界のプロが実務で直面するあるいは直面している倫理上のジレンマにはどの様な事象があるのかを学ぶよい機会となる。
・倫理が資産運用においてなぜ重要であるかを学ぶよい機会となる。
・倫理的意思決定のスキルを学ぶ機会を提供する。
・実際に資産運用等に従事しているプロフェッショナルである運営ボランティア、審判員等との交流、そして参加他大学の学生との交流も貴重な財産になり得る。
・発表やチームワークのスキルを上達させる機会となる。


・日本CFA協会 Ethics Challenge ウェブページ
http://www.cfasociety.org/japan/Pages/EthicsChallenge.aspx

・『シンガポールCFA協会エシックス・チャレンジ』のウェブページ
(プロモーション動画を含む)
https://cfasocietysingapore.org/events/university-ethics-challenge/

・『インドCFA協会エシックス・チャレンジ』のプロモーション動画
https://www.youtube.com/watch?v=aOdlN-HuPZ0


<CFA協会について>
CFA協会(CFA Institute)は投資専門職の卓越性と資質の基準を設定する投資専門家の世界的な団体です。当協会は投資市場における倫理的行動の推進者であり、世界の金融業界における知識の発信者として高く評価されています。
CFA(R)(Chartered Financial Analyst:CFA協会認定証券アナリスト)資格は世界の金融界で通用する投資プロフェッショナルの資格で、CFA協会は世界164の国と地域に16万人を超えるCFA資格者を有し、日本CFA協会を含む161のメンバーソサエティが所属しています。

詳細は( http://www.cfainstitute.org )、ツイッター( @CFAInstitute )
またはFacebook( https://www.facebook.com/CFAInstitute )をご覧ください。


<日本CFA協会について>
日本CFA協会は、日本におけるCFA資格者や受験者に対して、専門知識の向上と相互交流の場を提供する非営利組織です。倫理規範および職業行為基準、資産運用や調査に関する専門能力の向上と普及をめざし、会員向けに金融市場、財務会計、経済動向などをテーマとした講演会、セミナー、勉強会などを開催しています。また会員相互間の交流会なども行なっています。

プレスリリース提供元:@Press

このページの先頭へ戻る