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株式会社ブックリスタ

推し登録数50万件・アプリレビュー評価4.83「- 推し活アプリ Oshibana -」。サービス責任者が語る「今日も生きてて幸せ」を増やすアプリの開発経緯と、今後の展望とは

(PR TIMES STORY) 2023年08月02日(水)11時11分配信 PR TIMES

「- 推し活アプリ Oshibana -(以下「オシバナ」)」は、アプリレビュー約10,000件、評価は4.83、推し活を通して「今日も生きてて幸せ」と思える時間を増やすアプリです。また、アプリ内での推し登録数も、現在50万件を突破しています(2023年7月末日時点)。



App Store URL:https://apps.apple.com/jp/app/id1581399897

対応端末:iOS ※iOS14.0以降

公式Twitter:https://twitter.com/Oshibana0487

サービスアイデア・開発中の機能:Trello(https://trello.com/b/E9C5Ac1M

イラスト:藍川蓮(https://twitter.com/aikwarendbiryut)三浦ポパ(https://twitter.com/miurapopa


「オシバナ」を開発しているのは、「エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)」のビジョンのもと、新規事業の創造に取り組んでいる株式会社ブックリスタ(以下「ブックリスタ」)。新規事業開発室の推し活領域に取り組むチームは、推す側の立場から推し活について考え、ユーザーと一緒にサービスづくりを行っています。


今回は、「オシバナ」のサービス責任者である本澤友行に、「オシバナ」にかける想いや開発のエピソード、今後の展開などについて話を聞きました。

「オシバナ」の原案ができるまで



私が個人的に作っていきたい体験は、「他の人からみたらどうでもいいかもしれないけれど自分にとっては大切なものや、気持ちを大切にしたり表現したりできる体験」です。これを軸に、ブックリスタ以前の会社でも、さまざまなサービスを立ち上げてきました。


参考:ビズリーチ転職コラムインタビュー

「人の「内なる世界」に花束を サブカルに救われた私がブックリスタでやりたいこと」


ブックリスタとしては、以下を新規事業開発の条件にしています。

@ 電子書籍関連事業以外の新領域

A「エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)」のビジョンに沿うか(知的好奇心をくすぐれるか? 感動体験を届けることができるか?)

B 事業形態は、できればコンテンツではなく、プラットフォームなどの人が集まる場所や、何らかの熱量の高い人に向けたサービス

C 将来的に利益率が高いか?


このような条件に加えて、当時新規事業開発室は私以外まだメンバーがいなかったので、採用も行いやすくする必要性がありました。こういった制約条件があったほうがアイデアはまとまりやすいので、制約を活かせるような領域や事業開発の方法をいくつか絞りました。その中のひとつが、推し活領域でした。推し活領域で活躍している推し側の人をTwitterで探してインタビューをしていくうちに、「オシバナ」の原案がまとまりました。

推し活領域の広がりを受け、サービスの仮説検証としてのMVPをリリースした

推し活領域のマーケットとして、「クリエイターエコノミー」の市場規模は、国内で1.36兆円(2021年)、世界で約15兆円と言われています。


出典:国内クリエイターエコノミーに関する調査結果

参考:日本初!国内クリエイターエコノミー調査結果を発表(一般社団法人クリエイターエコノミー協会)

参考:Creator Earnings Report Breakdown, Where Are We In The Creator Economy?


このマーケットの広がりとともに、配信サービスやSNSなどの推しがいる媒体と、発売できる商品のバリエーションが増えてきています。推し自体も、たったひとりを応援するというよりも、複数の推しを同時並行に応援するようになりました。これは仕事でいうと、プロダクトマネージャーが複数のプロダクトのスケジュールを管理し、相関のないタスクの優先度を決めていくようなもの。インタビューをしていくうちに、こういった複雑な推しの管理の課題が見えてきました。


さらに、インタビューの中で、推しに関連したもので部屋を満たすことの満足度が高いと分かり、それを擬似的にスマホで実現できたら楽しいのでは、と考えました。ウィジェット機能を使ってホーム画面をカスタマイズすることはできますが、英語のアプリが主流で、操作方法が分からずに諦めてしまった人が多くいることも分かりました。


こうした経緯から、スマホのホーム画面を推し活の情報で満たすことで、ユーザーはワクワクし続けられるのか? という仮説を検証するために、「オシバナ」のアプリをMVP(Minimum Viable Product)としてリリースすることにしました。

MVPリリース後、「最初の1,000人」の獲得はならず。しかし、インタビューやテストへの参加者から徐々に広がり、1,000人を突破

「オシバナ」をApp Storeでリリース後、最初の週は数人のユーザーだけでした。情報収集目的のテストで作ったサービスだったので いわゆる「最初の1,000人」を集めてテストを繰り返せる状態が作れたら嬉しいなと思っていましたが、それも厳しい状態でした。

参考:How the biggest consumer apps got their first 1,000 users


そんな中、TestFlightで課題発見のインタビューをしたり、ユーザーにユーザビリティテストを実施していたところ、参加してくれた方々がTwitterで「オシバナ」のことを紹介してくれました。数十人のユーザーが、Twitterでツイートし始めた頃から、徐々に広がり始めました。

参考:https://min.togetter.com/lB4WY1U


こうしてユーザーが1,000人を超える頃には、通知やメルマガなど、アプリ内のプッシュ施策が何もない状態で、平均的な継続率を超えるアプリになっていました。

・1ヶ月後のアプリ削除率:10%20%前半

・インストールから4週間後のアプリ継続率:18%

・重要視しているタスク達成者の継続率:4週間後47%


そのため、テストではなく、このままアプリを伸ばす方向に変えました。徐々にアプリレビュー数も増え、継続率も改善していく内に、App Storeの「今週注目のApp」としてオススメ表示され、一度に約80万impがあり、ユーザーが一気に増えたこともありました。

参考:https://www.booklista.co.jp/corp/newsrelease/5277/


2023年になってからは、新規事業開発室全体で、雑誌などの取材も増えました。『Ray(2023年1月号)/主婦の友社』や、「日経エンタテインメント!(2023年7月号)/日経BP』などで取材を受けたのですが、取材があったことを既存のユーザーが喜んでくれたのが嬉しく、印象的でした。その他に、ユーザー起点のTikTok 動画が50万再生されたことも。ユーザー同士の紹介経由で使い始めてくれているので、その流れをアシストするようなことを今後も考えていきたいです。

大切なのは、検証と学びに重点を置きながら開発すること

「オシバナ」のチームは、バックグラウンドが全然違うメンバーが集まっているので、事業を進めていく上で共通言語が必要でした。例えば、スケジュールの話をしていて「リリース」という単語がでてきても、会社のプレスリリース、App Storeでのデリバリー、TestFlightでテスターを紹介することなどの確認が必要でした。一番困ったのは、価値や仮説、なぜ作るのか? といった抽象度と重要度の高い共通言語でした。話している言葉は一緒なのですが、後から確認してみると何かずれていて「あーそっちか」となることが頻繁にありました。


そこで、今後入ってくるであろう新規事業経験の少ないメンバーにも分かりやすい考え方として、『リーン・スタートアップ』などのリーンシリーズの考え方を基礎に話すことを試しています。

参考:The Lean Startup | Methodology


『リーン・スタートアップ』は、「サイクルタイムが極端に短く、顧客の望みを中心とする(顧客から望みを聞くわけではない)、意思決定を科学的に行う」こと。速いだけでは駄目で、検証と学びに重点を置きながら開発をしています。検証と学びは、ユーザーとのコミュニケーションと、ユーザーの行動結果のデータから得ています。ユーザーコミュニケーションについては、ユーザー自身がアプリの成長に関われたり、運営と気軽にコミュニケーションを取れるようにしています。


「オシバナ」とユーザーのコミュニケーション:

[常時]

・アプリ内から運営へ共有事項を送れるフォーム

・Twitter(DM・リプライ・メンションなど)

・マシュマロ

・Peing

[不定期]

・アプリ内から運営とのチャット

・Twitter上での4択アンケート

・Googleフォームを使ったアンケート

・ユーザーインタビュー


このようなコミュニケーションは、外部企業などには頼らず、サービス責任者の自分が直接行うようにしています。その結果、返信を考える過程で、ユーザーの意図や慣れている単語、使い方を学ぶことができます。ユーザーが数人の頃から、数十万人規模になった現在も、リアルタイムと即時性を意識しながら続けていることです。


参考:「オシバナ」アプリレビュー

推し活を海外へ。「オシバナ」の今後の展開とは

「オシバナ」の事業開発では、体験を4つに分け、それぞれに指標を置いて検証を続けてきました。

@【共感】「これ、私のためにあるな」 

A【定着】「そうだ、オシバナひらこう」 

B【共有】「ねえ、これ見て」

C【価値交換】「お金を払って継続して欲しいものはこれ」


@【共感】とA【定着】については、一定の数字になってきたので、B【共有(コミュニケーションの体験)】、C【価値交換】に力を入れています。もちろん@とAは今後手をつけないということではなく、この4つについてバランスを見ながら開発を進めていきます。


また、将来的には、Android版をリリース予定です。iOS版と同等規模までくれば、日本国内で100万ダウンロードを超えていくと想定しています。海外在住のユーザーからも問い合わせが多く、海外対応も同時に検討しています。「推し」になる方々はグローバルに活躍している方も多く、一方で、日本の「推し活」という文化はまだ独自の状態。「推し活をすること」自体を海外に発信していきたいです。


参考画像:「オシバナ」海外ユーザーの利用状況

ブックリスタでは新しいメンバーを求めています

現在ブックリスタの新規事業開発室では、推し活領域とショートコンテンツ領域に取り組んでいます。今後も領域が増える予定で、サービスも増やしていきたいため、小さく試すリサーチをしているところです。


サービス開発は、ソリューションありきでは考えていません。ユーザーの状況や課題から考えているので、プロダクトのかたちやマネタイズの方法など、いろいろとこれから考えることが出てきます。


ただ、共通しているのは、一般論やこうあるべきという議論よりも、ユーザーのフィードバック、トラクションの数字を見ながら学習を繰り返し、サービスの仮説検証を行っていること。新規事業開発室では、さまざまなサービスを試し合ったり、海外のニュースなどをSlack上で共有して話し合ったりしています。アウトプットを前提としたインプット(外部セミナーや本を読むなど)を促進する機会として、「学びの共有会」や、特定書籍の勉強会もメンバー内でどんどん立ち上がっています。




新しい価値の創出や課題解決を実現するためには、一緒に働くメンバーが必要です。このようなサービスづくりの組織が好きな方、ぜひ一緒に働きませんか? ご応募お待ちしています。


ブックリスタ/採用情報

PdM・エンジニア・デザイナー積極採用中!


※「- 推し活アプリ Oshibana -」は、株式会社ブックリスタの商標登録です。

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